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2007年1月の4件の投稿

2007.01.22

[VoIP]VoIP Conferenceお疲れ様でした!

1/21(日)に無事 VoIP Conferenceが開催され、60名もの参加者が集まり白熱した議論が展開されていました。なお、アンケートによるとパネルディスカッションがとても好評だったようです。
ちなみに私はイベント中に某雑誌社の記者に取材をされ、ちょっと緊張してしまいました。(実は本イベントはプレスリリースをしていていました。)

なお、プレゼン資料や当日のスケジュールは[講演時間FIX]VoIP Conference 2007とプレゼン資料をご覧下さい。

次回イベントは今年の夏以降(おそらくく10月~11月)に行う予定です。現在検討している勉強会は以下の通りです。まだ構想の段階ですが基本的にまだ誰もやってなさそうな分野に手を染めたいなと思っています。

□第3回P2P勉強会
-o2on
-P2P地震情報
-DHT
-著作権 等

□放送と通信の融合勉強会(新規)
-通信業界の意見・トリプルプレイとNGN、ワンセグ
-放送業界の意見
-著作権団体の意見
-Youtubeとそのインパクト
-VOD 等

□SBM(ソーシャルブックマーク) Conference (新規)
-SBMサービス提供者の意見
-社内SBM
-アルファクリッパーの意見
-スケールフリー、べき乗 等

もしこんな勉強会をやって欲しい!という人がいれば、はてブにコメントを書いてくださいね!興味深いコメントがあればイベントを実現するかもしれません。

今後も精力的にイベントを企画しますので、是非とも応援よろしくお願い致します。

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2007.01.19

[講演時間FIX]VoIP Conference 2007とプレゼン資料

1/21(日)に開催されるVoIP Conferenceの最新情報です。
*Skype 岩田さんの講演を行うことになりました。

☆VoIP Conference 概要☆
□開催日:2007年1月21日(日)
□会場:金沢工業大学虎ノ門キャンパス
1F (93.101) [1Fですので注意してください。]
http://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/map.htm
□定員65名(募集締め切りました。キャンセル待ちも終了しています。)
*参考*
VoIP Conference参加表明トピック(Mixi)
□参加費
1000円(当日受付にて1000円札でお願い致します)

□講演者(順不同、敬称略)
10:00 ボランティアによる準備開始
10:30 開場
11:00 開会挨拶 
・VoIP Conference実行委員会事務局長 西谷 智広

11:10~12:00 
・沖電気工業株式会社情報通信事業グループ アシスタント・オペレーティング・オフィサー 千村 保文 

テーマ:「VoIPの市場・技術動向とNGNの技術要件概要」
講演概略:1990年代後半以降の日本のVoIP市場の動向とVoIP技術の変遷を紹介する。また、NGNのアーキテクチャを概観し、その中でのVoIP技術の位置づけや今後の展望について解説する。
 
12:00~13:00 昼休み

13:00~13:50
・筑波大 大学院 システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻 池嶋 俊
テーマ:「Skypeの最新動向」(仮)
講演概略:Skypeの仕組み、SIP等との違いSkypeに我々ができること等について(仮)

14:00-14:40
Skype・テクノロジーズ社 日本オフィス ジェネラル・マネージャ 岩田 真一(予定)
テーマ:「Skypeのビジネス戦略」

14:50~15:40
・『AsteriskでつくるIP電話システム』著者 高橋 隆雄
テーマ:「Asteriskの日本における動向」
講演概略:Asteriskの全般的な概要および日本における動向、日本国内向けの対応状況を主にコミュニティベースのアプローチとして紹介する。日本国内特有の問題および、その解決策(何ができて、何ができていないか)等についても解説する。

15:50~16:40
・SIPropプロジェクト 代表 今村 謙之
テーマ:「SIPの最新技術動向」
講演概略:最初に簡単にRFCの状況をとりまとめた解説と国内のVoIP/SIP動向を技術視点で紹介する。その後、最近のVoIP/SIPの問題点について、技術視点で解説を行い、その解決に向けた取り組みの紹介と解説、また、現時点で解決に向けた取り組みがないものについてはその解決案を提示する。

16:50~17:30 パネルディスカッション 
「VoIPの課題と将来について」
モデレーター 西谷 智広(VoIP Conference事務局長)
パネラー 講演者(Skype 岩田を除く)+エニーユーザー マーケティング本部 部長 渡辺 貴代美

17:30~17:40 閉会の挨拶

※講演者、講演内容,講演時間は告知なく変更されることがあります。予めご了承ください。

プレゼン資料は以下に順次アップしていきます。
http://homepage3.nifty.com/toremoro/study/study.html

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2007.01.08

[はてブ]アルファブロガーをはてブで選出するのはどうだろう?

□アルファブロガーを「はてブ」を基準に選ぶ

FPNで今年もアルファブロガーを選ぶ企画を出している。
アルファブロガーを探せ 2006 のお知らせ

なお応募締め切りは1/20までである。

ところでアルファブロガーを決めるに当たりはてブのブックマーク数を基準にするのはどうだろうか?
以前はてブとブログの質の相関について2つ記事を書いたことがある。

私がアクセス数よりもはてブのブックマーク数を気にする理由
アクセス数と、はてブ「ブックマーク数」の本質的な違いについて

このエントリー後、はてブを利用して客観的にブログの質を評価するには問題があるとのコメントを数点頂いた。しかしながら、はてブのブックマーク数がブログの「注目度」を測る基準のひとつになるのは確かであり、注目されるエントリー数が多ければ、そのブロガー自体が注目されることであろう。ひいてはブログのはてブ総ブックマーク数あるいは1エントリーあたりの平均ブックマーク数が高ければアルファブロガーと認められても良いのではないのだろうか?

(はてブブックマーク数が多い=ブログの質が高いかどうかは別議論が必要であるが、ある相関があると私は思っている。ただしブログの記述方法、記述分野によって相関係数は大きく変わる可能性がある。この問題は非常に興味深く、是非とも研究テーマとして多くの人が取り組んで欲しいと考えている。)

□アルファブロガーを「はてブ」で選ぶ一つの試み

もう一つの視点からアルファブロガーとはてブを見てみよう。
FPNの企画は面白いが、アルファブロガーの選定は最終的にはFPNのメンバーによって決定されてしまう。つまりFPNメンバの主観的意見がある程度反映されてしまう。
それならば、アルファブロガーをはてブメンバ全員で選ぶというのはどうだろうか?

方法としては2006年のアルファブロガーにはブログトップページに[アルファブロガー2006]というタグをはてブでつける。
一定期間後[アルファブロガー2006]タグを見れば、自動的に各アルファブロガーを推薦した人数が簡単にわかるだろう。

□アルファブロガーを「はてブ」で選ぶ際の弊害

この方法ははてブユーザが信頼できる事が条件である。あるはてブユーザが複数アカウントを使って好きなアルファブロガーを推薦したりすると有る特定の人に有利な結果がでるだろう。

□アルファブロガーでなくニッチブロガーも選びたい

アルファブロガーは確かに世の中に影響がある人が多く、多くの人から注目もされている。しかし特定の分野に特化し、その分野では絶大な支持を集めているブロガーもいる。しかし他の分野では余り知られてないブロガーがいる。このようなブロガーをニッチブロガーと呼ぶと、本来光を当てるべきなのはニッチブロガーではないだろうか?
もしはてブでアルファブロガーを推薦するのであれば、是非ともニッチブロガー(タグは[ニッチブロガ-2006]としよう)も選んで欲しい。

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2007.01.04

[P2P]WikipediaのP2P適用について

新年明けましておめでとうございます。1月にはVoIP Conferenceを開くなど今年も各種イベントを開催予定ですので今年も是非ご期待下さい。

さて本年最初のエントリーはP2Pについてです。

□WikipediaとP2P
Wikipediaはご存知の方も多いと思うが、世界の有志によって作成されている大規模なインターネット上の百科事典である。最近ではWikipediaの知名度も上がりアクセスも急増している。それに伴いサーバや回線の増強が必要とされている。もちろん増強に対しては資金が必要でWikipediaでは寄付のページを開設している。

サーバ=クライアント方式では負荷が集中した際にはサーバ等の増強が必要である。そこでP2Pの出番である。ユーザあるいはボランティアがWikipedia用のP2Pソフトをインストールし、負荷を分散させてしまおうということが今回の目的である。アクセス数が多くてもユーザ数あるいはボランティア数が多くなれば低コストで充分に対処できる。

なお今後P2P上のWikipediaをP2Pediaと呼ぶことにする。P2PediaはDHT(分散ハッシュテーブル)を使えれば構築できるだろう。もちろん分散ストレージの技術も必須となる。

□案1:P2Pネットワーク参加者のみP2Pediaを提供

一つの案は、ユーザが必ずP2Pネットワークに参加する事である。ユーザ数が増えればそれに応じてP2Pソフトインストール数が増えアクセス増加に充分耐えうるはずだ。しかしこれには欠点がある。一般ユーザがP2Pediaを利用する上で専用P2Pソフトをインストールするには大きな抵抗あるからだ。

□案2:ボランティアがP2Pネットワーク参加し、一般ユーザはブラウザでP2Pediaにアクセスする

そこで一般ユーザは引き続きブラウザでP2Pediaにアクセスすることが考えられる。P2Pediaを支援したいボランティアの人は専用P2Pソフトをインストールする。専用P2Pソフトアクティブ数を増強する目的として、P2Pedia項目の追記・修正・削除をできるには専用P2Pソフトをインストールする必要があると条件をつけると良いだろう。

案2の実行案として、専用P2Pソフトは一般ユーザにP2Pediaを表示させるためにWebサーバをいれることを想定している。実行案についてもう少し詳しく考えてみよう。今、「P2P」というP2Pedia項目が表示されているとする。ここで「P2P」項目のページには「DHT」や「Winny」などの項目のリンクが張られているとする。

□解決したい課題:専用P2Pソフトはどのようにリンク処理を実行するばよいだろうか?

案A:項目のWebページソースを読み、リンク部分のハッシュ値を計算する。その後該当ハッシュ値を格納しているIPアドレスを検索し、該当リンク部分のWebページを書き換える

項目を一般ユーザに表示する前にWebページソースを解析する。このときリンク部分が「Winny」と書かれていたとしよう。するとハッシュ関数Hash()においてHash(Winny)を計算する。ハッシュ値を使って「Winny」の項目を格納しているノードのIPアドレス等を専用P2Pソフトを用いてDHTネットワーク(P2Pネットワークの一種)に質問する。帰ってきたIPアドレス(10.1.1.1としよう)を使ってリンク情報を修正する。

例えば、<a href="localhost">Winny</a>というソースを<a href="10.1.1.1">Winny</a>と書き換える。

案Aの場合、一般ユーザにWebページを表示させる前に、リンク先のページを格納しているノードをP2Pネットワークで検索する必要がある。そのため、Webページを表示する際に時間がかかる場合がある。

案B:リダイレクトを利用する

HTTPの機能としてリダイレクトがある。リダイレクトとは、簡単に言うブラウザとサーバが連携することにより、リンク先とは本来違うサイトにリンクが飛ぶ機能である。
HTTPリダイレクト

リダイレクトを利用する事で、リンク先のページを格納しているノードをP2Pネットワークで確認しないままWebページを一般ユーザに表示することができる。ただし一般ユーザがリンク先がアクセスした場合は該当サーバ、つまり専用P2PソフトはDHTネットワークでリンク先Webページが格納しているノードを検索し、その後リダイレクト処理を行う。

案Aと案Bを比較すると、Web表示時間が高速な案Bの方が望ましいだろう。

今回はP2Pネットワークを利用してWebサーバの負荷分散を行うことを検討した。
このような技術を使えばP2Pをうまく使いながらWebサーバ以外のサーバの負荷分散を行う事が可能になるだろう。

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