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2005年10月の5件の投稿

2005.10.29

[SNS][Mixi]所属組織から知識による人脈繋がりの変化へ

彼女と同居してから一週間が立ちました。おかげで精神的にも安定して、体重の方も順調にいい方向に向かっています。11/3が結婚式なのでバタバタしますが、それをクリアすればゆっくり二人で過ごせるかなって思っています。

さて、今回は既存社会とSNSの繋がりについて考察します。

そもそも、今まで(10年前)までは人を介した繋がりが主流でした。
つまり、Aという人とBという人は
・直接会う
・誰かに紹介してもらう
という2方法でしか基本的には会うことは難しかったのです。これはすなわち、ある人とコネクションを形成するには、あるリアルなコミュニティ(組織)に属する必要がるということになります。コミュニティが組織的で大きければ、コネクション形成できる数も大きくなります。また、そこには必ずハブと呼ばれる人材が何人か存在します。ハブがこのコネクション形成に大きな役割を果たします。これは現在でも同じですね。

上記のリアルな組織というのは
・出身学校、大学
・趣味(サークル)
・会社、所属団体

というもので形成される事が多いでしょう。つまり、このリアルな団体にしがみつかなければ、コネクションを増やす事は容易では有りません。

ところが、インターネット、特にMixiのようなSNSが発達すると
・(バーチャルな)コミュニティに参加する
・Web、Blog等で積極的な発言をする
・IM等でプロフィールからコンタクトをとる
ことで容易にコネクションを形成することができるようになります。

つまり、今までコネ形成に必須だった会社やサークル等の団体が「基本的には」不要な場合もあるわけです。
これは、コネクションを形成する場が「リアル」なコミュニティから「バーチャル」なコミュニティに移行していることを示しています。

リアルなコミュニティは、参加するために大きな障壁が要ります。例えば、会費を払う、あるいは特定の仕事に就く、定期的に会合に参加するなどです。

ところがバーチャルなコミュニティではその障壁が大きく下げられます。コミュニティも数多く参加する事が可能です。(私もMixiでは100以上のコミュニティに参加している。)リアルなコミュニティではせいぜい10個程度参加するぐらいが上限ではないでしょうか?

バーチャルなコミュニティは、リアルなコミュニティに多い「地域」「学校」「会社」に束縛されず、単に『知識』『趣味』での繋がりとなるのが大きな特徴です。知識による「繋がり」は会社の立場、出身大学に左右されず、ライトからコアなユーザまで参加可能なコミュニティを容易に形成できます。これはコミュニティの大きさが急速に成長することを意味します。

バーチャルなコミュニティによるコネ形成(特にSNSに当てはまる)には次のような特徴があります。
・共通のコミュニティに参加している、という理由で知らない人へコンタクトを取ることが可能。
・多くのコミュニティに参加できるので、多くの人と「すばやく」コネ形成が可能である。

このようにSNSのようなバーチャルなコミュニティを使いこなしている人は、リアルなコミュニティのみに頼っている人よりもコネクションを加速的に伸ばす事ができるでしょう。

ただし、私は以前としてリアルなコミュニティも重要であると考えています。つまり、人間というのは基本的には実際会わないと本当の意味で内密にはならないと考えているからです。そのような意味で、バーチャルとリアルなコミュニティを橋渡しする「オフ会」はコネクション形成に重要な位置づけとなるわけです。
例えバーチャルで多くのコネを持っていても、このようなオフ会などでリアルに会わなければ、真の意味での人間的な内密さは形成にしにくいでしょう。

私の結論は次のことになります。
「積極的にコネクションを形成する戦略として、バーチャルなコミュニティ、つまりSNSで良好なコネクションを形成し、オフ会の参加により、リアルなコネクションを確認する事が有効である。」

今後は「戦略的なコネクション形成」のためにSNSを利用する人がより多くなるでしょう。

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2005.10.12

新婚生活に向けて

11/3(木・祝)に渋谷の某レストランで結婚式・披露宴を行います。
それに向かって現在披露宴、引越し、各種申請等の調整で大忙しです。

結婚式は大変だ、と聞かれていましたが、こんなに準備が大変だとは思いませんでした。でも一回きりのことですし、私達らしい式を挙げたいなと思っています。

彼女とはクラシック音楽関係で知り合ったので、披露宴では二人で演奏をする予定です。
演奏する楽器は彼女はピアノ、私はヴァイオリンです。どんな曲を弾くかは当日のお楽しみに。。。もちろん演奏するのはクラシック音楽ですし、「愛」をテーマにした曲を演奏する予定です。
またBGMもクラシックをメインに構成しています。こちらも当日お楽しみに。
(ちなみに新婚旅行はウィーンです!)

式の準備や引越し新婚旅行のために当分の間、Blogが更新されなかったりレスが遅くなるとは思いますがご容赦願います。
Blogに書きたいネタはいろいろとあるのですが(「Winnyの技術」の感想とそれに絡んだDHTの考察など)それは生活が一段落する11月下旬以降となることでしょう。

結婚後もどうぞ私達を暖かく見守って頂ければ幸いです。

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2005.10.06

[Mixi][Blog]Web上のBlogとMixiのBlogのレスの違いを考える

私はMixiにおいて、自分のWeb上のBlogを連動して表示させている。
本当であれば、自分のWeb上のblog(今後Weblogと表記する)とMixi内に閉じたBlog(今後Miblogと表記する)を併用したいのだが、残念ながら現状のMixiではそのような事はできない。是非機能追加して欲しいものだ。

さて、他人のMiblogを見ていると、Weblogとのレスポンスが違うのを感じた。そこで差異点を5つ列挙してみる。

[差異点1]MiblogはWeblogに比べて更新頻度がかなり早い。
[差異点2]MiblogはWeblogに比べて、レスが早いことが多い。
[差異点3]Miblogは自己レスをする人の比率が大きい。
[差異点4]Miblogはレスが多く続く事が多い。20以上レスが続く場合もザラ。
[差異点5]同じ人のMiblogでもレス数が大きく異なることが多い。

まず差異点1だが、これはWeblogに比べて簡単にBlogが書けることが大きいだろう。Mixiの会員はBlog編集機能が簡素化されているのも大きな要因かもしれない。

また私の周りでは携帯から空いている時間に日記(というよりもメモに近い)を書いている人もいる。

ただ、上記2点は補足要因であり、一番強い要因は「Miblogは友達ぐらいしか見る人が居ないので、どんな内容でも気軽に書ける」ということだろう。

Weblogの場合は、全インターネットユーザに公開しているので、内容を何回も吟味したり、文章を何度も修正する場合があり、Miblogのように好きなことをさらりと書くというわけにはいかない。

差異点2だが、これは自分がMixiにログインすると、「半強制的に」友人の日記が更新されていることが表示されることが大きな要因だろう。友人の日記がアップされると、やはり気になるし、その友人日記にレスした方が良いかなと思うことがしばしばある。

WeblogでもRSSリーダーを使えば同様なことが実現できるはずだが、現状のインターネット一般ユーザがRSSリーダーを使用するには敷居が高いのだろう。(そもそもWeblogを開設する事自体が面倒という人も多いのだろう。)

差異点3だが、2つの要因が考えられる。
[1]日記を修正するよりも自己レスをした方が簡単なため。
Weblogの場合には、多くのユーザから閲覧できるのでWeblog自体の内容を修正した方が問題が生じないが、Mixiは内輪の日記だから、自己レスで修正しても、特に問題は起こらないのだろう。

[2]差異点2に関連してである。自分の日記に友人がレス書き込むんでいるのだから、自分も友人にレス対してコメントをしよう、という意識が生まれるのだろう。
(上記の状況になると、結局友人の日記にもレスをしなければ、という意識が働くことになる。つまり、差異点2と差異点3は大きくリンクされている。)


差異点4は上記に書いたように、「友人」という信頼関係が起爆剤になり自己レス及び他人からレスによる循環サイクルが生み出した結果である。これはレスによって管理人と友人と信頼関係を確かめ合っていると考えられる。

少しだけ補足しておこう。
Miblogの管理人⇔友人という2者間のレスが主流を占めることがもちろん多い。しかしMiblogの場合、管理人のMiblogに対して、友人がレスを書き、そのレスに対して他の友人がレスするという、管理人の友人群によるレスのダイナミクスが発生することがある。
これは管理人を軸として、レスという作業を通して友人間の信頼関係を確かめ合っているとも考えられる。
またMiblogには検索機能があるため、検索結果を辿ってマイミク以外からレスがつくという、より複雑なダイナミクスが発生することもある。

差異点5は、一般的にマイミクは趣味や思考、嗜好が似ている人同士が多いことが原因だろう。いわゆる「類はとも呼ぶ」である。このようなリンク構成であれば、自分の趣味についてMiblogに書くと多くのレスがあるが、自分の趣味や嗜好と少し離れたトピックを書くと、マイミクがあまり興味を示さないのでレスも少ない現象が発生する事が説明できる。

開かれたBlogと閉じられたBlogというのは、実は心理的要因が働いて内容自体や表現の仕方も大きく違う事が想定される。上記のような着目点から分析をすると、非常に面白い結果が出るのではないだろうか?

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2005.10.04

[Skype][GoogleMaps]SkypeとGoogleMapsの連携を強化させてみよう!その2

前回はJyveを導入し、Goolemaps上でskypeの相手のステータスをイメージで表示させる方法を説明した。
[Skype][GoogleMaps]SkypeとGoogleMapsの連携を強化させてみよう!

今回は更にそれをパワーアップする事を考えてみる。
前回はポインターを表示しないとskypeの相手の状態が表示できなかった。そこで、デフォルトでskypeの相手のステータスを表示し、且つステータス画面を押すと、その人の詳細情報がわかるようにしよう。

まずはイメージを掴んで欲しい。以下が例である。
Skype+Jyve Example

このようなことを実現するには数点注意する必要がある。

□ポインターを変えることはGoolgeMapsEditorではできないので、HTMLソースを手作業で修正する必要がある。
詳細はgoogleMaps APIのGIconクラスの所を見て欲しい。
⇒Jyveの画像を張り(GIcon.image)、そしてサイズ(GIcon.imagesize)の調整をすれば良い。
参考:GoogleMaps API Document
GIconクラス

□GoogleMapsEditorで出力するHTMLソースはUTF-8なので、エディターでHTMLソースを加工する場合には、UTF-8対応のエディターを使う事。例えばMeadowはパッチを当てればUTF-8の文章を加工できる。

□表示する画像はJyveの画像のうち、押してもskypeが掛からない物を選ぶ。そうしないと、画像を押しても詳細情報が表示されなくなる。(逆に相手にskypeが掛かってしまう。)

画像に自分の名前などが表示できるようになれば、様々なシステムに応用ができそうです。
まだまだ工夫の余地があると思いますので、皆さんもチャレンジしてみてくださいね。

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2005.10.01

[P2P]第3回P2P勉強会の時期について

第3回P2P勉強会ですが、来年の4月~7月で考えています。現在、会場の確保に向けて少しずつ調整をしています。会場について安価で御提供して頂ける方がいらっしゃればご連絡をお願い致します。

私はプライベートでここ数ヶ月は忙しいので、第3回P2P勉強会からSkype Conferenceのように事務局を作って企画・運用をしたいと考えています。立ち上げ時は私が事務局長をするかもしれませんが、ある時点で事務局スタッフが事務局長を引き継ぐ事を考えています。事務局はSkype Conferenceより規模を拡大して、組織化する予定です。

1月頃から事務局立ち上げを行い、講師陣について本格的な調整を開始する事を考えています。
事務局スタッフに関心がある方はコメントを頂ければ幸いです。12月頃にご連絡する予定です。

講演テーマの候補を挙げておきました。まだ全然調整していません。私の思いだけです。(笑)

□P2Pの最新動向
□DHTの最新動向、応用
□P2Pアプリケーション(P2P-SNS、P2P-VPN、P2P地震情報等)
□P2Pミドルウェア(JXTA,SOBA,SIONet等)
□Skype APIとその応用例
□P2Pとセキュリティ
□著作権関連
□コンテンツ流通の課題、ビジネス面の状況(音楽配信、動画配信、放送と通信の融合等)

本当はWinnyのあの人を呼べれば良いのだけども、ムリかな。。。

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