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2006年2月の5件の投稿

2006.02.20

[mixi][クイズ]コミュニティ検索で一番ヒットするキーワードとは?

mixiに関するちょっとしたクイズを考えました。
[クイズ]
mixiにはコミュニティを検索できる機能があります。キーワードを入力すると、コミュニティの説明にそのキーワードが入っているコミュニティがヒットするのです。それは、コミュニティ検索で一番ヒットするキーワードとは何でしょうか?

とりあえず、いろいろなキーワードで試してみてください。

一番ヒットとなると、誰でもが興味を示すキーワードが思いつきます。
たとえば、
ネット:6933件
旅行:6378件
愛:28932件
生:33875件

だいたいキーワードを変えても最大3万程度なものです。

ところで、視点を変えてみましょう。今まではコミュニティの属性に関するキーワードを入れてみました。
逆に言うと、コミュニティの属性にあまり関係ないキーワードならもっとヒット数が増えるのではないでしょうか?

例えば
コミュ: 126144件
コミュニティ:116369件
参加:110971件

コミュニティの説明のところに、「ここは~のコミュニティです。」と書く人がいます。また「参加は~の人なら大丈夫です。」という説明も多いのです。

このように考えてみると、コミュニティの属性を示すキーワードではなく、コミュニティ全般に共通するキーワードが
一番ヒットすると考えられます。

私が探したところ、「コミュ」が一番ヒットしたのですが、もしこれを超えるキーワードがあれば是非コメント欄等で教えて下さいね。

なお、コミュニティ検索はgooを利用しているので、gooの検索性質を利用すると、ヒット数が高いキーワードが現れるかもしれません。

P.S.逆に、1語で1コミュ二ティしかヒットしないキーワードを探すのも面白いかも。

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2006.02.17

[はてブ]ブックマークでプレゼント企画やります☆

HPの「P2Pとは何か?~基礎から研究紹介まで」がはてなブックマークにてブックマーク数が100に達しました!
ありがとうございます。


Tomo's Homepageのはてなブックマーク一覧

Tomo's Hotlineのはてなブックマーク一覧

これを記念して、ささやかですがプレゼント企画を実施します☆

なお、プレゼントの内容ですが、
P2Pが分かる本 岩田真一著 1冊を1名様
・Tomo's Hotlineの日記本 1冊を1名様

となっています。

気になる応募方法ですが、せっかくなので,はてなブックマークを利用したいと思います。

■応募方法:
[1]Tomo's Hotline及びTomo's Homepageの中で一番関心があるページを選んでください。
[2]そのページを「はてなブックマーク」でブックマークして下さい。なお、その時[プレゼント]というタグを必ず入れて下さい。また、感想等を簡単に書いて頂くとありがたいです。
[3]応募対象は2006年2月17日(金)~2006年3月31日(金)にブックマークされた方です。
[4]当選された方には4月中にご連絡致します。その際に郵送するための住所をお聞きします。(なおプレゼントの手渡しが可能であれば、住所を聞く必要はありません。)

皆様のご応募、お待ちしております!

P.S.
なお、この企画ですが、今話題のソーシャルブックマーク最適化の実験を兼ねています。
つまりプレゼント等のトリガーで、ブックマーク数を意図的に高める事によってBlogやHPに対するアクセスが実際どの程度増加するか、試験しています。これについても後日レポートをまとめます。

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2006.02.10

[P2P]P2Pインフラ研究会~「Winnyの技術」著者 金子勇氏講演 ~その2

前回はWinny1とWinny2について金子氏の講演を紹介したが、今回はWinnyの将来
ビジョンについて取り上げたい。

前回の記事:
http://toremoro.tea-nifty.com/tomos_hotline/2006/02/p2pp2pwinny_f793.html

金子氏は、Winnyの課題として

[課題1]オープンソース化が可能か?
[課題2]Winny(というかP2P-NW)を管理する事は可能か?

の2点を取り上げた。

まずは課題1からである。

Winnyは金子氏の方針でオープンソース化をすることはしなかった。
ところが、効率性がウリのBittorentや匿名性が特徴であるFreenetはどちらも
オープンソース化している。

Winnyをオープンソース化できないのは訳がある。
というのは、Winnyは効率性を保ちながらも匿名性を「ある程度」担保できる、
いわゆる「効率性」且つ「匿名性」と追求したシステムなのである。

仮に効率性を高めると匿名性は低下するし、匿名性を高めれば逆に効率性を低下
させることになる。

Winnyがオープンソースになれば、ユーザによっては「自分の都合の良い」ノー
ドに仕立てて、システムに悪影響がでることが懸念される。

しかしながら金子氏は、BittorentとFreenetがオープンソース化されて
いる今、いずれは効率性と匿名性が両立するシステムがオープンソース化される
事はあるだろうと述べている。

ただし、講演ではオープンソース化することによって、例えば自分都合の良い
ノードが多くなり、効率性と匿名性のバランスが崩れるのではないか?という問
いに対して明確な答えを出していない。

本当にオープンソースにして、(ほぼ)対立する「効率性」と「匿名性」が両立
するかは個人的にはとても興味がある問題である。一つの解としては、ある部分
だけブラックボックス化して、そこに対してAPIを自由に提供するという事が
考えられる。

次に課題の2番目である「管理性」である。

この管理性についてはPure-P2Pが登場してから何度も問題になってきた。残念な
がら未だに根本的な解決策は現状なさそうだ。
金子氏は講演において、P2P-NWを管理することは可能であると述べた。またそれ
に対するアイデアも「あるらしい」が明確な答えはなかった。

管理性については、色々な考えがあるだろう。
一つは、PGP、あるいはPKI的な手法を電子署名を組み合わせう方法である。

例えば、Winnyのネットワークに対して、管理者があるKeyを流通させる
と、その中にあるコマンドが実行されることが考えられる。なおそのKeyには電
子署名がされており、管理者が発行したKeyのみ各ノードが実行出来る事が考
えられる。

他案として、あるユーザだけ特権を与える事ができるだろう。ただし、ある特権
を与えたユーザの特権を失効させるには難しい。一つの方法として、ある時間内
だけにその特権が行使できる等を使うと面白いだろう。(またはある管理者から
Nホップまで離れたノードまでに管理を与える等)

この特権は階層的になっていて、ソフト製作者は全特権が与えられ、ある特権は
他のユーザに譲渡できる等が考えられる。DHTを使えば、ハッシュ値と特権が
関連付けられ、うまくシステムとして作動するかもしれない。

金子氏の講演は以上である。個人的には、「今ならDHTを使っていたかもしれ
ないが、Winny1のシステムで検索システムとしては充分だと考えてい
る」、との発言が印象的であった。

なお、この後パネラーによる講演が続くのだが、この内容はまた次回に書きます。

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2006.02.07

[Mixi]Tomo's Hotlineのコミュニティを作りました!

Tomo's HolineのMixiコミュニティを作りました。
是非、参加して下さい。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=612969
もしかするとBlogにはかかないプレミアム内容やイベント等の周知があるかもしれません。

またBlog or HPへの質問や要望についても、Mixi経由の方が早くレスポンスができると思います。

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2006.02.03

[P2P]P2Pインフラ研究会~「Winnyの技術」著者 金子勇氏講演 ~その1

先月1/28(土)に注目すべきイベントがあった。
P2Pインフラ研究会にて「Winnyの技術」金子氏の講演会があったからである。
今回はその模様を簡単に書いておきたい。

なお講演模様はITmediaで既に取り上げられているので参考にして頂きたい。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/30/news047.html

金子氏の講演は
◇Winnyの技術面
 -Winny1 ファイル共有システムとして
-Winny2 大規模BBSシステムとして
◇Winnyの将来性

と構成されていた。

Winny1については金子氏の著作「Winnyの技術」と同じ内容なので割愛したい。
ただし、面白い話として、
「自動ダウンロード機能をつけたことで、多くのノードが長時間Winnyネットワークに接続された」が挙げられる。
つまりWinnyの成功というのは参加者数のアップだけでなく、いかに同時に多くのノードが接続されるか(それもできるだけ長時間接続で)というのが重要なキーであったのだ。
P2Pシステムでノードが長時間接続される工夫は、他のシステムでも必要であろう。
(例えばSkypeがその成功例の一つである。)

次にWinny2である。
Winny2はそもそも大規模P2P-BBSの検証のために開発された。結局現時点ではベータバージョンで終わっている。
金子氏はWinny1でファイル共有ではほとんどのことをやりつくしたと語っていた。つまりWinny2はBBS開発に注力を注いでいた事になる。

ここでBBSの仕組みを書いておこう。これは「Winnyの技術」には書いてない。

・スレッドは一つのファイルで成り立つ。
・1つのスレッドは1つのノードで管理される。(これを管理ノードと定義しよう)
(私もP2P-BBSを検討したことがあったが、第2世代P2Pシステムで複数ノードで管理するとファイルの内容のアンマッチがありとても大変!http://homepage3.nifty.com/toremoro/p2p/bbs1.html
ちなみにDHTを使うと簡単にスレッドを管理させることが可能。)
・スレッドはWinny1のファイルダウンロードのように拡散。
・書き込むときには、あるノードを介してから必ず管理ノードに書き込む。
・上記のお陰で匿名性をある程度担保しているが、実はノードが検索ボタンを連打すると管理ノードに直接繋がるというバグで、匿名性は実は実現できない場合があったりする。
⇒ということはファイルアップロードをWinny掲示板で宣言した多くの人が逮捕される可能性がある?

「Winnyの将来性」やパネルディスカッションについては次回書きます。

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