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2008年10月の10件の投稿

2008.10.30

はてブのコメントに「お題」を設けたらどうだろう?

最近のはてブの注目エントリーを見ると、はてブのネガティブコメントに関するものが多い。

まず、最近のはてブのネガティブコメントに対する議論を分析してみよう。ネガティブコメントがなぜ発生するかは以下のような要因が絡んでいると考えている。

☆はてブユーザの認識

[1]はてブのコメントが、その手軽さからBlogコメント欄の代替となりつつある。
[2]はてブにコメントを書くことは、はてブユーザにとって自分の意見のメモ程度の意識である。つまり、はてブコメントを書く行為はBlog管理人の存在に対する意識が希薄になりやすい。
[3][2]により、はてブコメントとしてネガティブコメントを書きやすくなる。

☆Blog管理人の認識

[4]はてブコメントは、Blogのコメントと違ってBlog管理者が管理できない。
[5]Blog管理人はアクセス解析または、はてブ経由によってはてブコメントをチェックすることが容易に可能である。
[6]Blog管理人は、はてブコメントをBlogのコメントと同一と捉えている。
[7]Blog管理人は、はてブコメントのうちネガティブコメントを非表示あるいは削除したい。

簡単に箇条書きをしてみるとわかるのだが、はてブユーザのはてブコメントの認識がBlog管理人の認識と大分ずれているのがわかるだろう。

結論から言うと、ネガティブコメントの問題というのは、はてブコメントがBlogのコメントとほぼ同様な意義になりつつあるのに、Blog管理人がそれを管理できない、ということにつきるではないだろうか?

□コメントを単に受信することを超えるには?

はてブコメントをコントロールするということは難しい。寧ろ多様なコメントが出るということで色々な意味でフィードバックされていると感じる姿勢が大切である。とはいえ、この多様性という現状をBlog管理者がしっかりと認識するのは、大変なことである。

私の認識では、はてブユーザはITに関してはイノベーターからアーリーアダプターの集団だと考えている。ITの記事をBlogに書く分には意図的にはてブにネガティブコメントをつけるユーザは少ないだろう。しかし、意図的でなく結果的にネガティブコメントになってしまう場合がある。

例えば私のBlogにおけるネガティブコメントの例であげると、こんな感じである。(どのコメントが私にとってネガティブかは見ればわかるだろう。)このコメントは正直とてもショックで且つBlogを書くモチベーションが大いに下がった。しかし、よく考えるとはてブコメントの大多数はポジティブなコメントであることを自分の中で思い出した。

このコメントが故意か故意でないかは問題ではない。結果的にBlog管理人のモチベーションを下げたということが重要なのである。そしてそれから立ち直るのは相当精神的な整理が必要であるということだ。

本エントリーを書いたのは上記の事件を受けたことによる。ネガティブコメントを受けた人は少なからず同じようなショックを抱いただろう。だが、Blog管理人の多くは私のように大多数のはてブユーザがポジティブなコメントをしていることを思い出し、そのショックを乗り越えているではないだろうかと考えている。しかし中にはBlogを続けることを止めたり、Blogのエントリーを思うように書けなくなった人もいるに違いない。

ちょっと回りくどくなってしまったが、Blog管理人は、多かれ少なかれはてブのネガティブコメントに悩まされている。そして現在のところ、はてブのコメントの多くが良質であること(と私は信じている)を思い出し、その悩みから断ち切ろうとしている。

ところでここで視点を変えてみたいと思う。先ほどまではてブコメントをBlog管理人が制御できないといったのだが、本当にそうなのだろうか?はてブユーザの高いスキルと行動力を活かして、擬似的にコメントを制御することはできないのだろうか?

私が考えた解決方法とは、はてブコメントに対してお題を設けることである。例えばコメントに対して条件を提示するとか、あるいは「このようなコメントを書いて欲しい」とBlogに明記することがあげられる。

具体的に言うと

☆パターンA:「コメントの制約」
例:今回のはてブコメントには、著作権の問題については書かないで欲しい。

☆パターンB:「コメントのテーマの設定」
例:今回のはてブコメントは、Winny利用によるメリットについて伺いたい。

この2パターンが基本的なものだと思う。コメントの範囲を絞ることによりBlog管理人はネガティブコメントを抑えることに成功し、且つはてブのネガティブコメントがあったとしてもロジック的、建設的なものになると思う。

もちろん、このようやコメントの誘導をしても、きちんとBlog管理人の意図通りにコメントしないユーザは多数いるだろう。これはやってみないとわからない。

せっかくなので、今回はてブでコメントを頂ける方に対してお題を設定したい。
もちろん、本エントリーで提案した「お題」というのがはてブにどの程度効果があるかをみたいということもある。

お題:ネガティブコメントに悩まされたことはありますか?それはどう解決しましたか?

これ以外にも本エントリーで感じたことをどんどん書いて欲しい。今後のエントリーの参考にしたい。

□最後に:コメントをする際の気をつけて欲しいこと

次のフレーズはティーチングやコーチングの研修を受ける際によく言われることである。

「事実について批判をすること。人格を批判してはいけない。」

人格を批判することはその人の存在を否定することにつながる。

これはコメントをする際に当てはまる。ネガティグなコメントをする際には何に対して(What)どこ(Where)を批判しているか明確化すること。Blog管理人自体を批判しないこと。そして可能であればネガティブコメントに対するフォロー(ポジティブなコメントも混ぜる)もしよう。

そうすれば、Blog管理人はそれが自分のBlogエントリーの内容の一部に対して批判を受けていること、Blog管理人自体を批判しているわけではないこと、Blogに対して(ネガティブコメントであるにもかかわらず)きちんと読んでいますよ、という合図になる。Blog管理人は安心してBlog記事を書くし、建設的なネガティブコメントは逆にBlog管理人のモチベーションを高めるかもしれない。

良質なBlogエントリーが数多く生まれることは、はてブユーザにとって刺激的なことだ。はてブユーザのちょっとした気持ちの持ち方で、きっとBlog管理人もはてブユーザもより快適になれるはずだから。

はてブを通してBlog管理人とクリッパーがもっと素直に意見交換できて、Blog管理人がより良質な記事を生み出せるようなフェーズになるといいな。私ははてブとはてブユーザを信じている。










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2008.10.26

Blogに新記事を書いたときの周知戦略

最近Blogエントリーのはてブ数が10を超えるようになってきた。このことはもちろん読者の皆様のお陰であるし、アルファクリッパーであるotsuneさんやP2P todayさんらにも感謝している。

さて、最近アクセス数が増加傾向にあるのは、新しい記事を書いたときに周知する手段を広げたことも要因の一部だと思っている。今日は私がBlogで新記事を書いた時の周知方法を紹介したい。

□Mixi日記にBlogエントリーを書く

私の場合、現在マイミクが150人いる。1日あたりにMixi日記を見てくれる人はユニーク数で40人ぐらい。日記にBlogのエントリーを書いて、そのうち実際にBlogを見てくれる人は10人程度。

Mixi日記の特徴は簡単に情報を拡散することができることだと思う。背景としてRSSリーダーを使いこなしている人は、はてな村が思っているほど多くないことを挙げたい。Mixi日記にBlogエントリーを書くということは、実は(マイミクに対しての)擬似RSSリーダー機能を実現することにほかならない。Mixiであれば一日に何度も日記を覗く人も少なくない。当然私の日記の情報も目に入る。

Mixi日記を使う違う特徴として、マイミク同士で気軽にコメントができることを挙げたい。はてブでも擬似的なコメント機能を実現できるが、Mixi日記ならもっと気軽に、そしてぶっちゃけ話なども書くことができる。またマイミクは所謂ギークな人が多いので、数多くの示唆に富んだコメントを頂いている。

ここで注意点としては、Mixi日記にBlog全部を書いてはいけないこと。要点や一部だけ書くことで、Blog記事自体に読者を誘導することが必要だ。そうしないと、マイミクはBlogをきちんと読んでくれないし、記事にはてブもしてくれない。

□MixiコミュニティにBlogエントリーを書く

DHTネタについては私が管理しているDHTコミュニティーに投稿している。(参加者数600人)Mixiコミュニティのユーザ嗜好とマッチする記事はBlogを読む確率も高くなる。大抵エントリー毎にコミュニティ経由で20程度のアクセスがある。

もうひとつだが、すべてのエントリーはTomo's Hotlineコミュニティーに投稿している。(参加者数140人)エントリー毎に10程度のアクセスがある。

Mixiコミュニティに投稿する特徴はMixi日記とあまり変わらないので、説明は割愛する。
一つ注意点を挙げておこう。Mixiコミュニティの嗜好を間違えたり、複数コミュニティに投稿するとコミュニティユーザーから顰蹙を買う場合があるので、気をつけよう。

□TwitterにBlogエントリーを書く

こちらは字数の制限からエントリーのタイトルとリンクだけ書く。現在フォローされているのは100人程度で実際Blogエントリー記事を書いたときのBlogへのアクセス数は数程度。こちらはまだ効果が薄いようだ。私はTwitterで記事を書くことがあまりないので影響は小さいけども、Twitterに頻繁に書き込む人には大きな効果があるだろう。
ちなみに私のTwitterページは http://twitter.com/toremoro21 です。是非フォローをお願いします!

□はてブでセルフブックマークをする

最近始めたのははてブでセルフブックマークをすること。携帯経由で自分自身で記事を見返すことが簡単になる。もうひとつは、セルフブックマークにコメントをすることで、はてブ経由でたどり着いた人やまさにはてブでブックマークしようとする人に付加情報を伝えることができること。

まだ「付加情報」については、はてブをチェックするぐらいのインセンティブはないけども、少し戦略を練ってBlog本文だけでなく、はてブ情報までチェックしたい!と読者に思われるようにしたいと考えています。

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2008.10.25

Operaのブラウザー戦略を考える~Operaオフィスツアーを企画して

ちょっと前の話だが、10/10(金)にブラウザーでご存知のOperaオフィスツアーを開催した。

P2P技術者コミュニティからのゲスト13名が東京オフィスを訪問
Operaはブラウザじゃぁなかったんだよ!「オフィスツアーOpera編(2008/10/10)」
10/10にOpera見学ツアーに行ってきました

SBM研究会のように、オフィスツアーの感想や関連記事は[オフィスツアー]タグでクリッピングしている。

はてブ[オフィスツアー]タグの記事

さて、オフィスツアーの内容については既に素晴らしい記事があるので、ここでは私が考えるOperaのブラウザー戦略について述べたい。

□最新Web技術に対応、ゆえに!

Operaは数多くの最新Web技術に数多く対応している。ローカルコーディネーターとしてお世話になった市川さんのBlogを引用すると、Operaは「Javascript、Web Forms、SVG をはじめとする、昨今話題な“HTML 5”をふくめた最新ウェブ標準技術」に対応、とのことである。そしてOperaがW3CなどのWeb技術の標準化作業に大きな役割を果たしているのも忘れてはならない。

さて、参加者が一同に驚いたのが、通常のブラウザーであればjavascriptやFlashでしかできないことが、OperaではHTMLを数行追加するだけで実現してしまうことである。サイト運営者が実現したいことが簡単にできるということは、Webサービス事業者によってとても魅力的なことだ。更にOperaは標準化を先取りして実装している機能も色々ある。

このように書くとOperaは技術力が高い企業であることがすぐにわかるだろ。しかしこの標準化あるいはドラフト仕様をいち早く実装することは、「技術力のアピール」だけでない「ビジネス面での戦略」が大きく隠されていることを指摘したい。

まず、標準化を先取り実装することはリスクがある。というのも他のブラウザーがまだそれらの最新技術を実装してないと、WEB作成者がその技術を容易に採用するとは思えないからだ。ただし、「アレ」のケースを除いては。

その「アレ」とは組み込み系である。OperaはWii、Nintendo DSi,携帯電話、スマートフォン等多くの組み込み系ブラウザーを提供している。PC版のブラウザーとは違い組み込み系は何らかのロイヤルティが機器メーカーからOperaに支払われると考えられる。つまり、組み込み系へのブラウザー提供はOperaにとって「儲けられる」魅力的な分野である。また組み込み系の世界では利用するブラウザーは原則一つに絞られる。つまりブラウザー主導のWeb技術の世界が広がっている。

さて、組み込み系サービスクリエーターによって頭が痛い問題は「効果的なページ」を「いかに容易に」作る方法を模索する必要があることである。PC版のようにjavascriptやFlashを使うことも考えられるが、Operaが採用している最新Web技術を使えば劇的に簡単にページを作る必要が可能である。さらにその最新Web技術を使えるのは現状Operaだけなので、ブラウザーの差別化ができる。もう少し言うと、Operaが実装している技術は標準化団体で採用・検討している技術である。つまり、独自に勝手に考えている技術ではありませんよ、と組み込み系メーカーに言える事も大きな強みといえよう。標準化というのは、グローバルな世界、中長期的な製品ライフタイムを考慮する上で欠かせない問題であるのだ。

まとめると、

・Webサイトを簡易に作成できる(おそらく組み込み系を意識した)Web技術標準化に力を入れている
・上記Web技術をOperaが先駆けて実装している
・グローバルな企業なため、各地域のローカライズが可能。つまり、グローバルな製品に対応できる

により、組み込み系ブラウザー市場においてOperaは優位なポジションを維持することができるだろう。

□単なるBitTorrent機能を超えて

私はP2P屋なのでOperaのBitTorrent機能についても書いておきたい。

まずBitTorrent機能をうまく使えば、Operaのバージョンアップなども高速に行えるだろう。このことはユーザーの利便性を増すだけでなく、Operaのダウンロードサーバの負荷を大幅に軽減することを指す。

さて、ブラウザーの視点を少しはずしていこう。私が注目したのは、やはり「組み込み系」である。

ご存知の方も多いと思うが、最近コナミのオンラインゲームの一部がBitTorrent機能を実装している。理由はゲームのパッチ配布をBitTorrentで行うからである。ところで、各ゲームメーカが追随してBitTorrent機能を実装するのは、ゲームプラットフォーム屋として見た場合、とても効率が悪い。

そこでゲーム機器メーカーがBitTorrent機能を実装することが考えられる。しかしもう一つより簡単にBitTorrentプラットフォームを提供できる方法がある。それはOperaのBitTorrentコンポーネントを利用することである。

もし、OperaのBitTorrentコンポーネントが他のアプリケーションやOSから利用できれば、そのゲーム機器やゲームソフトはBitTorrent機能を実現することができる。デリバリーとしてはゲーム機器メーカーがBitTorrentコンポーネントをコアとして有する方法と、各ゲームメーカーがゲームソフトの中にコンポーネントを有する方法の2つがあるだろう。しかしブラウザー利用との親和性から言って、前者の方が望ましい姿だと考えている。

組み込み系の世界を離れて、BitTorrent機能を活用できるもう一つの分野は端末間P2P通信である。Operaを使えばブラウザーの中で閉じたP2Pの世界、つまりブラウザー間直接通信が可能であろう。ブラウザーはクライアントにもサーバにもなり、それによって多様な世界が生まれる可能性がある。

ブラウザー間直接通信で広がる世界と課題

□あとがき

ブラウザー、というと高速表示が話題になることが多く、それを踏み越えた技術にはなかなかウォッチできない人が多いだろう。特に標準化動向というと、単なる技術問題でしょ?と片付けてしまう。しかし標準化動向を注意深くウォッチすると企業のビジネス戦略が垣間見れることがしばしばある。

Operaの最新版ブラウザーは高速表示だけでなく、最新Web技術を先取りして体験することができる。Operaを使えば、Operaの戦略が見えるだけでなく今後Webというのがどの方向に進むのかぼんやりと見えてくるだろう。それは3年後のWebサービスを考える上で重要な経験になるはずだ。

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2008.10.23

はてブ数とアクセス数の関係を数式化してみる

突然だが、1日に「1万アクセスあった場合」と「100個の被はてブ」があった場合とどちらがうれしいだろうか?現時点では躊躇いもなく「100個の被はてブ」と言うだろう。それはなぜだろうか?

随分前のエントリーで恐縮だが、[Blog]私がアクセス数よりもはてブのブックマーク数を気にする理由という記事を書いたことがある。このエントリーではてブがBlogの質の指標となるのではないか?と提案して議論になったことがある。このエントリーを振り返り且つ少し補足しながら被はてブとアクセス数の関係について数式化してみたい。

まず、私のBlogにおける1日のアクセス数は数百程度である。エントリーをした日やその次の日は千に近いこともある。そして時々千を超えることがあるのだが、その原因は必ずといって良いほど人気サイトやBlog等からリンクが張られているときである。ちなみにGIGAZINEからリンクを張られたときには過去最大級のアクセスがあった。

GIGAZINE:P2P型の匿名掲示板は今、どこまで開発が進んでいるのか?

さて、アクセス数が増えることはうれしいのだが、それ自体ではあまり満足する気にはなれない。なぜかというと、私のBlogを見た閲覧者がどのような感想を頂いているか、あるいは記事に満足しているか、心に残っているのか私にはわからないからだ。

ところがはてブの場合は違う。クリッパーが記事に「はてブ」をすることは、そのエントリーにおいて、クリッパーがはてブをするだけの心を動かされた「何か」があることを指すと考えている。その何かというのは大抵は良い方向であるが、中にはネガティブなものもあるだろう。いずれにせよ、クリッパーはそのエントリーが印象的に頭の中に残ったのだ。はてブでタグやコメントを見ると、クリッパーがどのような感想を持ったのかという手がかりにはなる。

もう一度整理しよう。

□アクセス数の増加:
人気サイト等からのリンクと固定ユーザが主原因。閲覧者はリンク先の記事(つまり自分のエントリー)が本当に印象に残るかはリンクをクリックした時点ではわからない。

数式で書くとこんな感じかな。

アクセス数=Σリンク元ページのアクセス数×リンクをクリックするような記事内容+固定ユーザ数(式1)

第2項は0~1の値を取るパラメーターで、たとえはリンクを張っていても閲覧者がリンクをクリックする気がないような記事だと0、逆に全員がクリックするような記事だと1になる。固定ユーザ数とはRSSリーダー等でBlogをエントリー更新毎に閲覧する人の数である。精度を高めるには上記式に検索サイトからの誘導を加味する必要があるだろう。

アクセス数を見ても、閲覧者がどのようにエントリーを感じたか判断できない。アクセス数からわかることは、そのエントリーがどこまでリーチしたかということに過ぎない。

□はてブ数の増加

上記のアクセス数の式から見ると

はてブ数=アクセス数×はてブをするような記事内容(式2)

第2項は0~1の値を取るパラメーターで、たとえはアクセス数が多くてもクリッパーがはてブする気がないような記事だと0、逆に全員がはてブするような記事だと1になる。
(アクセス者全員がはてな村の人ではないので、本当はこれになんらかの比例定数がつくことになる。ただし単純化のため、その比例定数を1(つまり閲覧者すべてがはてな村の人)としておく。)

(式1)(式2)から

はてブ数=はてブをするような記事内容×(Σリンク元ページのアクセス数×リンクをクリックするような記事内容+固定ユーザ数) (式3)

ところで、ブロガーが記事の中にリンクを書くことは、クリッパーがエントリーをはてブすることと似ているのでないだろうか?そこでここで大胆な仮定をする。

リンクをしているサイト数=はてブをするような記事内容×比例係数

この仮定に従うと

アクセス数=はてブをするような記事内容×比例係数×(平均)リンク元ページのアクセス数×(平均)リンクをクリックするような記事内容+固定ユーザ数

ゆえに

はてブ数=はてブをするような記事内容の2乗×比例定数A+はてブをするような記事内容×固定ユーザー数

という結論となる。
この結論で面白いのは、記事内容がはてブを強く誘導するような記事だとはてブ数は通常エントリーよりも随分大きな値を取るということである。(記事内容と2乗の関係)逆にそこそこ記事内容が良いぐらいでは、はてブ数はそんなにブレない。(記事内容と比例関係)それは固定ユーザによる影響である。

ここで、はてブをするような記事内容=記事が秀逸という結論をするのは早計かと思う。なぜならはてな村の母集団の特性を考える必要があるから。はてな村の関心特性と記事内容の関係を整理する必要がある。ただ、IT系の記事をエントリーすることに限れば、はてな村の母集団を考慮して、はてブをするような記事内容=記事のクオリティ、と考えても大抵は良いのではないだろうか。

あと式に含まれている固定ユーザ数は長期的に見ると変動する。固定ユーザ数は以前までのエントリーの内容と頻度が大きく影響するから、簡単には数式化できないが最終的には

はてブ数=はてブをするような記事内容の2乗×比例定数A+はてブをするような記事内容×関数[更新頻度、(今までエントリー)Σはてブをするような記事内容]

といった感じになる。

結論ですが、はてブ数を稼ぐには、記事の内容をしっかり吟味することと、継続的に良質的な記事をこまめに書きましょうということが言いたかったのでした。












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2008.10.20

ブラウザー間直接通信で広がる世界と課題

先日、「P2Pアプリがブラウザー上で動作する!?」 というエントリーを書いたが、Skypeの解説本著者として知られ、今はアメリカで某検索エンジン企業に勤めているIKeJIさんから興味深い記事を紹介してもらった。

ブラウザというプラットフォームの為の基礎技術~ブラウザ間通信~

とても興味深い。是非P2P勉強会で講師として話して欲しいぐらいだ。
技術的には
・JavascriptだけでなくActionscriptも併用。
・ユーザはProxyサーバを立てる
といった感じ。Proxyサーバを使うのは、Javascript+ActionscriptだけではTCPの待ちうけができないため。(現在の検討では。)

本当はProxyサーバを立てずにできればすごいのだけども。この辺りは他の人の考察待ちかな。JavascriptやActionscriptでUDPがうまく使えれば話はまた変わるかも。UDPができればUDP hole punchingとかもできてNAT越えがやりやすいのだけども。あとは接続の問題も簡略化できる。

さて、仮にJavascriptやActionscriptだけでブラウザー間通信ができたらどのような世界が広がるだろうか?今日会社から家に戻る間に考えてみた。

□何ができるのだろうか?

☆Webサーバの負荷分散、キャッシュ
Webサーバからのリダイレクトによって、一部の処理を他のブラウザーが肩代わりすることはできそうだ。既に閲覧したコンテンツを他のユーザに見せたり、重いページの表示を軽くするために使ったり。これが一番実用的かも。

Ajaxとかに応用できると楽しいけども、ブラウザーがそのコンテンツを利用している時間(生存時間)が課題かな。生存時間が短いようなコンテンツにはこの方法は向かない。ブラウザーがもう他のページに移っているとこのシステムが利用できないので。

☆双方向コミュニケーション
紹介した記事にもあるようにチャットができるだろう。Javascriptだと音声を扱うのは難しいけども、Actionscriptをうまく駆使したらなんとかなるかな?(楽観的な予想というよりも希望)

☆コラボレーション
複数人で編集できるような簡易なページ(例えばWikiやスケジューラー)を作ることも可能だろう。BBSやアンケートページもこのカテゴリーかな。

☆グリッド的なアプローチ
ブラウザーによってなんらの計算をさせることも可能だろう。でも何をさせるとうれしいのかはまだ自分の中で整理できてない。

□何が課題なのか?

☆NAT越え
TCP hole punchingのようなSocket周りをゴリゴリいじる事をJavascirptやActionscriptによって実現するには正直厳しい。端末がグローバルIPアドレスを使えるかどうかで、適切な端末が通信をリレーしてあげることが必要だろう。(Skypeのリレーノードみたいな感じ。)ちなみにTCP hole punchingはそのうち解説する予定。

☆セキュリティ
Javascriptでサーバ機能を作るとなると、当然その部分がソースが平文で見える。となると、攻撃者によってソースを解析して意図しない動作をさせることは比較的容易に実現できると考えられる。対策としてJascriptソースの隠蔽が考えられるが残念ながら完全に隠蔽できることは難しい。

ええもん屋 ラボ:Javascriptの隠蔽

ゆえにJavascriptの完全性の担保をすることが解として考えられるが、これも難しそうだ。
不測の事態に備えてクライアント側でJavascriptによるセキュリティ対策が必要となるだろう。

☆コンテンツの永続性
たとえばチャットやWikiなどをこのページで作ったとしても、この機能だけではその内容を維持することは難しい。なぜならあるページにおいて閲覧している全員のブラウザーを閉じてしまったらコンテンツは消えてしまうから。何らかの形でコンテンツをサーバにアップすることが必要だろう。

☆Javascriptエンジンにまつわる課題
ブラウザーの作りにもよるが、Javascript+Actionscriptによるプログラムの暴走、多くのブラウザーからのアクセス、攻撃者によるアタック等によってブラウザーが耐えられるかという課題がある。ChromeのようにJavascriptエンジンがマルチスレッドであれば問題ないかもしれない。

時間があまりなかったので今日はここまで。もうちょっと考えてみよう。
いずれにせよ、ブラウザー間通信は旬になりつつある。考えてみると研究的にも開発的にも面白いと思うよ。

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2008.10.19

「学会系研究会」 v.s.「 プライベート勉強会」を超えて

最近色々なBlogで勉強会に関する考察のエントリーが多いようだ。もう忘れてしまったが、その中で学会系研究会の状況について危機感があるんだ、といったような記事があったと思う。事実学会系研究会はプライベートな勉強会に押されている状態である。この事態は学会系研究会に参加し、且つプライベートな勉強会を企画している私にとって非常に興味深い。いったいどうしてそのような状況になったのだろうか、私なりに整理してみた。

その前に学会系研究会の状況をまず俯瞰してみよう。

☆ある学会系研究会の例

□講演日時と周知方法
・学会には複数の研究会が存在する。その研究会のWebページに研究会の開催時期や募集方法が掲載されている。一般に月1回程度で研究会が開催される。研究会の一回あたりの開催期間は2~3日ぐらい。

□開催場所
・地方大学で開催されることが多い。1年に2,3回ぐらいは東京や大阪などの大都市で開催されることもある。

□講演の条件
・学会に入会していることが前提。学会の年会費は1万円程度。学会によっては推薦人が必要。
・別刷りを買う必要がある場合も。数1000円程度掛かる。
・期日までにWord等で原稿執筆する。書き方は論文とほぼ同じ。研究会では6ページ程度が多い。
・当日はプロジェクターを使って講演する。講演時間は20分、うち5分は質疑応答。

□講演の審査
・基本的に審査はなし。どんな内容でも発表できる。(といってもあまりひどい内容だと自分が恥をかくことに。)

□講演の聴衆者数
・開催会場や時期、研究会によってまちまち。数10人程度が多い。
・聴衆者の参加費は無料。
・懇親会があることも。
・アカデミックで「有名な」人がいる場合も。でも参加者は名札とかをつけてないので、誰が誰だがサッパリわからない。何度も行って常連にしておくと後がラク。

□講演原稿が欲しい場合
・予稿集を会場で購入する。2~3千円程度。
・講演原稿がWebで一般に公開されることはほとんどない。数年後にCiNiiに載る場合はある。

これから所謂勉強会と学会系研究会を比較してみよう。

□講演者と参加者の間口の広さ
これは圧倒的に勉強会に軍配。勉強会は講演者、参加者ともに参加条件がない、あるいは低い場合が多い。それに比べて勉強会は学会の人、それもその研究会に参加している人のみを一般的には対象。自然と身内同士の発表会となってしまうことも多い。勉強会の場合、講演者と参加者が自然とバラエティに富む。これも勉強会の良いところ。

□講演者の負担
これも勉強会に軍配。研究会の場合、原稿を数ページ執筆することが必要だが、これが非常に大きな負担となる。論文並みにロジックや文章表現を推敲するので、イメージ以上に稼動がかかる。それに比べて勉強会では講師がパワポを作るだけ。講演しやすいわけです。

□講演テーマのバラエティ
勉強会に軍配。研究会の場合、月別でテーマが決まっているが研究会のミッション自体が非常に大きいので、テーマが大胆に絞ることができない。勉強会は必要に応じてニッチなテーマで開催できる。また勉強会は開催者がたくさんいるので、個性のある勉強会が多い。

□講演計画の立てやすさ
これは学会系研究会が有利。通常半年以上先のスケジュールやテーマが決まっていることが多い。そのため、どの研究会にどのテーマで出すか決めやすい。つまり講演することが一つミッションとなっている人(例えば研究者やマスター、ドクターなど)にとってはとてもありがたいことである。一方勉強会はいつ開催されるかわからない、場合によってはもう開催されないかもしれないというリスク要因がある。

□講演後の対外評価等
これは難しい。どっちもどっちかな。アカデミックなところで発表すると、あとで業績リスト等で言えると言う利点はある。でも最近は私の勉強会で講演した人の多くは自分の業績リストで私の勉強会で講演したことを書いているので、あまり大差なくなっているかもね。
あと、勉強会の場合、プレゼン資料等が即時にWebで公開されるといのは大きい。今時研究内容なんてググッて調べるから下手な論文誌よりも勉強会プレゼン資料の方が注目されることの方が大きい。

でも研究会原稿のように何らかの形で業績を文章化し公表することは重要なことだと思う。他の人が詳細な内容を閲覧することができるし、結果的に書いた人自身にフィードバックできる。講演がリアルタイムなフィードバックなら、文章化+公開は時間差フィードバック。プライベートな勉強会でも同じようなスキームが使えたらなぁ。

☆結論
個人的意見だが、学会系研究会の存在意義は以前よりも大分失っていると思う。それはプライベート勉強会の間口の広さ、機動性により学会系研究会に参加しなくても情報とコネクション、経験を得ることができるからである。

学会系研究会はプライベート勉強会を分析して、講演者、参加者ともに充実できる研究会に努力するべきだと思う。その一つとして、研究会原稿あるいはプレゼン資料はWebで即時公開、あるいは著者のWebページで公開できるようにすることが挙げられるだろう。また特に研究会開催予定はIT勉強会カレンダーにリンクできるようにするなど、プロモーションを強化する必要があると考えている。あとは個人的には参加者には名札をつけて欲しいところ。

一方プライベートな勉強会もより向上できる部分はあると思う。年間スケジュールの立案、テーマの絞込み等により講演者が計画的に発表できるスキームを作るとか、あるいは原稿を発表できる制度を設けるとか。あとはプライベートな勉強会がいっぱいあって、なんだかわからない状況になりつつあるので、勉強会間の内容や方向を関連付けるとか、あるいは合同勉強会を開催するとか。

さて私の勉強会戦略における結論だが、多少アカデミックな講演を毎回入れることにしている。これはなぜかというと、勉強会においてユーザ、開発者、研究者という3プレーヤーが参加できることができるからである。プライベートな勉強会だとユーザ+開発者、研究会だと研究者が専らなため、この3プレイヤー間のリアルな交流がなかなかできなかった。私の勉強会はこの3プレイヤーが交流できるように講演テーマを調整している。

何を言いたかったかというと、学会系研究会に参加している人はプライベートな勉強会に、プライベートな勉強会に参加している人は学会系研究会にもっと参加すべき、ということである。ユーザ、開発者、研究者が十分に交流できてないため、各プレイヤーが持つノウハウを十分活かすことができていない。プライベートな勉強会に参加している人は研究会で基礎・応用研究の現状を触れて欲しい。そして可能であれば自分の技術を文章(研究会原稿)として世の中に残して欲しい。逆に研究会に参加している人は自分の研究がどの程度ユーザや開発にフィードバックできるか肌で感じて欲しい。

そのうちに学会系研究会+プライベートな勉強会のコラボができて、お互いWin-Winの関係ができればなあと思っています。事実、VoIP Conferenceについてはとある学会とコラボで記事を特集してもらっています。私はアカデミックなところに片足突っ込んでいるので、学会と勉強会が色々と協調して、お互いにHappyになればうれしいと思います。開発者の皆さん、もっと学会系研究会や全国大会を活用して欲しいな。















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2008.10.18

P2Pアプリがブラウザー上で動作する!?

一般的なP2Pサービスを利用するうえで障害となる理由のひとつが、専用アプリケーションをインストールする必要があることである。ユーザにとってブラウザーで完結するサービスがほとんどである中、専用アプリケーションを入れることは大きな負担である。

アプリケーションをインストールすることは一般的な人には抵抗がある。はてな村の人には信じられないかもしれないが、メールやブラウザーを専ら使う利用者にとって余程の理由がない限りアプリケーションのインストールとその設定は避けたい事項なのだ。ルーターのポート番号開放なんてものは一般的なユーザにとってとんでもない「アクシデント」なのだ。

 

さて専用アプリケーションをユーザにインストールされるには、ユーザに何らかのインセンティブを設ける必要があるだろう。Winnyを未だに利用しているユーザが多数いるのには、不正に著作権を侵害しているコンテンツを無料でダウンロードできるという「インセンティブ」があるからだ。一方合法的なP2Pでも専用アプリケーションの利用を成功されている例がある。Skypeは無料で通話できるという魅力的な「インセンティブ」でこの障害をクリアした。しかし、普通のP2Pソフトウェアでその障害を越えることはなかなか難しい。なぜなら一般的なユーザにインストールを迫るだけの魅力的なインセンティブが十分でないからだ。ユーザにとってインセンティブとは魅力的なサービスをクリエイトすることや魅力的なコンテンツを扱うことに他ならないだろう。

そこで、P2P事業者はユニークなアプローチを取り始めつつある。それはP2PサービスとWebサービスの使い方をユーザにとって同一にすることである。具体的に言うと、あるP2P事業者はブラウザー上で動作するP2Pアプリケーションを作成している。

P2PアプリケーションをWebブラウザーで動作させるには、ActiveXやJavaアプレットを使うことが考えられる。残念ながらここでは申し上げられないのだが、ActiveXやJavaをP2Pとして使うには色々なテクニックが必要である。ちなみにFlashは現在のところP2Pを実現できないのだが、将来的にはサポートするという情報はある。

Peer to Peer (P2P) in Flash Player 10 beta

FlashがP2Pに対応すればP2P事業者はより簡易にP2Pサービスを提供できるようになるだろう。また違うアプローチだとブラウザーのツールバーでP2Pを動作させるというのも考えられる。

Firefox用BitTorrentのアドオン「FoxTorrent 1.0」、Akamaiよりデビュー

では実際ブラウザーによってP2Pサービスを提供しているところを紹介してみよう。

□Sharecast2(bitmedia)
P2Pでライブ中継を行うシステム。具体的にはツリー形のアプリケーションレイヤーマルチキャストを行う。
デモコンテンツの視聴
http://scast.tv/brk/ceatec/view_login.jsp
左側に実際の中継しているトポロジーが表示される。
※Java Runtime Environment がインストールされている必要がある。

ユーザにP2Pシステムをより簡便に使ってもらうための別アプローチとして、コアユーザは専用P2Pアプリケーションを利用し、単純機能だけを使うユーザはFlash(つまりP2Pを使わない)を使って利用するというのもある。これはJoostなどが既に実践している。まずは簡単に利用できるFlashによってサービスに馴染んでもらい、その後専用アプリケーションを使ってもらおうという戦略だ。

Joostが全Flash対応の新サイト公開。みんな観てる?

このFlash戦略は一見良さそうに見えるが、デメリットもある。それはFlashで利用するユーザが増えるとP2P配信システムの負荷が増えるのである。つまり、ある程度P2Pで利用してくれるユーザが存在しないと、ビジネスモデル自体が破綻する。
そのため、このような状況での常套手段して、P2Pユーザには特別なサービスが利用できる等何らかのインセンティブを設ける必要があるだろう。

ところで、Web上でP2Pシステムを動作するサービスも、このFlash戦略に近いデメリットを持つ。というのはブラウザーを閉じたら(タブブラウザの場合はそのタブを閉じたら)ユーザの端末内で動作しているP2Pシステムが終了してしまうからである。ということは、ユーザがP2Pシステムに参加している時間は専用アプリケーションを利用するよりも短くなり、結果としてP2Pシステムのメリットを十分使えない可能性がある。

ただしP2Pライブ配信の場合は同時に多数のユーザが利用することが想定されるため、Webブラウザー上でP2Pシステムを動作しても問題ないだろう。つまり、コンテンツが配信されている時間だけユーザ端末内のP2Pシステムが動作すればよいし、それにコンテンツ自体はユーザがまさに見ているからだ。つまりコンテンツ閲覧時間=端末内でのP2Pシステム動作時間となる。オンデマンド配信の場合にはP2Pシステム内の負荷について注意深く検討する必要があるだろう。







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2008.10.14

はてブによるコミュニケーション形態を分類してみる

SBM勉強会では色々な要因で結果的に「はてブ」をフューチャーすることになってしまった。このことはなぜ多くの人(少なくとも私の周りの人)がはてブに興味があるのか、ということを考えるきっかけになった。私の結論の一つは、はてブのコミュニケーション形態がほかのSBMと大分異なることなんだろうな、と考えている。もちろん、はてな村の人々の趣味やITスキルなども多分に影響していることは否定しない。このエントリーでは、はてブのコミュニケーション形態について俯瞰してみたいと思う。

はてブでのコミュニケーション形態は以下のように分類できると考えている。

[1]自分個人のためのメモ(自分に閉じている)
[2]ブロガーとのコミュニケーションのためのもの。(一方的なコミュニケーションも含む)Blogのコメント欄に近い。
[3]はてブユーザ間のコミュニケーション。

基本的には[1]~[3]の単独あるいは複合で説明できると思う。

[1]についてはそもそものSBMの役割なので説明は割愛。プライベートモードに設定している人はまさにこの形態である。

[2]については、なぜBlogのコメント欄を使わないのか、と考える人もいると思う。それについての私の意見は次の通り。

1)SBMによるコメント機能の簡便さ

Blogのコメント欄にいちいちコメント欄を記入するよりも、SBMで記入した方がはるかにラクである。メールアドレスの記入やCAPTHA認証などを促される必要をない。どのようなBlogでも同じ形態・簡便さでコメントできる。ブロガーによってコメント欄が閉塞されている場合やコメント欄が承認制でも簡単にコメントできるのもこの特徴に分類できるだろう。

2)ブロガーから干渉がない

Blogのコメント欄にコメントを書くと、率直な意見が書きにくいことが多い。SBMというクッションをおけば、(ブロガーがSBMをチェックしない限り)ブロガーから干渉されることは少ない。またブロガーには、SBMへのコメントはブログへのコメントではなく「自分のためのメモです」と言い訳することもできる。ゆえにSBMコメントをブロガーそっちのけでズバッと書くことができる。逆にこれが現在議論されているはてブでのコメント問題につながると考えている。

3)コメントアグリゲーターとしての役割

各Blogにコメントをしても、あとからそれを振り返ることは難しい。ところがはてブの場合、簡単に自分のコメントを参照できることが可能である。

[3]の例については、ウケ狙いのコメントを書いたり、煽り目的のコメントがそれに該当するだろう。はてなスター機能により、他人からコメントがフィードバックされる機会が増え、この傾向はますます強くなると考えている。

[3]で懸念しているのは、はてなスターや他人からのコメントで気を良くして、自分の書きたいことを犠牲して、ウケに走ったり、もっと煽るようなコメントを書いて、結果的に「はてブコメント燃え尽き症候群」になることである。はてブコメントをするのは楽しいけども、書きたいことをまずメインで書きましょう。ウケや煽りはたまにで良いかと。

[3]にはもうひとつ特徴がある。それはコメントの順序である。つまり、ブックマークをつけた人からコメントの順番が決まるということになる。幸か不幸かはてブでは同じエントリーで複数ブックマークができない。そのため、自分のコメントへのコメントにレスをつけることは困難である。SBMによってはコメントへのレス機能が備わっているものもあるが、あまり盛り上がっているとは思ってない。これはSBMに書いたコメントに対して、クリッパーがそれほど強い愛着がないことが伺える。もしクリッパーが強い意志でコメントを書くなら、おそらくそれはSBMではなく、Blogで書くことになるだろう。

はてブとは[2][3]の機能が特に強いコミュニケーションの一形態だと考えられる。[3]については、はてブが他のSBMに先駆けて実践したという感がある。[3]というコミュニケーション形態はどこまで発展するのだろうか?次はクリッパーグループで各エントリーに対して討論(複数コメント、チャットに近い)できるような機能ができようになるのだろうか?
[2][3]を促進するには、各クリッパーに対してお勧め記事をレコメンドする機能を入れることも考えられる。

またSBM研究会でも指摘されたように、SBMの研究においてはコメントまで意識した解析はされてない。タグまでが精一杯である。[3]のようにコメント間の相関について分析するような研究を期待している。

del.icio.usなどを見ると[2][3]のような傾向を見たことが私はない。おそらく日本独自のSBMコミュニケーションの仕方だと思う。逆に言うと[2][3]のようなコミュニケーション形態を輸出して、日本発の海外SBMを作っていくのもアリなのではないだろうか?

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2008.10.13

勉強会を成功させるための3つの心がけ

勉強会を色々と主催しているけども、そもそもはこんなに勉強会を主催する気は全然なかった。最初のP2P勉強会は人が集まるかさっぱり検討がつかなかったぐらい。勉強会は明らかに私の人生にプラスに働いたと思う。プライベートで始まった勉強会はビジネスにも結びついている。

それを踏まえて、なぜ自分は勉強会を開くのだろうか、そして勉強会がなぜ成功したのだろうか?と考えることが最近多い。今日たまたま時間があったのでそれをまとめてみた。これから勉強会を開く人が参考にしてくれればうれしい。

[1]思いついたら、やること。できるだけ早く開催を宣言して実施すること。

勉強会って意外と簡単にできます。会場が一番のネックですが最初は公民館とか喫茶店の貸しスペースでよいのではないでしょうか?少人数なら一人1000円も出せばプロジェクターも含めて会場を借りられます。参加者はBlogやMixiで周知掛ければ良いし、可能だったらアルファブロガーの方に宣伝してもらうと良いでしょう。

ですから、開催することはよほどの大人数でなければ簡単なのです。一番力を注ぐのは仲間を集めること、つまり講演者やスタッフのこと。彼ら彼女らが集まるには、開催を宣言する必要があるのです。最初から講演者を決めなくても良いと思う。私のようにBlogやMixiで講演者を募集しても良いのでは?予想外の大物が協力者になることもしばしばです。

開催を宣言するページでは仮でも良いので
・When:いつ(開催時期、月や今年度とかのレベルでも良い)
・Where:どこで(開催場所、都内とかでも良い)
・Whatなにを(講演の軸となるテーマ、例えばSBMやP2P)
・How:どのように(パネルか講演かなど)
・Why:どうして(なぜこの勉強会を開くか)
を書いておきましょう。「なにを」はもちろんですが、特に「どうして」は大事で、これを見ることで開催者がどの程度勉強会を開きたい意思があるのがわかります。また講演募集の時には具体的な講演分野を何個か書いておくと良いでしょう。

あとはMixiとかでも開催募集の案内を出しておきましょう。意外とMixi経由の方が反応が良いことが多いです。

[2]勉強会の「ウリ」を考えること。軸を作りましょう、戦略として。

世の中にはITに関する多種多様な勉強会があります。もし似たような勉強会があるのであれば、その存在意義は薄れます。そこで勉強会に関わる戦略を考えましょう。例を挙げましょう。

・何が強みなのか?
□テーマ:
→ニッチな方が他の勉強会と差別化でき、内容としても詳しい議論ができますが、ニッチ過ぎると人が集まりません。このバランスが一番大事。

□コスト:
→参加費無料、講演者は懇親会無料など。参加費が安いと人が集まりやすいですが会場費用等がペイできないことも。多少お金を取った方がキャンセル率が下がります。懇親会費用でお金を充当するという手段もあります。

□場所:地方で開催など
→東京で多くの勉強会が開催されている今、地方開催ということも立派な差別化です。

□日時:平日夜開催、休日開催
→ビジネスに近いテーマであれば平日夜の方が集まりますが、時間が長時間は確保できません。そのため定期開催の勉強会に向いています。休日開催のテーマは趣味、研究に近い勉強会が向いています。

もちろん、開催しながら軸を修正するのもアリです。[1]で書いたようにある程度考えたら、勉強会を開催することが大事。詳細まで考える必要はありません。

[3]講演者、参加者、自分がHappyになれるようにイメージを描くこと。

これは勉強会を開催したことがない人にとっては難しいかもしれません。例を挙げると私は以下のように考えています。

☆講演者に対してはなるべく「好きな」ことを話してもらうようにしています。それが講演者にとって一番うれしいことなのです。ビジネスライクなところでは、講演者は好きなことを話せません。プライベートな勉強会では好きなテーマを好きなだけ話してもらうように心がけています。ただし、オフレコのところは必ず明示して下さい、と言っています。

☆参加者に対しては良質な講演を安価に提供することを心がけています。もう一つは参加者同士や参加者と講演者のリアルな繋がりを形成すること。バーチャルでしか知らない人とリアルで会える事はとても刺激的なことです。私の勉強会で必ず懇親会を開く理由の一つです。

☆そして何よりも自分を大切にしましょう。勉強会を開催することは何らかの形で肉体的・精神的に負担になります。自分を犠牲にして他人を幸せにしようという人はいますし、その考えはわかりますが、勉強会運営にフォーカースして考えるとメリットとは言えません。
自分が発表したいのであれば、発表すればよいと思います。なんからの仕掛けをしたければそれでよいと思います。自分を楽しめるイベントは自分がHappyになるし、結果として他の人もHappyになるのです。

いかがでしたでしょうか?勉強会を開くことはローリスク、ハイリターンです。自分の時間とお金を少し使うだけで、大きな経験とコネクションを作ることができます。なによりも、自分が楽しい、興味があるという分野を皆でディスカッションできることは良いですよね!

このエントリーを見て、勉強会を開きたい!という気持ちが芽生えたら私は幸せです。




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2008.10.04

第1回英語テクニカルプレゼン勉強会

今や技術者でも英語による発表スキルが必要な時代となっています。そこで英語でプレゼンし、英語テクニカルスキルを向上させるための勉強会を考えています。
英語でのプレゼン能力、ネゴシエーション能力を一緒に身につけませんか?

参加希望の方は
・プレゼンをする/しない
をすることを明記して参加表明をお願い致します。

時期は未定ですが、年内までには1回開催したいと考えています。

□ルール
・プレゼンは全て英語でお願いします。(1講演あたり15分[質疑応答を除く])
・質疑応答も原則英語ですが、聴講者に限り日本語での質問も可能です。(1講演あたり10分)
・プレゼンは紙ベースかプロジェクターを使うかのどちらかになります。会場によって変わります。
・プレゼン分野は問いません。ただし、少なくとも自己紹介と普通の聴講者が理解できるような導入部、背景をプレゼンに入れてください。
・プレゼンターの英語スキルですが、TOEIC630点かそれ相当以上を想定しています。聴講者の英語スキルは問いません。

□会場
・ルノワールの貸し会議室(新宿か池袋あたり)または
・スターバックス 大崎店の貸し会議室 など。
(会場提供者絶賛募集中!)

□会費
・会場にもよりけりですが、1000円程度を考えています。

□参加枠
・プレゼンター 3人
・プレゼンター以外の参加者(聴講者) 5名(*参加者が増えた場合でも調整可能)

□日時:
金曜日の夜7時30分から2時間程度を想定。日時調整中です。

□応募方法
Mixiの参加者募集トピからどうぞ。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=35690446

皆様からの参加表明、心よりお待ちしています!

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