« 第4回Twitter研究会の参加者募集のお知らせ | トップページ | 第4回Twitter研究会(5/18[土])の講演スケジュール »

2013.04.21

Facebookメッセンジャーの音声提供をどうみるか?

「Facebookメッセンジャーアプリに音声メッセージ送付機能」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/04/news018.html

SkypeがFacebookと連携した数年前からこの日が来るだろう、と思っていたけどもやはり。
現在はアメリカでの提供だが、確実に日本にも上陸するだろう。

メッセージだけでなく音声メッセージを提供することで、SNSの付加価値を高めていく。
Lineのようなオンラインの「通話機能」ではなく、オフラインのボイスメッセージ機能を提供しているのは注目に値する。

コミュニティがオフライン化している現在(特に10代~20代)ではボイスメッセージ機能が重宝される可能性が高い。アメリカはボイスメールも日常的に使われているので、かなり人気が出るのでは。

gree/mixiも同じような動きをすると考えられるけども、音声コミュニケーションとの親和性では実名登録が必要なFacebookに軍配があがる。音声コミュニケーションをとる相手は、現時点においても相手を少なくとも実名で知っていることが基本と考えられるからだ。

逆にgree/mixiの場合、匿名をうまく使った音声コミュニケーション手段を提供できるかが非常に気になる。もっともgree/mixiの場合、同様な機能を早期且つ安価に提供するため、自社で音声機能を提供せず、連携可能なAPIを公開しLineなどのツールに音声コミュニケーションは任せる、という可能性も残っている。

(私は他社との連携の可能性の方が高いと思っている。無料通話ツールは乱立気味且つLineの一人勝ち状態なので、市場に参入するには相当な優位性がない限りは厳しい。)

Twitterの場合は一斉同報型のコミュニケーションなので、このような音声コミュニケーション機能を具備する可能性は少ないし、提供しても効果が薄いだろう。

いずれにせよ、ここ数週間のFacebookメッセンジャーの動向には注目すべきだ。

|

« 第4回Twitter研究会の参加者募集のお知らせ | トップページ | 第4回Twitter研究会(5/18[土])の講演スケジュール »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Facebookメッセンジャーの音声提供をどうみるか?:

« 第4回Twitter研究会の参加者募集のお知らせ | トップページ | 第4回Twitter研究会(5/18[土])の講演スケジュール »