トラックバックスパム対策をまとめてみる
最近トラックバックスパムがひどいので対策方法をまとめてみました。どのくらいひどいかというと1日10件ぐらいくるときがあります。(もしかして少ない方?)
対処方法をまとめると以下のような感じかな。多分抜けや漏れは一杯あると思うので、誰かがきちんとまとめてくれるとうれしいです。
・blogサイトにユーザが通報
メリット:サイト側の実装が簡単。(のように思える)
デメリット:新手のスパムには対応しにくい。ユーザが少ないと効果が薄い。
*ココログが採用している。
・トラックバックスパムの特徴で判断
トラックバックスパムの特徴の一つとしてBlog内容がリンクしかない等があります。このような特徴があるものをスパムとして判定します。
スパムフィルター:ドリコムブログ
・ベイズ理論等で学習
ベイズの定理-Wikipedia
メリット:メーラーのスパム学習とほぼ同様のアルゴリズムが適用できる。ある一定期間学習すると、検知漏れや誤検知が少なくなる。
デメリット:最初のうちは効果が薄いのが難点。また当分ユーザ入力により学習を手助けさせる必要がある。誤検知がありうる。
・特定ドメイン、IPアドレスからのトラックバックを禁止
メリット:実装が簡単そう。
デメリット:あるドメイン、IPアドレスからの1回目のスパムには効果なし。通常のトラックバックも削除される可能性あり。
・CAPTCHAによってトラックバックURLを表記。
CAPTCHAとは文字・数字を画像的に処理にて機械的に文字を読み込ませる事を防止する技術です。
CAPTCHA-Wikipedia
CAPTCHAによるトラックバックスパム対策
メリット:ほとんどのスパムを防止できる。
デメリット:CAPTCHAアルゴリズムによっては画像解析技術を応用して機械的に文字が読まれる可能性あり。人がトラックバックURLを読み取った場合は防御できない。
・トラックバック元のページ内容あるいはタイトルのX%が日本語以外であればスパムとする。
メリット:実装簡単そう。
デメリット:日本語によるトラックバックには効果なし。
BiancaのTrackBackSpam対策[トラックバックスパム対策]
・Blogサイトでトラックバックサーバのホワイトリストやブラックリストを作る
大手のBlogサイトのトラックバックサーバについて相互にホワイトリストを作ったり、スパマーのブラックリストを交換する事を検討しているようです。
ITmedia-ブログにスパムの悪夢
メリット:効果的にスパムを減少させる事が可能。
デメリット:中小ブログサイトや個人サイトからのトラックバックがスパムとして扱われる可能性がある。Blogサイト側の維持運用が大変。
・Blogの設定を変える
トラックバックスパムを劇的に減らす方法
-Trackback Auto Discovery の設定を消してしまう。
メリット:検索エンジンを使ったスパマーからの攻撃を回避できる。
デメリット:上記方法以外のスパマーからの攻撃には効果が薄い。
・トラックバックURLを定期的に変える
トラックバックスパム対策で「mt-tb.cgi」をリネーム
メリット:トラックバックURLを長期間保持しているようなスパマーからのトラックバックスパムを減少させることができる。
デメリット:定期的にBlogサイト側がメンテナンスする必要がある。
・キーワードにより判断
paperboy&co.、ブログサービス「JUGEM」でトラックバックスパム対策などを実施
メリット:実装が簡単そう。
デメリット:キーワードに漏れるトラックバックスパムも相当量予想される。
・自分のBlogへのリンクがない場合スパムトラックバックとしてとらえる
やっとトラックバックスパム対策
・メリット:本当に自Blog内容を記述しているものだけトラックバック可能。
・デメリット:自Blog内容と関連があるがリンクまでは載せてないBlogエントリーも結構あるのだが、それらはスパムとして扱われる。
そろそろ疲れてきたのでここまで。なんか、このエントリーを書いていたら、このBlogへのスパムがもっと増えるような気がしてきた。ココログさん、何とかしてください。。
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