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2009年2月の3件の投稿

2009.02.11

第2回SBM研究会のアンケート結果について

第2回SBM研究会では、コミュニティに関わるアンケートとSBMの利用実態に関わるアンケートを実施しました。既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、2つのアンケート結果が公表されていますので報告します。

□コミュニティに関わる調査
IT系勉強会への参加者の意識~ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦

□SBMの利用実態について
第2回SBM研究会アンケート結果~なにかのまねごと

考察は後日したいと思いますが、非常に興味深いアンケートが取れていますので是非ご覧下さい。ただし母集団は「SBMを使っている」且つ「勉強会に参加する」ような人なので、かなり偏りがあることだけには注意願います。逆に言うといわゆるITやコミュニティ活動における「イノベーター」の動向がうまく掴めていると考えています。

そもそもアンケートを実施することは、みずほ情報総研のスタッフの方が勉強会活動についてヒアリングに来たときに、私から提案したものです。コミュニティ活動について具体的にアンケートする機会はそれほどないためです。アンケート結果はクローズドでも良かったのですが、結果を公表することがアンケートに協力した人への最大の利益還元方法ということで公開することに決めました。アンケート結果の引用等については具体的には明記されていませんが、おそらく大丈夫だと思いますので、興味のある方はアンケートを実施した方に問い合わせして下さい。

今後も私が主催するコミュニティでは研究者の方の皆様のアンケートに協力したいと考えています。アンケートを実施したい方は勉強会企画時に問い合わせ下さい。アンケートを実施することが思った以上に稼動とコストが掛かることは知っていますので、なるべく協力したいと考えています。

今回のアンケートは期待以上に成功したと考えています。この機会にアンケート実施条件について考えたことをまとめてみます。

□アンケート企画者の公平性:
アンケート企画者は個人・団体を問わない。商用利用も可能。
□アンケート結果の到達性:
アンケート結果の一部がWEBで不特定多数に無料でアクセスできること。
□アンケート結果の再利用:
アンケート結果は引用先が明記されていれば、個人・団体問わず利用できること。目的は公序良俗に反しない限り制限しない。
□アンケート項目の公平性:
アンケート項目・内容は公序良俗に反しないこと。
□アンケート統計結果の公平性:
アンケートの集計結果は公平・客観的であること。(*本項は考察については範囲が及ばない)
□アンケート結果の審査権:
アンケート項目は勉強会企画者によって審査・コメントできること。
□アンケート稼動の最小化:
アンケート項目数は必要最小限とすること。
□個人情報に関わる規定:
アンケート結果で個人情報を公開しないこと。また個人情報は集計後速やかに処分すること。

他にアンケートの条件等があれば是非コメント下さい。

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2009.02.08

P2Pネットワーク実験協議会第2回シンポジウムのご案内

久しぶりにP2P関連イベントをご紹介します。昨年私も講演したP2Pネットワーク実験協議会シンポジウムが今年も開催します。残念ながら今年は私は講演しませんが、P2Pトラヒックの最適化等興味深い講演がありますので、P2P研究者やP2P技術フリークの方は是非お越しください。私も当日会場にいる予定ですので、気軽にお声掛け+名刺交換しちゃって下さい。色々技術面のディスカッション+相談に乗りますよ。

*ちなみに私はP2Pネットワーク実験協議会のメンバです。(きちんとお仕事で。趣味でやってないです。)

P2Pネットワーク実験協議会 第2回シンポジウム
「コンテンツ配信ビジネスを変革する商用P2Pの最新動向」の開催について

http://www.fmmc.or.jp/news/H101index.html

 

日時:2009年2月19日(木)10:15~17:00(10:00開場)
場所:東京大学 本郷キャンパス 工学部(新)2号館 1階 213講義室

技術屋さんとしての目玉はNTT研の亀井さんとBitTorrent Inc. CEO Eric Klinkerの講演。どちらもP2Pトラヒックの話ですが、前者は私も関わっている日本におけるP2Pトラヒック最適化の話、後者はIETFでのP2Pトラヒック最適化に関わる動向の講演です。P2Pトラヒック最適化はあまり国内で情報が流れていませんので、どちらも刺激的な話となること必死です。

多分国内のP2P研究者、技術者が結構集まるので、そんな人たちと名刺交換やディスカッションしても楽しいことでしょう。

せっかくなので、シンポジウムの後、勝手にP2P技術オフ会企画しても良いかもね。参加希望者が相当数集まるなら企画しようかな。本郷あたりによさげな飲み屋あるかな?

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2009.02.04

「IT技術者のための距離空間入門」を書くためのメモ

仕事で多忙+風邪引いたでBlogを書く時間がないので、いずれ執筆するためのメモ。

・距離の公理
・距離空間の例(マンハッタン距離、積分表示による関数の近さ)
・距離空間でない例(有向グラフの最短ルート)
・グラフの距離と隣接行列の関係
・グラフの直径と次数の関係
・Dijkstra、Floyd–Warshall algorithm
・複雑ネットワークの性質
・ハミング距離
・レーベンシュタイン距離
・ネットワーク遅延における2次元+1次元空間とは?
・ヤング=ハウスホルダーの定理
・MDSとは何か?
・ASホップ数は距離空間か?

まだ何かネタありそうかな?空間情報処理あたりにまだ執筆しそうなことがありそうだ。

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