[P2P]第2回関西P2P勉強会のご案内
直前の周知になりましたが、主催者側の依頼によってBlogにてご案内します。
ご都合のつく方は是非。
===
第2回関西P2P勉強会を下記の日程で行います。
皆様、お誘い合わせの上、是非ご参加ください。
□日時: 2008年3月29日(土) 13:30-17:30
□場所: キャンパスプラザ京都6F 大学院共同サテライト 第2講習室
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□参加費:無料
□当日スケジュール
13:00- 準備
13:15- 開場
13:30- 開会の挨拶 (木浦)
13:35-14:20 「構造化オーバレイ Skip Graph と PIAX における活用」
(株) BBR CTO 吉田 幹
構造化オーバレイの中でも non-DHT として分類される Skip Graph について、
その特徴とアルゴリズムの紹介をする。Skip Graph は、Skip Listと呼ばれる
検索技術をP2Pネットワークに応用した構造化オーバレイで、DHTと同等のスケ
ーラビリティを持つだけでなく、範囲検索にも威力を発揮する。本講演では、
この Skip Graph が、DHTや地理的検索、さらには多次元範囲検索に応用でき
ることを、PIAX における実装を交えて紹介する。
14:20-15:05 「幾何学的な接続経路を持つP2Pドロネーネットワークについて」
関西大学 奥 智照
幾何学におけるドロネー図をP2Pネットワークに適用したP2Pドロネーネットワー
クについて、その構成アルゴリズムと特徴について紹介する。さらに、
Skip Graphの構造をP2Pドロネーネットワークに適用することにより、2次元
平面上を低いHOP数で結ぶことが可能にし、スケーラビリティを持つだけでなく、
範囲探索への応用についても解説する。
15:05-15:15(休憩)
15:15-16:00 「Inside Bamboo DHT」
大阪市立大学 藤田昭人
(講演内容については現在調節中です)
16:00-16:45 「Network Aware OverlayとNetwork Coordinate」
同志社大学 木浦正博
近年のオーバーレイ研究では、データの検索やダウンロードの高速化のために、
実ネットワークの状態を考慮する方法が盛んに研究されている。本講演では、
これまでのオーバーレイ研究とその分類について紹介するとともに、
オーバーレイにおいて実ネットワークの状態を考慮するためのアルゴリズムである
Network Coordinateとその例について解説する。またNetwork Coordinateの一つ
であるVivaldiを用いた実験結果などについても紹介する。
16:45-17:30 「P2P手法によるインターネットノードの階層的クラスタリング」
大阪市立大学 上田達也
インターネット上のノードを距離に基づいてクラスタリングすることができる
と、様々なネットワークアプリケーションで有用である。本講演ではインター
ネット上のノード集合をP2P方式を用いて階層的にクラスタリングする手法につ
いて考察する。
17:30- 後片付け
参加表明は
http://mixi.jp/view_event.pl?id=28294339
□備考
■定員
会場の関係上、講師の方々を除いて
定員は30名となります。(変更の可能性あり)
31人目以降はキャンセル待ちとなります。
■懇親会
当日は勉強会終了後、懇親会を予定しております。
詳しい内容につきましては、決定し次第追記いたします。
■ボランティア
当日のボランティアを募集します。
希望者は当日13時に会場にお集まりください。
受付等の簡単な軽作業です。
以上、よろしくお願いいたします。
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