[Mixi][Blog]Web上のBlogとMixiのBlogのレスの違いを考える
私はMixiにおいて、自分のWeb上のBlogを連動して表示させている。
本当であれば、自分のWeb上のblog(今後Weblogと表記する)とMixi内に閉じたBlog(今後Miblogと表記する)を併用したいのだが、残念ながら現状のMixiではそのような事はできない。是非機能追加して欲しいものだ。
さて、他人のMiblogを見ていると、Weblogとのレスポンスが違うのを感じた。そこで差異点を5つ列挙してみる。
[差異点1]MiblogはWeblogに比べて更新頻度がかなり早い。
[差異点2]MiblogはWeblogに比べて、レスが早いことが多い。
[差異点3]Miblogは自己レスをする人の比率が大きい。
[差異点4]Miblogはレスが多く続く事が多い。20以上レスが続く場合もザラ。
[差異点5]同じ人のMiblogでもレス数が大きく異なることが多い。
まず差異点1だが、これはWeblogに比べて簡単にBlogが書けることが大きいだろう。Mixiの会員はBlog編集機能が簡素化されているのも大きな要因かもしれない。
また私の周りでは携帯から空いている時間に日記(というよりもメモに近い)を書いている人もいる。
ただ、上記2点は補足要因であり、一番強い要因は「Miblogは友達ぐらいしか見る人が居ないので、どんな内容でも気軽に書ける」ということだろう。
Weblogの場合は、全インターネットユーザに公開しているので、内容を何回も吟味したり、文章を何度も修正する場合があり、Miblogのように好きなことをさらりと書くというわけにはいかない。
差異点2だが、これは自分がMixiにログインすると、「半強制的に」友人の日記が更新されていることが表示されることが大きな要因だろう。友人の日記がアップされると、やはり気になるし、その友人日記にレスした方が良いかなと思うことがしばしばある。
WeblogでもRSSリーダーを使えば同様なことが実現できるはずだが、現状のインターネット一般ユーザがRSSリーダーを使用するには敷居が高いのだろう。(そもそもWeblogを開設する事自体が面倒という人も多いのだろう。)
差異点3だが、2つの要因が考えられる。
[1]日記を修正するよりも自己レスをした方が簡単なため。
Weblogの場合には、多くのユーザから閲覧できるのでWeblog自体の内容を修正した方が問題が生じないが、Mixiは内輪の日記だから、自己レスで修正しても、特に問題は起こらないのだろう。
[2]差異点2に関連してである。自分の日記に友人がレス書き込むんでいるのだから、自分も友人にレス対してコメントをしよう、という意識が生まれるのだろう。
(上記の状況になると、結局友人の日記にもレスをしなければ、という意識が働くことになる。つまり、差異点2と差異点3は大きくリンクされている。)
差異点4は上記に書いたように、「友人」という信頼関係が起爆剤になり自己レス及び他人からレスによる循環サイクルが生み出した結果である。これはレスによって管理人と友人と信頼関係を確かめ合っていると考えられる。
少しだけ補足しておこう。
Miblogの管理人⇔友人という2者間のレスが主流を占めることがもちろん多い。しかしMiblogの場合、管理人のMiblogに対して、友人がレスを書き、そのレスに対して他の友人がレスするという、管理人の友人群によるレスのダイナミクスが発生することがある。
これは管理人を軸として、レスという作業を通して友人間の信頼関係を確かめ合っているとも考えられる。
またMiblogには検索機能があるため、検索結果を辿ってマイミク以外からレスがつくという、より複雑なダイナミクスが発生することもある。
差異点5は、一般的にマイミクは趣味や思考、嗜好が似ている人同士が多いことが原因だろう。いわゆる「類はとも呼ぶ」である。このようなリンク構成であれば、自分の趣味についてMiblogに書くと多くのレスがあるが、自分の趣味や嗜好と少し離れたトピックを書くと、マイミクがあまり興味を示さないのでレスも少ない現象が発生する事が説明できる。
開かれたBlogと閉じられたBlogというのは、実は心理的要因が働いて内容自体や表現の仕方も大きく違う事が想定される。上記のような着目点から分析をすると、非常に面白い結果が出るのではないだろうか?
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