[P2P]P2Pプロキシはどこで使うか?
最近の国内外のニュースを見ていてぼんやりと思ったのだが、おそらくP2Pプロキシというのは日本国内というよりも国外で使われるべきものかなと考えました。
国によっては情報の入手先が規制されていて、特定のWEBページなどにはアクセスできないとのこと。情報が色々な経由から入って客観的に判断することが必要なのに、そのような規制があるのは情報時代の現在となっては悲劇的だ。
世界中にP2Pプロクシユーザがいて、閲覧するWEB内容やURLが暗号化されていれば、国によってその通信を規制をするのは難しいし、ユーザも匿名の中で安心して情報を入手できるんだろうな、と。結果的にユーザは多くの情報を元にそれを自分自身で客観的に判断することができる。最初はそのような判断をするのは難しいかも知れないが。。。P2Pプロキシで有名なTORが米海軍で作られたのは、もしかして単なる軍事利用という意味を超えてそこまで狙っているのかもしれない。
#参考#
Torとは?
P2P匿名プロキシサーバのTOR
Torは串弾きを潜れるか?
以前も書いたようにDHT(分散ハッシュテーブル)を使えば簡単に、そして強力な匿名性を取り入れたP2Pプロキシが出来る可能性がある。
もしかするとP2Pは世界の流れを変えてしまう、そんな強力な技術なのかもしれない。
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コメント
以前、アメリカの共和党の公式ホームページ(http://www.gop.com)を閲覧しようと思って、インターネットエクスプローラーのアドレス欄に共和党のURLをいれて、Enterキーを押したのに、インターネットエクスプローラーの右上隅の地球のマークが延々と回転するだけで、共和党のホームページにつながりませんでした。最初は、混雑しているせいかな、と思っていたのですが、何日も接続不能が続いたので、ひょっとしたら、外国からの接続を拒否しているのかな、と思って、有名なプロシキanonymizer(http://www.anonymizer.com/)のFREE Private Surfingという項目のアドレス入力欄に共和党のアドレスhttp://www.gop.comをいれたらすんなりつながったのを思い出しました。
先日、中国の反日サイト「愛国者同盟網」のアドレス(http://www.1931-9-18.org/←柳条湖事件の日?)がテレビのニュースの画面にチラッと映ったので、早速、正攻法(←インターネットエクスプローラーのアドレス欄にURLをいれてEnterキーを押す)で接続を試みたのですが、うまくいきませんでした。そこで、anonymizerを経由したら、接続できました。
いつも、こんなに、うまくいくとは限らないでしょう。日本から接続していると思わせないで、外国のホームページを自由に見る技術が私にあればと痛感しました。
私の話は「P2Pプロキシ」ではなくて、ただのプロキシですが。
投稿: Kiyoshi | 2005.04.15 12:59