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2008.12.14

第2回SBM研究会の運営サイドとしての感想

第2回SBM研究会から一週間が経ち、体力的にも精神的にも随分回復したので、「運営サイド」としての感想を書いてみたい。(所謂勉強会の個人的感想はまた後で。)

参加者数はスタッフを入れて170名程度。定員を190名と設定したことを考えれば、土曜日開催としてはキャンセル率が低いと思う。今回はIT系勉強会が数多く同日開催していたということで、SBM研究会に参加することを迷った人が結構多いかと思う。SBM研究会を選んだ方、大変ありがとうございました。

□新たな試み1:P2Pでのライブ配信

当日はShareCastを使ってP2Pライブ配信を実施していた。同時視聴者数は数10人程度で、目標の100人は下回った。ライブ中継をもっと利用してもらうためのプロモーション施策はもう少し考えてみたい。ただ、キャンセルした人が当日ライブ中継を見ていたという場合もあり、ライブ配信は一定の役割を果たしたと考えている。当日の配信の状況について感想等があれば、トラックバックかSBMのコメントで知らせて欲しい。

なお、今後のイベントでは、VODによる配信も検討している。

□新たな試み2:Twitterでのコメント配信

事前に参加者等にはTwitterの@sbm2をフォローして欲しいとの連絡を入れていた。
http://twitter.com/sbm2
フォロー数124名、発言数408名(12/14現在)というのは、一日限りのイベントとしてはかなりの効果が出ていたかと思う。実際私は講演を聴きながらもTwitterの発言が気になり、途中講演が聞けなかった部分もあった。そのぐらい、Twitterの感想は興味深かった。

@sbm2はtwiccoを使っていたのだが、
-発言してから表示するまで、遅延が大きい場合(場合によって10分以上)がある
-発言順序がひっくり返る場合がある
-遅延したコメントが一気に表示されることがある
という点が気になった。イベントでtwiccoを使う場合には、事前に連絡すれば表示遅延をなるべく少なくするような対応をしてくれることをtwiccoには期待している。
twiccoの効果が絶大であることが本イベントで示されたわけで、今後はtwiccoを使ったTwitterライブ中継がより普及されることが期待できる。使った方はtwiccoの効果の程はどうだっただろうか?

□SBM研究会の感想Blog

今回の感想Blog数は、はてブ数3以上のエントリーは

-第2回SBM研究会;68個
(参考)第1回SBM研究会:18個

ということで、大分増えた。これはSBM研究会でSBMを使ってブックマークすることが大分浸透した結果だと考えている。ただし、同じ人が複数回アップしている人がいるので単純比較はできない。むしろ気にしているのは、第2回SBM研究会の方が1エントリーあたりのはてブ数が大きく現象していることである。この原因としては

-アルファブロガーの参加者数が少なかった
-SBM研究会が第2回目となり、イベント注目度が薄れた
-当日多くのIT研究会が開催されていた
-講演内容としてブロガーの心を捉えるまでには至らなかった

等が考えられるが、アンケートを取っていないので推測の域を出てない。是非SBMのコメント欄でこの原因について答えて欲しい。

□次回の試み:Twitterでの参加者募集

次回の試みとしてTwitterで参加者を募集することを考えている。
Twitterに新アカウントを作成するので、そこをフォローすれば参加申し込みが終了となる。これであれば、管理者は参加者数を簡単にカウントできる(フォロー者数)し、参加者への周知もこのアカウントを使えば簡単にできる。またオープンなシステムなため、クローズなMixiを補完する役割も果たす。参加者が定員になれば、Twitterのアカウントをプライベートモードにすればよいと考えている。

本当はSBMを使って参加者数を募集することを考えたけども、参加者に周知をする手段がないので、参加者募集ツールとしては弱いかな、と思っている。

□次回のSBM研究会について

第1回目に比べてアカデミック色を薄らげるように調整したのだが、いかがだっただろうか?アンケートを見ると、その効果がある程度出ているように見えた。
今後はブロガーやSBMユーザの講演を多く取り入れて、バランスのあるSBM研究会にしたいと考えている。

なお、第3回SBM研究会の講師募集は既にMixiで始まっている。興味のある方は是非応募してみよう。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=37838038

・SBMに関わるレコメンド
・SBM事業者
の講演については、私の方から参加者のある方にコンタクトをしたいと考えている。お楽しみに。

□Tomo's Hotineのこれから
これから少しずつSBM研究会や勉強会戦略のことを書いてみたい。

*予定しているエントリー

-なぜSBM研究会を開催したのか?
-ITイベントのライフサイクルについて
-ITイベントのライフサイクルとリーダシップについて

なお、勉強会戦略については、みずほ総研吉川さんのインタビュー記事が掲載されている。こちらもご覧頂きたい。

IT系勉強会をもっと盛んにするには

□耳寄りな情報
第1回SBM研究会が情報処理学会誌12月号に特集として組まれている。研究関係の方は是非ご覧頂きたい。会員の方はそろそろ届くはずだ。

□最後に
次回のSBM研究会は事務局を組織化したいと考えている。私が主催している各種イベント運営については、そろそろ若手に任せたいし、ノウハウを伝授したいと考えているので。そのような若手が新たな新勉強会を立ち上げることを祈っている。興味のある方はMixi経由等で私に直接連絡して下さい。

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