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2008年1月の6件の投稿

2008.01.30

[P2P]情報共有(P2P)研究会[2/29(金)]のご案内

おまたせしました、P2P勉強会の後継となるイベント、情報共有(P2P)研究会のお知らせです。私も講演します。参加者募集もすでに始まっています。

http://www.jipdec.or.jp/ov/p2pjipdec/index.html

□研究会名称:
「情報共有(P2P)研究会」

□主催:
財団法人 日本情報処理開発協会(JIPDEC)

□講師:
・首藤 一幸 氏
 ウタゴエ株式会社 取締役 CTO
 ★Proof of conceptのその先に ~ オーバレイネットワークの実際 ~

・藤田 昭人 氏
 大阪市立大学大学院 創造都市研究科
 ★Inside Bamboo DHT

・亀井 聡 氏
 日本電信電話株式会社 NTTサービスインテグレーション基盤研究所
 ★ネットワークインフラストラクチャー★

・林 雄一郎 氏
 株式会社吉田鎌ヶ迫 取締役副社長
 ★携帯用P2Pフレームワーク

・西谷 智広
 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 先端IPアーキテクチャセンタ
 ★P2Pの動向を振り返り、今後のP2Pサービスを予想する

□場 所:
機械振興会館:東京都港区芝公園3-5-8 6階(6D-1会議室)

□日 時:
2008年2月29日(金)9:30-17:00

□参加費:
無料

奮ってご参加ください!
*私の方で懇親会を企画する予定です。

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2008.01.28

VoIP Conference 2008(2/8[金]開催)申込み締切り間近!

先日お知らせしましたVoIP Conference 2008は1/31(木)が申込み締切り日です。ご興味のある方はぜひ申し込みを!なお、参加費が無料に変更となりました。

☆VoIP Conference 2008概要☆

◇日時:2008年2月8日(金) 10:00~17:30(終了予定)
◇主催者:VoIP Conference 2008 実行委員会
◇協力:情報通信研究機構 新世代ネットワーク研究センター
◇場所:東京都小金井市貫井北町4-2-1
    情報通信研究機構 小金井本部 4号館大会議室
    http://www.nict.go.jp/about/hq.html

◇参加者定員:100名
◇参加費:無料

(ただし、名刺用ストラップ[首から下げるもの]を持ってきてください。可能であればイベント後寄付をお願いします。今後のイベントに活用します。)

◇講演スケジュール

2/8(金)
9:00~ 準備開始(ボランティアの方は9:00に会場集合)
9:30~ 開場
10:00~10:10 開会の挨拶

10:10~10:40(質問10分含む) 
「VoIP最新動向 VoIPの次を考える」
VoIP Conference 2008 実行委員長 西谷 智広

2007年を振り返るとSkype携帯やP2PSIP-WGなどVoIPの既存の枠組みを超えた新たな動きが見られる
ようになりました。本講演ではVoIPの最新動向を解説すると共にVoIPの今後の方向性について議論します。

10:40~12:00(質問10分含む) 
「VoIPとSIPとNGN」
KDDI株式会社 澤田 拓也

日本だけでなく世界的にもVoIPとSIPによる音声通信網のマイグレーションが現実的になっている。NTTグループによるNGNを念頭に置きながら、この流れを概観するとともに、NGNの特長を踏まえて今後の通信インフラとサービスの可能性について議論していきたい。

13:00~14:00(質問10分含む)
「NGN/IMS時代のWebアプリケーション開発」
~クライアント間マッシュアップ用UA Servletアプリケーションサーバ
「雷電」の紹介とデモ~
SIPropプロジェクト代表 今村謙之

SIPropプロジェクトにおいて開発中の「雷電」とは、Webのようなクライアント-サーバ間通信だけでなく、VoIPのようなクライアント間通信も、考慮されたアプリケーション用の基盤ソフトウェアである。
これについて、なぜ、このような基盤ソフトウェアが必要であるのか?という思想や背景どのような設計となっているのか?という設計や実装どんなアプリケーションが開発できるのか?というデモという、
3つの視点から解説する

14:10~15:00(質問10分含む)
「ストリーミングアプリケーションのQoS制御に関する理論的一考察」
東京工業大学 大学院理工学研究科 准教授 山岡 克式 

VoIPやビデオストリーミングの通信品質(QoS)を安定維持するためのQoS制御も,通信状況によっては万能ではなく,通信品質を維持できな い状況が発生しうる.本講演では,特にQoS制御として一般的である優先制御を対象として,そのような状況の発生する条件を,なるべく複雑にならないよう 心がけながら,理論的な観点から考察する.

15:10~16:10(質問10分含む)
「オープンソースPBX Asteriskの現状と将来」
日本Asteriskユーザ会、Asterisk関連書籍著者 高橋 隆雄

ようやく日本でも知名度が上がってきたAsteriskだが、日本における問題点はどの程度解決しているのかや、日本独自の取り組みはどうなっているかなどの現状を解説。また今後Asteriskはどうなるのか?も俯瞰する。

16:20~17:20(質問10分含む)
「P2P通信技術:NAT越え」
~STUNとUPnPと、時々、TURN~
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
プロジェクトソリューションセンター R&D推進グループ 佐藤 良

VoIPやオンラインゲームでP2P通信する時に必ず問題になるのが、ブロードバンドルータのNAT(Network Address Translation)機能です。
NATとは何かから、NAT越えで何が問題になるのか、どのように解決するのかを解説して、最後にコナミのオンラインゲームでの導入事例をご紹介します。

17:20 閉会の挨拶

◇募集方法
Mixiの参加者募集トピックから参加申し込みをお願い致します。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=26127658

なお、ボランティアの募集については別途御連絡致します。

◇懇親会について
懇親会を開催予定です。詳細は別途御連絡いたします。

皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。

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2008.01.20

吉田鎌ケ迫オフィスツアー(1/18)感想

1/18(金)携帯用P2Pフレームワークのリーディングカンパニー、吉田鎌ケ迫におじゃましました。吉田鎌ケ迫ではP2Pミドルウェア「Spear」を開発し、携帯ゲームメーカ等にミドルウェアを提供しています。またSpearを拡張して多人数でP2P通信が可能な「Spear Multi」も開発しています。

募集者は7名(吉田鎌ケ迫スタッフを除く)で、更に吉田鎌ケ迫からは3名参加して頂きました。

(参考)募集の周知の記事

□会社の雰囲気

スタッフはまだ10名にも満たない会社ですが、色々な会社から非常に問い合わせが多いという事で、やはり注目されている会社だと感じました。目下開発者を募集中で、欲しいエンジニアはアリエル同様「きれいなプログラムを書ける人」だそうです。また近いうちに、今より広いオフィスに転居したいとの事です。なお、社名は社長(吉田氏)と副社長(鎌ケ迫氏)の名前を続けてインパクトのあるものにしたとのことです。

□P2Pだけでない?

吉田鎌ケ迫というと携帯P2Pフレームワークで有名ですが、P2Pに固執しているわけではないそうです。当初はニッチなものに注力したいために携帯+P2Pという軸で取り組んできましたが、今後は更なる展開を考えているとの事です。もっとも起業時は携帯+P2Pでうまくいくと踏んで詳細調査をしたとこと、その当時はまだP2Pに対応している携帯がなくて愕然としたとのことです。一時は赤字寸前までなったとか。

□Spearのデモ

いよいよ携帯フレームワークSpearのデモです。クライアント=サーバ方式だと携帯間で1秒程度の遅延が発生するにもかかわらず、Spearだとほぼ瞬時に応答するのがわかります。Spearがオンラインゲームに採用される所以です。
なお、Spearでは一度携帯間をマッチングした後は原則はクライアント=サーバ間で通信をしないとのことです。そのため、クライアント=サーバ方式の携帯ゲームシステムに比べて、大幅なコスト削減が期待できます。

その後Windows Moblile上でのSpearのデモがありました。Google Mapsの上でペンで経路等をなぞると瞬時に相手の端末にその経路(すなわちペン情報)が伝わります。これは便利!と参加者全員が頷きました。

Spearの今後の展開ですが、他キャリアにも対応したいとのことです。もっともP2Pに対応しているキャリアは現状KDDIだけなので、実際に展開できるかどうかはキャリアの動向次第ということになりそうです。

□携帯+P2Pはブレークするか?

最後にまとめとして個人的な感想を書いておきます。
携帯+P2Pはブレークするかどうかですが、
[1]大手キャリア(Docomo,ソフトバンク)がP2P対応すること
[2]P2P対応する際にトラフィックを充分活用できる事(すなわち規制がないこと)
[3]P2Pのトラフィックに対して追加料金を課金しない事

の3点が必要だと考えています。[1]はもちろんのことですが、[2][3]ができないとP2Pでのファイル共有やVoIP等のP2Pを最大限活用できるサービスが実現できません。

携帯を使えば
[A]位置情報連携
[B]メール・電話連携
[C]カメラを使ったサービス(動画配信、静止画のファイル共有)
[D]携帯な個体識別子情報によるユーザ認証
を使ったP2Pサービスが実現できるでしょう。P2Pは認証が弱いことが欠点の一つですが、Dを使えば非常に強固なP2Pインフラが構築できるかも知れません。

ユビキタスな世界になれば携帯を使ったサービスの市場規模は更に大きくなるでしょう。携帯+P2Pはこれらのサービスの構築のコストを抑える事によって、ユビキタス世界の拡大を支援することになると信じます。

参加者のBlog

吉田鎌ケ迫の鎌ケ迫さん
http://blog.yoshidakamagasako.com/kamagasako/item/572#more

SIProp 今村さん
http://www.noritsuna.com/archives/2008/01/post_100.html

 

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2008.01.17

イベント・勉強会参加者をMixi経由で募るワケ

□はじめに
P2P勉強会やDHT勉強会など私が主催しているイベントのほとんどはMixiで参加者を募っている。最近でもオフィスツアー(吉田鎌ケ迫1/18開催)VoIP Conference 2008(2/8開催)はMixiで募集を掛けている。一方、VoIP ConferenceではMixi経由でないと参加ができないという事で何名かの方から改善要望のご連絡があった。そこで、この機会に私がなぜMixi経由で参加者を募集しているのか、一度理由を説明しようと思う。

□理由1:参加者取りまとめは大変!

幹事にとって、参加者の取りまとめは一番大変な作業である。特に不特定多数の人が参加するイベントとりまとは非常に大変な稼動がかかる。

具体例を挙げよう。
Skype ConferenceではWebフォームに氏名とメールアドレスを入力する必要があった。事務局はその情報を基にMLにメンバを追加したり、参加名簿を作る必要があった。当時事務局は4名でまわしていたが、一番忙しいときには4名全員がかかりきりの状態であった。MLを使ってうまくイベントを回せるのは、きちんとしたシステムがない限り数10名が限度だろう。

Mixiはこのような稼動を大幅に削減できる。Mixiのイベントトピで参加者を募集すれば、自動的にグラフィカルな参加名簿が作れる。(おまけに参加者全員が他に誰か参加しているのか確認できる。)

またイベント管理者はフォームを使ってイベント参加者全員にメッセージを伝える事ができる。もっともイベントで会うまで実名がわかないという欠点はある。ちなみにMixiでイベント募集を掛けているとき、とりまとめをしているのは、数10人規模でも100人オーバーのイベントでも原則私一人である。正直とりまとめ稼動はほとんど必要ない。また携帯を使ってリアルタイムに現在の参加状況を把握できるので、管理は非常にラクである。

□理由2:Mixiを使ったコネクションの継続と深化

私がイベントを企画する大きな理由の一つとして、人と人をマッチングを支援したい事が挙げられる。せっかくイベントで意気投合してもメールベースでは長続きしない場合がある。しかしMixiを使えば相手の日記が見えるので、日常的に(それは専ら非同期だが)コミュニケーションを取る事ができる。すなわち、イベントを通じて発生したコネクションが継続する事になるのだ。

このようなコネクションは確かに弱い結びつきと思うかもしれない。たしかに大半はそうだろう。しかし、Mixiを使う事によってビジネス的にもプライベートでも大きなつながりを持った経験は私のことだけでも多くある。

イベントにおける出会いで、なんとなくという気持ちでマイミクの関係を持った人同士が日記やコミュニティを通じて、他の趣味やビジネスでの大きな共通点を見出することができ、結果的に両者の結びつきは深化していくのだ。

□理由3:Mixiを使ったトピックの議論

Mixiを使う事によって関連コミュニティでイベントで話題となったことを継続的に議論することができる。もちろん、講演者もコミュニティを使って質問に応じる事ができる。

□最後に
基本的には先ほど挙げた3つの理由によってMixiによってイベントの参加者を募集している。しかしやはりML等によってMixi以外でも参加者募集をして欲しいという人がアンケートをとると必ずいる。理由の一つとしては他の参加者(例えば会社の同僚)に自分のMixiアカウント名が知られたくないというのがあるらしい。とはいえ、Mixiが非常に巨大なコミュニティになって、もはやインフラと化している今、Mixiによるイベント参加というのは、個人的にはかなり抵抗感が薄れていると思う。皆様はどうように感じられているでしょうか?

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2008.01.08

[P2P]吉田鎌ヶ迫オフィスツアー(1/18[金])

オフィスツアー第4弾はP2P携帯フレームワークで注目を集めている吉田鎌ヶ迫です。
当日は携帯やスマートフォンを使ったP2Pゲームなどをデモしてもらえる予定です。

吉田鎌ヶ迫
http://www.yoshidakamagasako.com/index.html

◇日時:
2008年1月18日(金)19:30~

◇場所
吉田鎌ヶ迫オフィス
http://www.yoshidakamagasako.com/company/map.html
*直接オフィスに集合してください。

◇参加人数定員
8名

◇参加費
無料。ただし、ドリンクは各自持参してください。またおつまみの持参も大歓迎です!

◇参加条件
BlogかMixiに感想を書いて頂ける方

◇参加フォーム
以下のMixiのイベントトピから参加表明してください。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=26762063

皆様のご参加、お待ちしております!

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2008.01.06

P2P教科書感想文キャンペーンについて

P2P教科書が12/26に発売されて以来、Blogにも色々な方の感想がアップされるようになりました。執筆者としてはうれしい限りです。本屋で大量に陳列されている様子を見ると、執筆していたときの苦労が吹き飛びます。

そこで、次のようなP2P教科書感想文キャンペーンを行いたいと思います。

[応募方法]
BlogにP2P教科書の感想を書いて、本エントリーへトラックバックをしてください。
ただしBlogの感想には必ず

・良かった点
・欠点あるいは要望(こんなことも書いて欲しい、この内容を更に充実して欲しい、誤字脱字の報告等)

の両方を含めてください。

[景品]
まだ詳細を決めていませんが、2,3人の方に
・私が主催する勉強会系イベントの無料招待券か懇親会の優待券(1回分)
・某P2P企業さんから頂く(予定)のTシャツ
等を贈呈したいと考えています。人数も応募総数見合いで増減します。

[応募期間]
2008年2月28日(金)まで

*3月中に当選者の方には私から連絡致します。

皆様のご応募、心よりお待ちしています!

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