[SBM研究会]スケジュールとパネルディスカッション概要決定
ソーシャルブックマーク研究会のスケジュールとパネルディスカッションの内容が決まりましたのでBlogにて周知いたします。
☆SBM研究会概要
□開催日:2008年7月12日(土)
□場所:東工大 大岡山キャンパス 西6号館3階W631講義室
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayamaO-j.html
□参加費:無料(名刺と名刺を入れるための首掛けストラップをお持ちください)
□スケジュール
9:00~ 会場準備(事務局+ボランティア)
9:30~ 開場・受付開始
10:00~
開会の挨拶(西谷 智広 SBM研究会事務局長)
10:10~10:50
☆学びing株式会社 企画営業部 課長 メディアプランナー
スラッシュドット 編集者 横田真俊
「ソーシャルメディアとマーケティング」
Diggやはてなブックマークなどのソーシャルメディアは、一般的なメディアとして認知されはじめ、ソーシャルメディアを活用したマーケティングの事例もいくつか登場しております。本講演では、ソーシャルメディアを使ったマーケティング事例を紹介し、今後のソーシャルメディアの利用方法について説明いたします。
11:00~11:50
☆東京工業大学 大学院理工学研究科 集積システム専攻 助教 博士(工学) 宮田 高道
☆東京工業大学 大学院理工学研究科 集積システム専攻 博士課程 佐々木 祥
「SBMデータを用いたwebコンテンツ推薦」
SBMのデータを利用したwebコンテンツ推薦に関する既存の手法は,そのほとんどがコンテンツに付与されたタグの名称を重要な情報とみなしている.これに対し提案手法では,ユーザの嗜好はタグの名称ではなく,タグによって関連付けられたwebコンテンツの集合として表出するという考えに基づき,あえてタグの名称を一切考慮せず,webコンテンツ集合どうしの類似度を仮説検定を用いて計算する高精度なwebコンテンツ推薦システムを実現した.
12:50~13:40
☆コモンズ・メディア代表 星暁雄
「SBMにヒントを得たコメント共有サービスの一提案」
情報流通の量的爆発と断片化が進む中、Webをより創造的にする仕組みの重要性が増している。我々は、ソーシャルブックマークからヒントを得た新たなサービスを開発中である。本サービスでは、複数の利用者が、Webコンテンツの一部とコメントを共有できるシンプルな仕組みを提案する。狙いは、インターネット上に無限に存在するWebコンテンツを、人々の創造性を発揮するためのダイナミックなメディアに変貌させることである。
13:50~14:40
☆フランステレコム株式会社 (France Telecom R&D Tokyo)
早稲田大学大学院 理工学研究科 情報・ネットワーク専攻 博士後期課程
井口 誠
「お前のモノ(ブックマーク)は俺のモノ、俺のモノ(ブックマーク)も俺のモノ」
SBMサービスの普及により、多くのユーザ間でブックマークを共有することが容易になった。ブックマークを共有することのメリットは大きく、たとえば似た嗜好を持つユーザ間でブックマークを共有することによるWebコンテンツ推薦サービスなどが数多くの研究者・開発者によって提案されている。
一方で、ブックマークは極めてプライベートな情報であり、これを不特定多数に晒すことに抵抗を感じるユーザも多数存在すると思われる。そこで、本発表では、このようなユーザが、己のプライバシーを守りつつ、SBMのメリットを享受できるような仕組みを、匿名P2Pネットワークを用いて実現する手法について解説する。
14:50~15:40
☆独立行政法人 産業技術総合研究所 小島 一浩
「ソーシャルグラフってどうよ?」
SNSや SBM上で類似した嗜好を持つユーザ同士による推薦や,友達が興味を持った対象を推薦するなど,友人関係を使ったマーケティングが取りはやされている.このような友人関係を使ったマーケティングはソーシャル・グラフ広告と呼ばれる.現在のソーシャル・グラフ広告の可能性は未知数であるが,ソーシャル・グラフ広告の元の考えとなるネットワーク理論について紹介し,今後のソーシャル・グラフ広告の方向性について考える.
15:50~16:40
☆筑波大学大学院システム情報工学研究科
コンピュータサイエンス専攻 博士前期課程 神林 亮
「私がチャレンジしたSBMデータマイニング」
ふとした興味から作成したSBMのデータマイニングによるサービス(Kikker,はてブおせっかい,はてブまわりのひと, Kookle)について講演します。データマイニングなど少しもやったことのなかった自分自身がほぼ独学でサービス構築を行った経緯についてお話することで、簡単なデータマイニングなら誰でもできるということをお伝えしたいと考えています。
また経験談の他に、SBMの技術関連で考えていたトピックなどについても講演する予定です。
16:50~17:40
パネルディスカッション
・モデレーター 西谷 智広(SBM研究会事務局長)
・パネラー
宇佐美進典(株式会社ECナビ 代表取締役CEO)
吉川 日出行(みずほ情報総研コンサルティング部シニアマネジャー)
宮田 高道(東工大 大学院理工学研究科 集積システム専攻 助教)
横田真俊(学びing株式会社 企画営業部 課長)
☆テーマ
「SBMの課題とこれからSBMが進むべき道」
ソーシャルブックマークが世間が知られるようになるにつれ、メインユーザがイノベーターからアーリアダプターにシフトしてきました。それに伴いユーザの使い方が多様化し、タグスパムなどの課題が顕在化してきました。またソーシャルブックマークをビジネス向けに使う動きも見られます。
本パネルディスカッションではSBMの現状の課題を整理し、今後のSBMの方向性について議論します。
□懇親会
・日時:18:00~20:00
・場所:魚馳走 庄や 大岡山店
http://r.gnavi.co.jp/a208500/
・予算:出来高次第(4000円~5000円程度)
□参加者について
研究会、懇親会ともに定員に達しましたので参加者募集を終了しました。
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