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2005年6月の11件の投稿

2005.06.29

[DHT]DHTオフ会小島氏の資料について

日曜日に行われたDHTオフ会ですが、DHTとComplex Networkについて講演して頂いた小島氏のプレゼン資料が公開されたので、是非ご覧になって下さい。
下記のBlogに資料の案内&今後の小島氏のワークショップ等の案内があります。
DHTオフ会資料

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2005.06.27

[DHT]DHTオフ会お疲れ様でした。

DHTオフ会、皆様お疲れ様でした。

筑波大開催という条件下でも35人程度の参加者が居た事はとても嬉しかったです。
また、質問が活発だけでなく、お互いに名刺交換をしたり、あるいは休み時間に参加者同士にディスカッションが行われた事はとてもオフ会を企画してよかったと考えています。
また、筑波大開催ということで、筑波大の多くの皆様が参加して頂きました。

私は体調を崩して、1時間程度しか寝ていなかったため、体力が持つかどうか心配でしたが、なんとか無事終わってホッとしています。また講演者側としては、自分にはない観点で質問を頂き、自分のアイデアを見直すいい機会でもありました。最後のP2P-VPNの章ではSoftEtherの登様がいらっしゃって、貴重なコメントを頂きました。(講演者としてはとても緊張しました(笑))

DHTは現在とても注目されており、また研究が激化している分野であります。今回のDHTオフ会の参加者の皆様、あるいはこのDHTオフ会のプレゼン資料を見た方から日本発の新たなDHTのアプリケーション、実装等が生まれれば、と考えています。

DHTオフ会は定期的に参加する予定ですので、今回参加できなかった方は次回是非参加して下さい。
なお、次回は都内開催を予定しています。

なお、DHTオフ会資料は下記のURLに一部掲載しています。
http://homepage3.nifty.com/toremoro/study/study.html

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2005.06.25

[DHT]明日はDHTオフ会です。

明日(6/26[日])はDHTオフ会です。
皆様とお会いできる事を楽しみにしています。

さて、スケジュール等を念のため書いておきます。

1)日時について
2004年6月26日(日) 13:00受付開始、13:30 講演開始です。17:00終了予定です。
なお、ボランティアにご協力して頂ける方は12:00に会場にお越し下さい。

2)会場について
筑波大(詳細は既に送ってあるメールをご覧下さい)
 
3)懇親会について
つくば中央センタ 魚民 18:00スタートです。
DAYZ TOWN 地下1階です。懇親会費は4000円です。
http://www.taimei.co.jp/dayztown/access02.html
http://www.roza.monteroza.co.jp/view/View_shop.php?SP_CD=802335

4)当日は名刺を1枚お持ち下さい。
(参加者名がわかりやすいように名札を配ります)
また、当日資料等は配布しませんので、各自
プレゼン資料の打ち出しをお願い致します。
プレゼン資料は以下のページに掲載予定です。
http://homepage3.nifty.com/toremoro/study/study.html
※小島氏の資料は講演後の公開となります。

5)お願い
・キャンセルされる方は「必ず」ご連絡をお願い致します。特に懇親会に参加される方は
ご注意をお願い致します。

それでは、明日会えることを楽しみにしています!

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[現代音楽]シュトックハウゼンレクチャーの概要について

昨日(6/23[木])、現代音楽の巨匠のシュトックハウゼンによるレクチャーに参加してきました。
ここで概要及び感想を書きます。

日時:6/23[木] 19:00~21:00
場所:天王洲アイル アートスフィア

電子音楽や偶然性の音楽等のパイオニアであり、現代音楽界ならず、ロック、テクノ界に強い影響を与えてるシュトックハウゼンの28年ぶりの訪日ということで、来日前から強い注目を浴びていた。今回は第21回「東京の夏」音楽祭2005の開幕を飾るにふさわしいイベントであった。
なお、6/24[金]~6/25[土]まで昨年ドイツで初演されたリヒト=ビルダー及び氏の電子音楽等が演奏される事でも多方面から関心を持たれていた。

ロビーでは氏の電子音楽や今回演奏されるリヒト=ビルターのCDが売られていた。

さて、今回のイベントだが、前半はリヒト=ビルダーに関する氏自らによるレクチャー、及び後半は参加者からの質問という構成であった。

まずリヒト(LICHT:光)だが、これは一週間演奏にかかると言われる超巨大な一種のオペラである。このリヒトは曜日による区切りがされていて、今回レクチャーの対象となった「リヒト=ビルダー」(LICHT-BILDER)[光=イメージ]は「光の日曜日」の第三場にあたる。

なお、ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、近年話題になった「ヘリコプターカルテット」もこのリヒトの中の楽章の一つとなっている。

ではレクチャーに関する概要について書いておきます。
今回のレクチャーですが、リヒト=ビルダーの構造である冒頭部、月曜日~日曜日という8つの章に応じて、その章の区切り毎に簡単な解説を氏自ら行うと言うものでした。

楽器編成はバセットホルン、フルート、テノール、トランペット、シンセサイザー、サウンドプロジェクターからなり、
サウンドプロジェクターは氏自ら操作していました。(サウンドプロジェクターは観客席中央にありました。)
なお、バセットホルン、フルートにはマイクがついてあり、リングモジュレーターによって周波数が加工されます。氏はリングモジュレーターを使った作品を過去に何度も発表していて、「マントラ」などの作品が代表例として挙げられます。

今回のリヒト=ビルダーの特徴ですが、バセットホルン、フルート、テノール、トランペットの奏者がステージに立ち、音形に合わせて動作をする事が挙げらます。例えば、クレシェンドの時には右へ動く、メロディが上昇する時には楽器を上方向に動かすなどです。動作は直線的な単純な動きではなく、非常に複雑に「指定」されています。

なお、ステージ上の4人の奏者は全て暗譜で演奏します。指揮者はいません。
初演時のリハーサルでは1日7時間45日間に渡ったそうです。

演奏ですが、各奏者に特殊技法等高度な演奏テクニックが求められます。また動きながら演奏するので、見ている方でも大変さがわかります。トランペットは5種類程度のミュートを使い分けていました。演奏時間は約40分。奏者の服装はエスニックな感じのものでした。

リヒト=ビルダーではテノールが入る事で、言葉と言う概念が非常に大切な役割を示します。歌詞はほとんどが単語で、各曜日毎にテーマがあり、それに関する単語を羅列するような感じです。
(例えば金曜日は天体がテーマになっていて、「こぐま座」や「いて座」などが出てきます。)
また、神を称えるようなフレーズが何度も出てきます。

後半では氏への質問コーナーとなっていました。
今回印象に残った質問を書いておきます。(メモをしてないので、かなりの抜粋ですし、部分的にあやしいですが。。。)

Q:今回のリヒト=ビルダーにおいて氏のフォーミラ技法が使われているか?
A:使われていません。

Q:リヒト=ビルダーにおいて、管楽器及び声によって構成されていますが、弦楽器あるいは東洋の楽器等の採用は検討しなかったのですか?
A:バセットホルン及びトランペットはリングモジュレーターによって変調されます。これにより有機的で豊かな音色が発生します。そのため、この構成で充分と考えました。

Q:音楽と空間についての関係を教えて下さい。
A:自分の曲の大半が空間音楽なので、空間の概念は非常に重要です。(この後グルッペンなどについて解説)
自分の曲が望ましい形で演奏できる空間がほとんどないのが残念です。
例えば、普通のホールは一つの点から音が発生することを考慮して設計しています。しかしながら自分の曲は観客の周りに音源があったり、いわゆる通常のホールとは意図する音の状況が異なります。
(なお、回答の際には雅楽との関連、日本で初演した作品などについても説明していた。)

Q:言葉と音楽についての関係を教えて下さい。
A:自分の多くの曲で神への感謝を表わしています。例えば「少年の歌」は古い書物「ダニエルの書」を用いて、神への感謝を表わしています。また、今回リヒト=ビルダーにおいて(月曜日だと)石ー丘ー水などについてテノールが語りますが、これも全人類全てにおける神への感謝への象徴として「石」「樹木」などの言葉を発するようにさせています。

感想ですが、まず巨匠自体を目の前で見えたことが大変嬉しかったです。質問コーナーによって氏の音楽に対する考え方が少しながら理解できたのは自分にとって大きな収穫でした。
ただ、音楽自体はあまり革新的には聞こえず、感激したとは自分は思えませんでした。事前にリヒト=ビルダーについてCDを聞き込んでいたら、また違って聞こえたかもしれません。

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2005.06.23

[DHT]DHTオフ会資料最終版

今日は現代音楽の巨匠、シュトックハウゼンのレクチャーに行ってきました。感想、概要は後で書きます。
さて、今週日曜日に行われるDHTオフ会のプレゼン資料が完成しましたので、お知らせします。
新たに「DHTとP2P-VPN」の章を付け加えました。
≪プレゼン資料≫
http://homepage3.nifty.com/toremoro/study/study.html

なお、小島氏のプレゼン資料は講演後に公開とのことです。

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2005.06.19

[DHT][P2P]P2P-VPNの提案

ご存知の方が多いとは思うがSoftEtherと呼ばれるユニークなVPNソフトがある。
これはグローバルアドレスを持った仮想ハブと言う呼ばれるノードがあり、それに対して色々なノード(例えばプロキシ内のノード等)がアクセスして、仮想的なレイヤ2ネットワーク、すなわちイーサネットを作ることである。

ここで問題なのはグローバルアドレスを持った仮想ハブを「固定して」誰かが持っていないといけないことである。
ではこの場合を単純に考えた場合、どのような問題が起こるだろうか?

1.仮想ハブにトラフィックが集中する
2.仮想ハブがダウンした場合にトラフィックが停止する

このように考えると、ある程度トラフィックがでる場合、この手のVPNには仮想ハブがある程度以上のスペックが必要であることがわかる。また仮想ハブをだれかが管理しないといけない。

そこで、DHT(分散ハッシュテーブル)を使って上記の課題点をクリヤしよう。DHTはSkypeのスーパーノードに使われている技術だと思えば良い。すなわちDHTを使ったP2P-VPNである。
(※実はこのP2P-VPNについては既に昨年9月に行われた第1回P2P勉強会で可能性についてさらりとコメントしている。次の日曜日(6/26)のDHTオフ会にSoftEtherのIKeJIさんが来るので、もう少し検討したものである。)

1.仮想ハブにトラフィックが集中する
解決方法としては2点存在する。
解決方法1.UDP HolePunchingを使い、UDP上で仮想TCPを動かす。
解決方法2.DHTのノード間で仮想ハブを分散し、経路毎に通過する仮想ハブを変化させる。

解決方法1はskypeのNAT越えでおなじみのUDP Hole Punchingだ。DHTのグローバルアドレスを持ったノードはSTUNノード[且つ仮想ハブ]になる。VPN間でUDP Hole Punchingを使える場合、TCP over UDPで通信を行う。
UDP Hole Punchingが使えない場合、TCPで1ノード経由してVPN通信を行う。

解決方法2はDHTのグローバルノードが仮想ハブになるが、それがDHTをうまく使って、仮想ハブの役目を分散させることだ。今、ノードAがノードBとノードCと通信する場合、通常ノードB、ノードCに対して同じ仮想ハブを用いる。DHTを使えば、仮想ハブを分散させる事が可能だ。

例えば、各ノードXのNodeIDをNodeID_Xとすると、ノードA⇔ノードBと通信する場合、
NodeID=(NodeID_A+NodeID_B)/2 となるノードを仮想ハブにすれば、仮想ハブが分散される。

このようにすれば、仮想ハブにトラフィックが集中しないし、例え仮想ハブがダウンしても、すぐさま隣のNodeIDのノードにセッションを引き継ぐようにすれば良い。この辺はDHTによる分散ストレージに似た議論になる。

いずれの2方法にせよ、SoftEtherの場合、完全にEthernetのエミュレーションなので、ブロードキャストなどが発生した場合には実装に工夫が必要だろう。この手のDHTの話は仮想レイヤ2よりも仮想レイヤ3(4)の方が簡単なのかもしれない。つまり、DHTのグローバルノードを仮想ハブでなく、仮想ルータにして、ここで完全に通信のルーティング、ポート等を制御してしまう方法である。

仮想ハブ、ルータはDHT上に置かれている各ノードの電子証明書を用いて認証及び通信の制御を行う。通信自体は電子証明書によって暗号化されるので、中間侵入攻撃はムリで、仮想ハブ、仮想ルータによって改ざんされることはない。(ただし、通信を意図的にドロップすることは可能である。)

ちなみにもしDHT全体を仮想ハブ等にすると、DHTに入っているNodeIDを上手く変換してMACアドレスにしてしまう手も考えられる。NodeIDは基本的に衝突しないので、うまく行くのではないだろうか?

DHTオフ会ではもう少しつっこんだ内容でプレゼンしたいと思う。

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2005.06.16

[Skype]skype conference 2005の日時について

先日お伝えしたskype conference 2005 JAPANですが、
・英語での語順が変だよね?
・世界初?だからJAPANいらないよね?
ということで、skype conference 2005という名前に変えようと思います。

それは、どうでも良いことですが(笑)、日時等がほぼFIXしてきたのでお伝えします。

□日時 2005年9月3日(土) 10:00~18:00ぐらい
□場所 都内の某大学(収容人数は300人ぐらい?)

なお、講師陣との調整により、上記日時等については変更する可能性があります。
情報がFIXした際にもう一度ご連絡致します。

※なお、参加募集はまだ受付していません。いずれボランティアの方から優先的に募集受付をする予定です。

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2005.06.12

[P2P]P2P掲示板GWの簡単なアラシ対策の提案

そういえば、Ringoch-GWが機能しなくなってから久しい。Ringochから当Blogにリンクされているのはアクセスカウンターからわかるのだが、いかんせんどんな書き込みがないのかわからなくて不便だ。(それならRingochインストールしろ!ということになるのだが。)新月も過去DoS的アタックをされたようだ。(作者はアプリの改善をしたとのこと。)

このようなGWは書き込みDoS的なアプローチで負荷が高くなってしまう。そのためGWが機能しなくなるということになる。

良く考えるとこのようなP2P掲示板GWで一番簡単な荒らし対策はGW経由の書き込みを禁止してしまうことではないか?と考えた。スレッドを読むだけならGWも負荷がかからないからだ。

(もしリロード的なDoSをしてくるのであれば、プロキシ経由のアクセスを禁止して、さらにアクセスリストをつけることが考えられる。もっとも書き込みにおける負荷に比べれば読み込み負荷は小さいし、あるIPアドレスか複数スレッドに読み込み負荷が集中すれば、そのノードに対するする読み込み制限をする事などが考えられるだろう。)

もっと複雑な対策は可能だが、そのようなIDS的プログラムを作るのは面倒だ。

実はこの方法、P2Pアプリユーザを増やすという効果もある。書き込みしたければRingochや新月をインストールすればよい。そうすれば、読み込みしかできないWEB経由からのアクセス者との差別化ができ、結果的にRingochや新月のユーザを増やす事が出来る。つまり、GW経由からの利用について機能制限を行えば、P2Pアプリのインストール者数が多くなるのではないだろうか?

皆様のご意見をお待ちしております。

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2005.06.11

[DHT]DHTオフ会資料バージョンアップしました

DHTオフ会資料をバージョンアップしました。44Pもあるので、もしかしたら1時間程度の講演になるかもしれません。大体講演内容を網羅したので、あとは表現の仕方などをこれから変える程度だと思います。

DHTを活用したアプリケーションの考察ベータ版6月11日バージョン(pdf)
もし余裕があったら、P2P-VPNの章を加えるかもしれません。。。

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2005.06.07

[DHT]DHTオフ会プレゼン資料ベータ版

6月26日のDHTオフ会プレゼン資料ですが、とりあえず一部ができましたので、アップします。
後は書いてないところを埋めて、もう少し詳しく書きたいと思います。

資料は下記のURLからダウンロード可能です。(pdf)
http://homepage3.nifty.com/toremoro/study/study.html

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2005.06.04

[DHT]DHTオフ会講演内容について

さて、そろそろDHT(分散ハッシュテーブル)オフ会(6/26[日]筑波大開催)の講演資料を作ろうと思います。
DHTオフ会の詳細:
今回はDHTについてある程度理解できている人がターゲットなので、P2P勉強会よりも突っ込んだ議論をする予定です。例えばセキュリティの課題点や実装の際の注意点など。
主な内容は以下の通りです。

・DHTにおけるSNS構築:認証の方法と実装の際の課題点について
・分散プロキシのDHTの適用~セキュリティを中心に:匿名性と悪意のあるユーザのトレース方法の検討
・ソーシャルブックマークのDHTの適用:DHTにおけるあいまい検索の提案と課題点
・DHTによるデータベース構築の提案:課題点と将来性について

ネタ的には面白いと思います。プレゼン資料はオフ会一週間前には公開できると思います。

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