« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007年10月の4件の投稿

2007.10.20

オフィスツアー(アリエルネットワーク)は11月開催!

オフィスツアー第3弾はP2Pグループウェアで有名なアリエルネットワークです。

これまで同様Mixiで参加者を募集しています。ただし、参加ルールが少し変更になっていますのでご注意下さい。

◇アリエルネットワーク オフィスツアー概要
☆日時:2007年11月16日(金)20時~
☆場所:アリエルネットワーク(中目黒)
http://www.ariel-networks.com/company/map.html
☆参加定員:10名
☆参加費:無料
☆参加条件:
1.誰でもアクセスできるBlogあるいはWeb上で感想を書くこと(Mixiのみは不可。)
2.飲み物は各自持ち込むこと。(ビールであれば500ml×2本相当)
3.軽食は用意されていますが、おつまみを少なくとも1個以上お持ち下さい。
(スナック菓子よりも、お惣菜系の方が望ましいです。)
☆参加フォーム
MixiのTomo's Hotlineコミュニティからお願いいたします。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=24179056

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.18

[P2P]BitTorrent Conference 2007のご案内

来週月曜日(10/22[月])ですが、日本初のBitTorrentにテーマを絞った講演会、BitTorrent Conference 2007が開かれます。

BitTorrent Conference 2007概要
http://www.bittorrent.co.jp/agenda.html

日本法人が設立されたことにより日本でのビジネス展開が気になるところですがConferenceではコンテンツ提供側パートナーの角川グループおよび日本法人代表取締役の脇山氏の講演があり、今後の営業活動戦略を垣間見ることができると思います。

また特に注目したいのは、共同創業者のBram CohenとAshwin Navinが講演をすることです。BitTorrentはDNAクライアントを開発中であり、総務省支援のP2P実証実験でも使われます。もしかするとDNAクライアントの開発スケジュールや搭載予定機能等が発表されるかもしれません。オフィスツアー等を通して、搭載予定機能の一部は内々に聞いているのですが、果たしてこのConferenceでオフィシャルに発表されるのか、個人的には非常に興味を持っています。

BitTorrent P2P実証実験
http://bittorrent.netmovie-fes.jp/

夜には懇親会が開かれます。私は講演会および懇親会共に参加する予定ですので、もし私を見かけたらお気軽にお声掛け願います。ぜひ名刺交換とディスカッションをさせて下さい。

BitTorrentには動画配信に対する期待も高まっていますが、個人的には日本ではゲームやソフトウェアの配信の方が動画配信よりも先行して本格的になるのではないかと考えています。

事実、コナミはBitTorrentネットワーク(ただし商用のBitTorrentではない)を使ってソフトウェア(パッチ)の配信をしています。個人的には初音ミクの試用版を配布する際にBitTorrentを使って欲しい!と思っています。一時的にダウンロードが集中するソフトウェアには、やはりP2Pが向いていると思います。特にパッチはよい例でしょう。

参考:無印吉澤:BitTorrentオフィスツアーに行ってきました
http://muziyoshiz.jp/20071007.html

さて私事ですが業務のほうでもP2Pに一部携わることになりました。総務省支援のP2P実証実験において技術支援ということでメンバに参加しています。

再来週にはボストンで行われるFall VONに参加する予定です。ここではP2PSIP等の情報を収集したいと考えています。P2Pに関する興味深い話題があればBlogに書きたいと考えています。VONに参加される方はぜひMixi経由でご連絡をお願い致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.13

P2P上のSNSでマイミクをどう表現するか?

◇はじめに
MixiでSNS on P2Pコミュニティというものがある。これはP2PでSNSを実装するために各種の検討をするためのコミュニティである。(個人的にはSNS over P2Pと言ったほうがしっくりくるけども。)

かなり以前となるが、MixiのP2PコミュニティでP2PでSNSは構築できるのか?という話題があった。私がその際に考えたのはFOAFを使ってマイミク情報を記述することである。
今回SNS on P2Pコミュニティに加入することによって改めてFOAFを使うことの利点と課題を考えてみたので、SNSでP2Pを実現したいと考えている方は参考にして欲しい。

◇FOAFとは?
FOAFは簡単に言うと自分に関する各種プロフィールをXMLで記述する方式である。この各種プロフィールには友達リストを書くことが出来る。すなわち、ユーザAがFOAFで友達リストを書き、そのFOAFが信頼できるのであれば、ユーザAのマイミクが誰なのか簡単にわかることになる。詳しくは
P2Pと認証、P2PでのSNS
をご覧下さい。

DHTを使った場合を少し書いておこう。ユーザAのユーザIDをID_Aとすれば、Hash(ID_A)となるノードIDを管理するノードがユーザAのFOAFを保有することになる。つまりFOAFを保有するノードにアクセスすれば、ユーザAのプロフィールや友達リストを入手できる。なおFOAFは電子署名をつけることが可能なので、これを用いれば改ざんは防止できる。(ただし、わざとFOAFをロストさせる攻撃は可能である。この攻撃に対抗する手段として、レプリケーションを使うことが考えられる。)

◇マイミクのマイミクを探す
Mixiではあるユーザがマイミクのマイミクだと、その旨を表示することができる。これをFOAFを使って実現してみよう。

今ユーザAのFOAFとユーザBのFOAFがあるとする。ユーザAのFOAFにある友達リストとユーザBのFOAFにある友達リストを照らし合わせ、共通の友人がいればユーザAとユーザBはマイミクのマイミクであることがわかる。

◇提案方法の課題点
FOAFを使うとマイミクの繋がりやマイミクのマイミクを簡単に判定することがわかった。しかし大きな問題点がある。それは友達関係の非対称性である。

ユーザAはユーザBをマイミクだと思っていても、実はユーザBがユーザAをマイミクだと思ってない場合も考えられる。すなわちユーザAはFOAFの友達リストにユーザBを掲載しているが、逆にユーザBはユーザAを友達リストに載せてない場合がある。

この友人の非対象関係を検証する簡単な方法はユーザAとユーザBのFOAFをつき合わし、ユーザAが友達リストにユーザBが書いてあり、且つユーザBが友達リストにユーザAが書いてあるときのみ、ユーザAとユーザBはマイミクだと認めるとすることである。この方法は簡単だが、DHTへのアクセス回数が増える懸念がある。すなわちユーザAの友達リストに100人いた場合、マイミクの検証をするにはDHTに100回以上アクセスする必要がある。友達リストの検証をどのタイミングで行うか、あるいは検証自体を実施しないのか、実装をする上で検討が必要であろう。最後にマイミクのマイミクを検証するときにはDHTへのアクセス数が膨大になる可能性があることを指摘しておこう。

◇コミュニティの管理
FOAFを使うとコミュニティの管理も楽である。コミュニティと「特別な人」(これをユーザPとしよう)として考え、コミュニティの参加者はユーザPの友達リストに掲載することになる。ユーザPのFOAFはコミュニティの管理人が電子署名する。これによって、ある人が本当にコミュニティに参加しているかどうか判定することができるし、コミュニティ情報(たとえばトピックなど)に関する閲覧制御も「ある程度」可能である。
「ある程度」というのは、コミュニティ情報を管理するノード(レプリケーションをしているノードを含む)が能動的な攻撃をすればコミュニティ参加者以外も情報を閲覧できるという意味である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.06

BitTorrentオフィスツアー開催しました!

10/5(金)夜にBitTorrent日本オフィスと意見交換会を実施しました。
参加者は22名でした。(BitTorrentスタッフ5名を含む)

イベント参加者は以下のMixiイベントトピで募りました。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=22663347

◆オフィスの様子
御茶ノ水や秋葉原の近くにあるビルの一室にオフィスが構えてあります。フロア全体はとても綺麗で、特にビル共用のロビーはホテルのようです。
今回はオフィスの中で意見交換会を行いました。

◆BitTorrentカンファレンス
日本法人が設立され、ますます注目されるBitTorrentですが、今月いよいよBitTorrentに関する講演会が開かれます。

BitTorrent Conference 2007

まだアジェンダには書かれてないようですが、BitTorrent本社の方も講演予定です。
もちろん私も参加します!

◆社員数
現在のところスタッフは5名。(顧問含める)Skype日本オフィス立ち上げに関わったVince氏もスタッフです。

現在業務拡張により技術スタッフを大募集とのことです。少なくとも3名は欲しいと発言していました。

◆著作権とビジネス
特に参加者からの質問があったのが著作権との絡みです。デジタル配信ビジネスは現在の著作権制度がマッチしていないのではないか?コンテンツはうまく供給されるのか?、あるいは日本の動画配信ビジネスの現状をどう思うか?等です。
ここでは詳しく書けませんが、活発な意見交換がされました。

◆感想
日本法人代表の脇山氏やVince氏を含めBitTorrentスタッフの全員が参加者の質疑に丁寧に回答していたのが印象的でした。スタッフはカジュアル且つフランクリーだったので、参加者も気軽に意見交換できたようです。技術スタッフを増員することによって本格的な業務が早急に開始し、参加者を驚かせるようなビジネスが行われると確信しています。

◆P.S.
今後はアリエルネットワーク、吉田鎌ヶ迫のオフィスツアーを予定しています。お楽しみに。
いずれは、はてなやMixiでもオフィスツアーを開催したいです。オフィスツアーにご興味のある企業、組織の方は是非ご連絡下さい。調整します。

また私事ですが業務においてもP2P関連に少しずつ手を染めつつあります。


| | コメント (0) | トラックバック (2)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »