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2005.09.22

[SNS]Mixiのアンケート機能とコミュニティのサイズについて考察する

私はMixiのコミュニティを数個主宰していて、参加人数は小さいものだと50人、大きいものだと400人を越えてしまう。
多くの人が簡単にコミュニティ主宰者になれるのがMixiの良いところだが、逆に主宰者になると、色々な意味で大変である。オフ会を開いたり、トピックを立てたり、(私はないけども)トピックを削除したり。。
主宰者の皆様、本当にお疲れ様です。

主宰者になると、コミュニティの参加人数サイズによってコミュニティの質・内容が徐々に変わってくる事がわかり、大変面白い。コミュニティのサイズ効果の話をこれから少しずつ連載できればと思う。
Mixiのコミュニティの参加人数の成長曲線やそれに対する戦略については後日検討してみるとして、
今回はMixiのアンケート機能について考察してみる。

一般論だが、コミュニティが小さい場合、参加者は自由に発言することができる雰囲気を持つ。
(ただし、ここでコミュニティ主宰者の戦略を誤ると、「ある特定」のスキルを持つ人や趣味を持つ人しか発言ができなくなる前提ができてしまう。私もあるコミュニティで、そのような状態になった事があり、大変困った事がある。)

小規模なサイズ(経験では20~30人程度)では、参加者が本当に言いたい事が言え、またそれを多くの他の参加者が迅速に(それもフレンドリーに)対処していく。1回でも発言した人の割合は50%を超えることがある。
一種のアットホーム的な雰囲気を醸し出すことが多い。

ところが、それ以上のサイズ、特に50人を越えた頃になると、コミュニティのウォッチはするが、発言をしない人の比率が急速に増えるような気がする。この原因を私なりに考察してみた。

[原因1]既に「旧来」のコミュニティの人により形成された独特の約束・雰囲気が醸し出しており、発言がしにくくなっている。

[原因2]上記に関連して、「旧来」のコミュニティの人の意見に近いコメントでないと、レスが非常に遅い場合が多い。
(※この時点で如何に新規参加者のモチベーションを上昇させるかが、コミュニティ主宰者の腕の見せ所でもある。)

[原因3]コミュニティ立ち上げ当初はマーケティングにおける「イノベーター」「アーリーアダプター」のような「ヘビーユーザ」「ニッチユーザ」が多く、積極的にコミュニティに参加するが、50人を越えたあたりから、ライトユーザが多く入ってくると考えられる。

[原因4]トピックがすでに乱立していて、新規参加者がどのトピックに発言するか判断しにくくなっている。
あるいは過去トピックが多くて、ライトユーザが最初からトピックを読む気にならない。

[原因5]トピック生成が、あまりにも規則正しいルールに沿っているため、簡単にトピックを立てることにライトユーザがためらう。

[原因6]コミュニティの参加人数が多いため、ライトユーザが発言すると、どんな反応が返ってくるか不安で、(例えばコミュニティ違いですなどとの反応)結局発言できない。

※実は[原因4][原因5]は大規模コミュニティ(数100人以上)に非常に特徴的に見られる現象である。この原因を根本的に解決しているコミュニティは残念ながら私は知らない。

多分、まだまだ理由はあるのだろう。いかんせん、コミュニティによるサイズ効果の記事を私は知らないので、もしご存知の方がいれば、コメント欄等で教えて欲しい。

さて、[原因2]で少し補足したが、新規参加者の中で特にトピックを読む人が多い人のモチベーションをいかに上昇させるかが、コミュニティ活性化のカギになる。このことは、トピックの生成速度、オフ会の盛り上がり度に大きな影響がある。なんとかして、ライトユーザにコミュニティに参加しているという意識付けが必要である。

その意識付けを促進させる一つのカギがMixiプレミアムの「アンケート機能」である。
アンケート機能を使うと、1ユーザが1回だけ選択式アンケートに回答できる。また、補足したいことを自由に書くことが出来るのも特徴だ。選択式アンケートに答えるだけなら、誰が回答したかコミュニティ主宰者さえもわからないので、コミュニティのライトユーザにも簡単に利用できる。

実際、私はある時期に私が主催している複数のコミュニティに集中的にアンケート機能を活用した。
すると(コミュニティのサイズに比べて)意外にも大きい回答数を得られた場合があることを発見した。
これは、コミュニティに対して発言したい潜在的なユーザ数が、実際の発言者に比べ意外と多いことを意味していると考えられる。

アンケート機能を使用した前後でのコミュニティの活性度については、きちんとウォッチしてないが、ある程度発言が増えたコミュニティが確かにあることは事実だ。

今回はコミュニティが中規模サイズになった場合に、アンケート機能が有効であることを簡単ながら考察した。
50人を超えるコミュニティが非常に多い中、トピックがほとんど生成されてないコミュニティが多い。中規模以上のコミュニティ主宰者はコミュニティを活性化するために、アンケート機能を上手く活用してみるのは如何であろうか?

そして、今後は更に大規模なコミュニティを活用するための簡単な仕組み・機能を読者が提案し、実際にプレミアム会員に提供されることを期待している。私はその一つの手法が、コミュニティの複数人統治、分割統治、階層化だと思う。読者の皆様は今後、コミュニティ活性化のためにはどのような機能が欲しいと考えているだろうか?

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コメント

■>コミュニティの参加人数サイズによってコミュニティの質・内容が徐々に変わってくる事がわかり、大変面白い。■
□『朝日新聞』2005年5月11日の朝刊4面に「公立小中学校の「40人学級」の標準定数を引き下げて学級規模を少人数化することについて、文部科学省は10日、来年度からの実施に向け予算要求する方針を固め、財政当局との折衝に入った。月内にも調査研究協力者会議を立ち上げ、制度の具体的な検討に入る。
 文科省は、財政的な負担を抑えるため、まず小学校の低学年から少人数化を実現していくことを検討している。文科省の試算によると、今後5年間で約8千人の教員が全国で退職する見込みだ。この範囲で新規採用を行い、少子化や学校の統廃合の条件と重ねると、30人学級は小学1年で、35人学級は小1~2年で、それぞれ可能になるという。」と書いてあります。
□『朝日新聞』2005年5月13日の大分県版には「挾間町は今年度から、小学2年生にも「30人学級」を導入した。実施して1カ月。「子どもに最適の環境」と好評だ。文部科学省は公立小学校の学級規模を来年度から少人数化する方針を明らかにしている。「先行導入」した同町の小学校を訪ねた。(山本亮介)
 同町古野の由布川小学校(401人)。2年生は79人だ。標準的な「40人学級」なら2クラスだったが、30人学級の導入で3クラスになった。
 2年3組を訪ねると、図工の時間だった。26人の児童が「虫歯予防デー」のポスターを描いていた。担任の佐藤庸子教諭(48)は「迫力があっていいね」「もう少し濃い色にしてみようか」と一人ひとりに声をかけていた。
 教室内には机が6列に並ぶ。机と机の間は1メートルほどあり、児童2人が楽にすれ違える。ランドセルや手提げカバンをしまうロッカーにも余裕がある。「空間のゆとりは気持ちにもゆとりを生みます」と佐藤教諭。
 ここ数年、いすにじっと座っていられなかったり、人の話を聞けなかったりする子どもが増えたと感じていたという。30人学級の導入で、児童に目が行き届くようになった。佐藤教諭は「子どもはほめられると、がんばりが認められたと感じて落ち着いた行動がとれるようになる。その積み重ねで、クラスがまとまっていく」と話した」と書いてあります。
□『朝日新聞』の2005年2月26日の岐阜県版に「先日、ある小学校の5年生の国語の授業を取材した。
 黒板に模造紙をはり、子どもたちは物語に沿って自分が思ったことを記入していく。意見を言う役や話をまとめる役など、子どもたちはそれぞれの役割を自覚しながら授業を進める。
 このクラスの児童数は二十数人。工夫を凝らした授業ができるのも、少人数ならではだろう。
 現行の「少人数教育」に加え、4月から県内でも「少人数学級」が導入される。適正な学級規模が1クラス何人なのかは難しいが、よりよい教育環境が実現するよう期待したい。(村瀬信也)」と書いてあります。
□『朝日新聞』2003年4月22日の朝刊1面に「 国立教育政策研究所の研究者らが、全国の小学5年生に、自分の学級に授業を妨げる子がいるかどうかを尋ね、約1万5千人から回答を得て、学級規模別に学級の「健康度」を分析した。その結果、36~40人規模では「あまりうまくいっていない」と判断される学級が30%を占め最多。人数が多い学級は「健康度」が低い傾向が明らかになった。
 同研究所の小松郁夫・高等教育研究部長らが昨年末、アンケートをして295校(532学級)の1万4884人から回答を得た。公立小学校に通う5年生の1%強。5年生を選んだのは小松部長らの別の調査で、学級崩壊の発生率が最も高い学年だったからだ。こうした大規模調査は初めてという。
 授業を妨げる、子どもの具体的な四つの行動をあげて、「とても多い」「やや多い」「かなり少ない」「全くない」の4段階で答えてもらった。
 「とても多い」「やや多い」の合計は、(1)授業中に立ち歩く子(27%)(2)授業が始まっても教室に入らない子(22%)(3)おしゃべりしたり手紙を回したりする子(54%)(4)先生を困らせても平気な子(31%)だった。
 そのうえで「とても多い」を最高、「全くない」を最低とし、行動ごとに最高点、最低点を調整して点数化(最高で26点)。学級平均を計算すると、最もひどい学級は19点、最もうまくいっている学級は6点だった。
 立ち歩く子、教室に入らない子が「やや多い」と答えるなど、学級崩壊の危険をはらむ13点以上の学級を「あまりうまくいっていない」、10点未満を「とてもうまくいっている」、その中間を「うまくいっている」に3分類すると、全体の割合は順に約21%、37%、43%だった。
 5段階で学級規模別に分析すると、36~40人で「あまりうまくいっていない」が最多の30・2%、20人以下では13・2%と最少になる。ただ、26~30人では31~35人より多い。「とてもうまくいっている」が最多なのは、20人以下学級の48・4%、36~40人では15・6%にとどまった。
 小松部長は「36~40人学級だと健康度が低下するのは明らかだ。多人数の学級には力のある教師が担任として張り付けられる場合が多いが、それでも支えきれないということだと思う」と話している。」と書いてあります。

投稿: Kiyoshi | 2005.09.22 11:18

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