家族で楽しめ、無料でお土産まで貰える工場見学が雑誌やTVで話題となっています。
ただし、雑誌やTVで紹介される工場見学は非常に人気が高く、予約がしにくいのが現状です。
そこでお勧めなのは、夏休みや家族連休のみ一般向け工場見学を行っている企業です。
このような企業は大きな宣伝もせず、また夏休みの工場見学の場合かなり前もって応募を終了する場合もあり、準備さえしておけば高確率で予約が取れます。
そこで、2014年7月〜8月に私が実際に訪問した、期間限定で家族で楽しめる工場見学をご紹介します。
※公式サイトにおける少人数向けの工場見学の案内は、期間限定ですのでご注意願います。通常は団体用の工場見学の案内が記載されています。
■日産車体
日産自動車の車体組み立て工場。平塚(神奈川県)にある湘南工場が見学コースとなります。
☆WEBサイト
http://www.nissan-shatai.co.jp/ENVIRONMENT/FACTORY/GENERAL_TOUR/index.html
☆申込み方法:WEB経由となります。(6月末には公開していました。)
☆アクセス:工場の近くは駐車場がなく平塚駅から遠いので、駅からバスで行くのをお勧めします。
☆見学内容:ビデオによる会社と工場の紹介の後、ロボットによる自動溶接作業・ベルトコンベヤー上の車体組み立て作業を見学します。
☆感想:ロボットによる自動溶接は圧巻!!目の前でロボットが瞬間的に溶接するときには火花が飛び散り、ものすごい迫力です。
また、組み立てられる車体は注文順でベルトコンベヤーで運ばれるため、一台一台車種が違います。これを人力で間違えずにスムーズに組み立てを行うのですからびっくりします。
私は見学を通じて、自動車を作るのは大変な苦労が必要なんだと実感し、今まで以上に車を大切に扱うようになりました。
☆お土産:工場特製ミニカー(トミカ)、アイスクリーム、クリアファイル、首冷却用おしぼり(工場は熱いため)、工場見学時の集合写真
☆おすすめポイント:自動車工場見学を少人数で受け入れてくれるところは滅多にありません。自動車・ロボット好きにはもってこいです。またバスによる工場内移動も含め、安全性に対する配慮は家族にとって勉強になることでしょう。
お土産のトミカ。
■日清オイリオ
サラダオイルでおなじみの日清オイリオ。サラダオイルを作っている磯子工場(神奈川県)を見学します。
☆WEBサイト
http://www.nisshin-oillio.com/company/kojo/index.shtml
☆申込み方法:WEBに掲載されている電話番号に電話します。(6月末には公開していました。)
☆アクセス:京浜東北線「磯子駅」すぐ。
☆見学内容:見学用の施設内にまず案内されます。油の作り方や原料などが展示されているため、少し早目に到着して勉強しておくと、後の解説が理解しやすいです。
ビデオによる会社と工場の紹介の後、バスに乗って工場の施設外観を見ながら、各施設で行っている作業を紹介します。パッケージング施設には実際バスから降りて、見学します。
☆感想:運が良ければ、油の原料を運ぶ大型船を間近で見ることができ、迫力満点です。
またパッケージング施設ではサラダオイルの充填作業の速さに驚きます。
なお、おまけのアニメを見るとアラビアンナイトで有名な掛け声「ひらけゴマ」がなぜゴマなのかがわかります。
☆お土産:ココア、サラダオイルまたは文房具セット
☆おすすめポイント:サラダオイルが一人一本貰えるため、主婦にはうれしい見学コースです。駅前ですので、工場見学の前後に予定を入れやすいのも魅力です。
■森永乳業
東京多摩工場(東京)では牛乳や粉ミルク、コーヒー飲料を作っています。
☆WEBサイト
http://www.morinagamilk.co.jp/learn_enjoy/factory_tour/factory/tama/
☆申込み方法:WEBに掲載されている内容に沿ってハガキで応募。当選の場合は、ハガキで通知が来ます。(2014年は6月末に締め切りですので注意!)
☆アクセス:西武拝島線「玉川上水」、あるいは立川モノレール「桜街道」から徒歩。
☆見学内容:見学用の施設内にて、牛乳を使って家族全員でカッテージチーズを作ります。その後、生乳をおいしく加工する工程、パッケージングする工程を見学します。
☆感想:子供と一緒にカッテージチーズを作るときは家族全員大はしゃぎ。
生乳の加工だけでなく、牛乳の性質も知ることもできるため、低学年でも楽しめる内容です。また、おいしい牛乳を作るためにはいろいろ高度で複雑な技術や機械が必要なことも学べます。
☆お土産:ジュース、文房具セット
☆おすすめポイント:子供とチーズ作りを体験することで、子供の工場見学に対する興味が深まります。そのため、あまり社会科見学に興味のないお子様にもお勧めできます。
■最後に
工場見学にあたり、募集期間や募集条件(年齢制限など)が決められています。
また、実際の工場見学時にはカメラの撮影の制限、持ち込めるものを制限などがありますので、応募する前に充分に注意事項を読んでおきましょう。
また、工場見学をすることで子供だけでなく家族にとって、その企業や製品の魅力や苦労さを改めて知ることができます。今回紹介した工場見学は大人でも充分楽しめる内容ですので、夏休み前にはぜひ工場見学の情報をチェックしておきましょう!
(工場によっては、夏休み以外にも臨時で工場見学をしている場合があります。詳細が各企業のWEBサイトをご覧ください。)