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2008.10.14

はてブによるコミュニケーション形態を分類してみる

SBM勉強会では色々な要因で結果的に「はてブ」をフューチャーすることになってしまった。このことはなぜ多くの人(少なくとも私の周りの人)がはてブに興味があるのか、ということを考えるきっかけになった。私の結論の一つは、はてブのコミュニケーション形態がほかのSBMと大分異なることなんだろうな、と考えている。もちろん、はてな村の人々の趣味やITスキルなども多分に影響していることは否定しない。このエントリーでは、はてブのコミュニケーション形態について俯瞰してみたいと思う。

はてブでのコミュニケーション形態は以下のように分類できると考えている。

[1]自分個人のためのメモ(自分に閉じている)
[2]ブロガーとのコミュニケーションのためのもの。(一方的なコミュニケーションも含む)Blogのコメント欄に近い。
[3]はてブユーザ間のコミュニケーション。

基本的には[1]~[3]の単独あるいは複合で説明できると思う。

[1]についてはそもそものSBMの役割なので説明は割愛。プライベートモードに設定している人はまさにこの形態である。

[2]については、なぜBlogのコメント欄を使わないのか、と考える人もいると思う。それについての私の意見は次の通り。

1)SBMによるコメント機能の簡便さ

Blogのコメント欄にいちいちコメント欄を記入するよりも、SBMで記入した方がはるかにラクである。メールアドレスの記入やCAPTHA認証などを促される必要をない。どのようなBlogでも同じ形態・簡便さでコメントできる。ブロガーによってコメント欄が閉塞されている場合やコメント欄が承認制でも簡単にコメントできるのもこの特徴に分類できるだろう。

2)ブロガーから干渉がない

Blogのコメント欄にコメントを書くと、率直な意見が書きにくいことが多い。SBMというクッションをおけば、(ブロガーがSBMをチェックしない限り)ブロガーから干渉されることは少ない。またブロガーには、SBMへのコメントはブログへのコメントではなく「自分のためのメモです」と言い訳することもできる。ゆえにSBMコメントをブロガーそっちのけでズバッと書くことができる。逆にこれが現在議論されているはてブでのコメント問題につながると考えている。

3)コメントアグリゲーターとしての役割

各Blogにコメントをしても、あとからそれを振り返ることは難しい。ところがはてブの場合、簡単に自分のコメントを参照できることが可能である。

[3]の例については、ウケ狙いのコメントを書いたり、煽り目的のコメントがそれに該当するだろう。はてなスター機能により、他人からコメントがフィードバックされる機会が増え、この傾向はますます強くなると考えている。

[3]で懸念しているのは、はてなスターや他人からのコメントで気を良くして、自分の書きたいことを犠牲して、ウケに走ったり、もっと煽るようなコメントを書いて、結果的に「はてブコメント燃え尽き症候群」になることである。はてブコメントをするのは楽しいけども、書きたいことをまずメインで書きましょう。ウケや煽りはたまにで良いかと。

[3]にはもうひとつ特徴がある。それはコメントの順序である。つまり、ブックマークをつけた人からコメントの順番が決まるということになる。幸か不幸かはてブでは同じエントリーで複数ブックマークができない。そのため、自分のコメントへのコメントにレスをつけることは困難である。SBMによってはコメントへのレス機能が備わっているものもあるが、あまり盛り上がっているとは思ってない。これはSBMに書いたコメントに対して、クリッパーがそれほど強い愛着がないことが伺える。もしクリッパーが強い意志でコメントを書くなら、おそらくそれはSBMではなく、Blogで書くことになるだろう。

はてブとは[2][3]の機能が特に強いコミュニケーションの一形態だと考えられる。[3]については、はてブが他のSBMに先駆けて実践したという感がある。[3]というコミュニケーション形態はどこまで発展するのだろうか?次はクリッパーグループで各エントリーに対して討論(複数コメント、チャットに近い)できるような機能ができようになるのだろうか?
[2][3]を促進するには、各クリッパーに対してお勧め記事をレコメンドする機能を入れることも考えられる。

またSBM研究会でも指摘されたように、SBMの研究においてはコメントまで意識した解析はされてない。タグまでが精一杯である。[3]のようにコメント間の相関について分析するような研究を期待している。

del.icio.usなどを見ると[2][3]のような傾向を見たことが私はない。おそらく日本独自のSBMコミュニケーションの仕方だと思う。逆に言うと[2][3]のようなコミュニケーション形態を輸出して、日本発の海外SBMを作っていくのもアリなのではないだろうか?

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