「立体錯視の最前線」の展示から(2019年明治大学博物館)
写真を整理していたら、2019年に明治大学博物館で展示し、大きな反響があった「立体錯視の最前線」の写真が何枚かあったので、ご紹介します。
特に面白かったのは、鏡に映るとなぜか形が変わってしまうシリーズ。実際鏡の近くに行くとトリックがわかりますが、ここではノーヒントで写真を見てください。
トリックが知りたい方は、明治大学で錯視を研究されている方の本を是非ご覧ください。
写真を整理していたら、2019年に明治大学博物館で展示し、大きな反響があった「立体錯視の最前線」の写真が何枚かあったので、ご紹介します。
特に面白かったのは、鏡に映るとなぜか形が変わってしまうシリーズ。実際鏡の近くに行くとトリックがわかりますが、ここではノーヒントで写真を見てください。
トリックが知りたい方は、明治大学で錯視を研究されている方の本を是非ご覧ください。
電話をプログラミングやAPIで操作することができるTwilioですが、Twilio Questと呼ばれる学習用アプリがあります。
Twilio QuestはMacやWindows用のアプリで言語は英語のみです。ただし、英語は比較的わかりやすいので、英語が苦手な方でも大丈夫だと思います。RPGのようにTwilioに関する数々の課題を解いていくことで点数が獲得でき、レベルもアップします。
まず、Twilio Questは以下のサイトからダウロードします。無料です。
Twilio Questの特典として、後述する最初の章「Basic Traning」のミッションをクリアすると、クーポン券(私のときには$50)をもらえます。そのため、Twilio Questを色々試しても、Twilioの費用は実質無料となります。(*私はTwilio.comでTwilio Questを行っています。Twilio for KDDIで上記のクーポン券が使えるかは試していません。)
Twilio Questで使える言語はNode.jsです。なお、1つの章だけPythonを使う必要があります。参考ですが、Twilioがサーバレスで関数を作成する機能「Twilio Functions」があるのですが、これがNode.jsしか対応していないように、現在TwilioはNode.jsに力を入れているようです。
1.Twilio Questの章立て
以下、各章の概要です。なお、Basic Trainingを行えば、順番はあまり関係ありません。ただ、後ろの章は応用なので、最初の方は順番に解くことをお勧めします。また、 Twilio Questは順次エリアが広がっているので、章が今後追加される可能性があります。
*Basic Traning : Twilioのアカウントの設定などTwilioの基礎的なことを学習する章です。
*Javascript Test lab: Javascriptの基礎的な文法の学習です。執筆時点で入れないエリアがあります。(順次拡大予定)
*Capture the Flag: UNIXのコマンドラインの基礎を勉強します。
*Mysteries of the Pythonic Temple: この章だけPythonを使います。基礎的なPythonの文法を学習します。
*The Flame of Open Source: GITやGithubの使い方を学びます。実際にTwilioが提供するオープンソースにプルリクエストします。
(参考:プルリクエストすると、自動テストで失敗することがありますが、しばらく(数週間)経つと無事マージされます。改善中とのことです。)
*Advent of Code:数々のミッションを行いますが、Twilioというよりも、Node.jsのプログラミングとアルゴリズムの理解を試されます。他の章と違い、ミッションクリアに時間がかかり、難易度も数段上なので、腕に自信がある方は是非トライしてみてください。
*Twilio Messaging: SMSの送受信に関する学習です。
*Twilio Voice: 電話の発信、受信に関する学習です。
*Twilio Studio:電話やSMSの操作をGUIで設定できる「Twilio Studio」の学習です。
*Twilio CLI: TwilioをCLIで操作する方法を学習します。
*Twilio FLEX: Twilioのコールセンターソリューションを学習します。
*Twilio IoT: TwilioでIoTを操作します。(ただし、ハードが必要)
*Twilio SendGrid:Twilioが買収したメールをAPIで操作するサービス「SendGrid」を学習します。
*Twilio Video:WebRTCをTwilioで操作する方法を学習します。
2.Twilio Questの進め方
宝箱やディスプレイがあるところがミッションです。そこでスペースを押すと、ミッションが現れます。
Objectタブにミッションが書かれ、Helpタブにヒントが書かれています。HACKを押して回答します。
基本的にはHelpタブを見れば大体クリアできると思います。ただし、「Advent of Code」はHelpの情報が少ないので、自分で解決方法を考える必要があります。HACKを押して間違うとヒントが出る時もあります。
ミッションによっては、エディタが表示されるので、そこにコードを書く必要があります。
3.感想
TwilioをNode.jsを使って開発をしていたので、難易度は易しい方でしたが、知らなかったTipsも色々ありました。そのため、初心者でも経験者でもTwilio Questはお勧めだと考えています。興味がある章だけ行うのも良いでしょう。
なお、Node.js経験者の方は、Advent of Codeが腕試しにちょうど良いと思います。1問1問頭の体操になります。
眺めのよいスターバックは色々なところにありますが、実は潜水艦を間近に見ることができるスターバックスがあります。
このスターバックスは、神奈川県の横須賀市にあります。横須賀市には自衛隊とアメリカ海軍の基地があり、スターバックスはその目の前にあります。そのスターバックスの名前は「コースカベイサイドストアーズ店」
ショッピングモール「コースカ」に外にあり、2階にあるテラスの目の前には海と基地が広がっています。
*執筆時点で神奈川県のスターバックスは休業中です。再開する日を楽しみにしています。
なお、潜水艦は海上自衛隊に所属していて、アメリカ海軍側の基地(カフェのテラスから見て右側)に停泊しています。
*停泊していない時もありますのでご注意ください。
潜水艦が基地から出るときには、潜水艦の上に隊員が立って、潜水艦が水上を航行するという珍しい光景が見られます。
なお、コースカからは、自衛隊とアメリカ海軍の基地を間近で見られるツアー船が定期的に運航されているので、そちらに立ち寄るのもお勧めです。
学生時代にピアノを10年近くレッスン受けていて、数年前からパイプオルガンのレッスンを受けています。
ピアノとパイプオルガンだと、ペダルがあるかどうかの違いのように思えますが、実は弾き方がかなり違います。
これからパイプオルガンを習ってみたい人や、ピアノとパイプオルガンの違いを知りたい方は是非ご覧ください。
(1)音の強弱の表現方法が異なる
ピアノは打鍵の強さで音の大きさが決まります。一方、パイプオルガンは強く押さえても、弱く押さえても同じ強さの音になります。
では、どのようにしてパイプオルガンで音の強さを表現するというと、強い音は長めに音を弾いて、隣との音の隙間の長さを短くします。
このようにして、あたかも強い音が出ている印象を作ります。
(2)運指が異なる
ピアノでは指を跨ぐような動作をよくします。一方、バロックやそれ以前のパイプオルガンでは、あまり指を跨ぐ動作をしません。
スケールを右手も左手でも2、3の指を交互で動かすことが多いです。(流派によって、指の使い方が異なります。)
(3)音の持続が異なる
ピアノと違って、パイプオルガンは押しているだけ音が出ます。パイプオルガンの曲はそのため、何かの音が持続しつつ、他の音を弾くというケースが非常に多いです。ピアノからパイプオルガンを習う初心者は、私も含めて、音を伸ばすところで途中で指を離してしまうので、結構苦労します。
(4)音の隙間の考え方が異なる
バロックやそれ以前のパイプオルガンでは、先ほどの運指のこともあり、音と音に適度な隙間が空きます。ピアノのようなレガートな奏法は、古い曲ではあまり見られません。逆にピアノからパイプオルガンを習う初心者は、音と音の隙間をあまり空けずに弾いてしまい、のっぺりとした音になりがちです。
(5)パイプオルガンは鍵盤を右手と左手で変えることがある
パイプオルガンは数段の鍵盤がありますが、メインの旋律を弾く鍵盤と伴奏用の鍵盤に大きく分けられます。(鍵盤によって音色[ストップと言います]が異なります。)右手と左手の音色を一緒にしたい場合は、あえて同じ鍵盤で弾くことがあります。また曲の途中で音色を変えるため、鍵盤を変えることもあります。
右手と左手で同じ音域を弾く曲もあり、この場合、弾きにくいので右手と左手を違う鍵盤で弾くこともあります。
なお、私が習っているのはバロックやそれ以前の曲を中心ですので、近現代のパイプオルガンの曲だと必ずしも上記とは異なる場合があることも注意してください。
パイプオルガンの奏法や構造に興味がある方は、「オルガンの芸術」という本が詳しく解説していて、お勧めです。
たまたま本屋に寄ったら、ブルーバックスの新刊「数の世界」が置いてあったので立ち読みした。
タイトルからして整数論の話と思いきや、邦書ではあまり解説書が無い四元数や八元数の解説だったので、思わず買ってしまった。
内容は実数→複素数→四元数→八元数とより次元が高い数の世界を紹介し、最後にさらなる拡張や物理学の応用が書かれている。
数の世界 自然数から実数、複素数、そして四元数へ (ブルーバックス)
数学のレベルとしては、高校レベルがわかれば最後まで読めると思う。
特にこの本で面白いのは、次の2つだ。
(1)四元数、八元数で四則演算の規則が緩やかになっていくのが理解できる。
通常、実数や複素数は、交換則や分配則が守られる。交換則は掛け算に順番が無いこと、結合則は掛け算のかっこに関する規則だ。
ところが、四元数や八元数では掛け算の順番により結果が変わり、さらに八元数では結合則まで崩れていく。
ただ、この演算のルールが緩やかになることにより、四元数では3次元の回転を簡単に表すことができる。
(複数の三次元の回転は、順番によって結果が違うことに注目!)
(2)なぜ三元数は無いのかが理解できる。
実数→複素数となったら、次は三元数と言うのがありそうだが、それは無い。これは、四則演算ができる「体」と言う構造からの要請による。
四元数は最近コンピューターグラフィックで回転や鏡映を計算するのによく使われているので、コンピューターグラフィックで実際プログラミングをする人は読んでおいて損はないだろう。本では四元数によってなぜ回転や鏡映が表せるのか、わかりやすく説明している。
八元数は現在それほど応用されていることはないが(物理学などで応用が始まっている)その後の拡張も含めて読み物として興味深い。
この本の特徴は、八元数の章まで読むと、四元数や八元数の観点から実数や複素数とは何か、と言うことを改めて気づかされることだ。例えば、四元数の逆元を公式を見出すと、複素数の公式と同じ式が出てくることがわかる。すると、複素数での逆元の公式の意味が真の意味で理解でき、新鮮な気持ちになる。
数学には興味があるけども、難しい解説はちょっと苦手という人には、実数での常識的な世界が破られる、四元数や八元数は大きな刺激が与えられるのでお勧めの本だ。