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2004年12月の22件の投稿

2004.12.31

[P2P勉強会]ボランティアの募集について

2/26(土)の第2回P2P勉強会ですが、今回もボランティアの募集を致します。

ボランティアの内容として

・当日の受付、会費の集金
・会場の準備、後片付け
・勉強会後の懇親会の準備・調整(懇親会での)司会
等があります。

なお、ボランティアの方には優先的にP2P勉強会の席を確保致します。

ご興味のある方は
・氏名(ふりがな)
・所属
・連絡用メールアドレス
・P2Pとの関わり合い
等をお書きになって、tnishita@yahoo.co.jpまでご連絡をお願い致します。

皆様からの御参加、心よりお待ちしています。

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2004.12.30

[Skype]Skypeでカラオケ!?

まだ風邪が残っているようで、調子は今ひとつなのだが、ずっと寝てばかりでも良くないと思い、Blogを少し書いてみる。
さて、今週skypeで簡易ネットラジオという題目でBlogを書いたのだが、yomoyomoさんから面白いコメントがあった。

>「カラオケ」がSkypeのキラーアプリになるぞ! という意見もあります(笑)
http://www.yamdas.org/column/technique/ow_skypej.html

これは面白い視点且つ音楽業界にとっても収入となりうるビジネスモデルだ。ここで私が考えているSkypeでのカラオケモデルを考えてみよう。

・ユーザの一人がカンファレンスノードとなる。
・カンファレンスノードは音楽配信サーバと接続する。
・カンファレンスに参加しているノードは音楽配信サーバとCS型で通信を行い、好きな曲を選択することができる。

こうすれば、音楽配信サーバを利用する時に課金ができるため、音楽配信業者からも同意が得られやすいだろう。あとは音楽配信サーバとの接続インターフェースを作りこむか、あるいはWEBブラウザから音楽配信サーバにリクエストを送ればよい。ただし、どのカンファレンスに音楽配信をするかは音楽配信サーバに対して作りこみをする必要がある。

ここで気になるのは遅延だ。例えば、カンファレンスノードがA、音楽配信ノードをB、カラオケで歌おうとするノードをC、観客の一人をDとする。

Cに対して音楽データはA⇒B⇒Cとなる。ここで、Dはカラオケの音はA⇒B⇒Dという経路で伝わり、一方カラオケの歌の方は、(A⇒B⇒)C⇒B⇒Dという風に経由する。そのため、歌とカラオケの音楽データの間にはB⇒C⇒Bだけ時間の差分が発生する。同じISP、県内等であればこの遅延はあまり考慮しなくていいが、場合によってはクリティカルに効いてくる場合もある。

その場合にはやはり次のようにするしかないだろう。つまり、
・各ユーザは音楽配信サーバと接続できるようにする。
・音楽配信サーバからの音楽とユーザのマイクとの音楽をミキシングして配信できるようなソフトの作りこみを行う。

という手段が必要だ。これであれば、歌と音楽のズレは発生しない。

Skypeで遠距離カラオケが出来る日も近いかもしれない。

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[P2P]「P2Pと認証」アップしました。

去年もそうだが、年末に風邪ひいてしまった。安静にしているが、熱が下がり少し回復したので久しぶりにHPをアップした。
P2Pと認証
PKIでのP2P認証の話とその応用例としてSNSの実現について書いてあります。興味のある方は是非ご覧になって下さい。

まだ風邪は完全に治っていないのでまた寝ます。。。。

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2004.12.29

[P2P勉強会]先行予約(Mixi)のお知らせ

第2回P2P勉強会ですが、Mixiに入られている方は先行予約が出来ます。
Mixiの方はP2Pコミュニティに入られた後、下記のURLから参加表明をして下さい。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=353092
なお、Mixiに入られてない方はしばしお待ち下さい。

※注意:Mixiにまだ参加されてない方でMixiへ参加したいため私に調整して欲しい等のご連絡等は、多忙のため大変恐れ入りますがご遠慮下さい。

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2004.12.28

[P2P勉強会]第2回P2P勉強会 場所・開催日FIXしました。

大変お待たせ致しました。第2回P2P勉強会ですが、以下のとおり開催致します。

■開催日 2005年2月26日(土)(スケジュールは後日発表します。)
■場所 電通大調布キャンパス(詳細は後日参加者にお知らせ致します。)
■募集人数 120名を予定
■会費 1000円を予定

※詳しい講演内容、講師については年明けぐらいに発表できると思います。また、勉強会終了後、懇親会を行う予定です。まだP2P勉強会の参加者募集を開始していませんのでご注意願います。

また、P2P勉強会プレ飲み会は現在30人程度の参加者がいます。これ以上収容するのは難しそうなので、特に問題なければ、プレ飲み会参加の締切日を12/31中とさせて頂きます。

勉強会会場調整において、電通大の井原様に尽力して頂きました。心より感謝致します。

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2004.12.27

[資格].com Master ★★★受かりました。。

今日、.com Maste ★★★の合格発表日ということで、WEBサイトを覗いてみた。
今回は教科書以外にほとんど勉強してないので、テストを受けた時もこりゃマズイな状態で、次の試験の時頑張ります!宣言だったのだが、フタをあけてみると、合格との表示!自分としてはうれしいというよりは驚いてしまった方が正直なところ。とりあえず2万円損しなかったのと、もう一度受けなくてほっとしているところである。

こうなると欲が出て、是非とも★★★★とか★★★★★ぐらいの試験をいずれは出して欲しいと思う。

いずれCCNAやMCPぐらいの認知度が出るのでしょうか?

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2004.12.26

[skype]skypeで簡易ネットラジオ(DJ)

ご存知の通りskypeにはカンファレンス機能があって5人まで音声を共有できる。
これを使って簡易ネットラジオ(DJ)ができそうだ。
特にskypeは音質が良いのでクラシックなどの音楽でも試聴音質に耐えられそうだ。

そんなことするんだったら、MP3に落としてskypeで音声ファイルを相手に送れば?ということになるのだが、こっちはCDが一杯(500枚ぐらい?)あってそれをわざわざMP3に落とすのは面倒だ。その点、skypeはCDをつけながら、音声を共有できるので簡単なのだ。

ただ、ちょっと残念なのはSkypeのIMがカンファレンス全員に通知することができないことだ。これがもしできると、今かけている音楽の解説やオマケ情報が送れたり、あるいはそのままAmazonとかでお気に入りのCDを書くことが出来るようになる。そして、曲が終わるとDJ+みんなの意見を音声で言い合うわけだ。(次の曲はこんなのがイイ!とかね。)まあ、IMだけは他のソフトを使えば良いのかもしれない。

Skypeの一番の利点はサーバレスであることだ。YahooのIMでも同じようなことができないこともないが、プライベートでやろうとすると結構面倒な場合もあるし、あるいは知らない人が参加できる場合もある。Skypeはその点既に知っている仲間内だけでカンファレンスができるし、6人以上は参加がムリだ。ということでこのような使用範囲であれば、個人的には著作権にも(私的な利用)に相当すると思うのだが、如何だろうか?(この辺は法律に詳しい人の意見求む!ですね。)

機会があったらクラシックや現代音楽の解説をSkypeネットラジオで仲間内だけでやってみたい。いずれは生バイオリンを披露するかな?

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[P2P]コンテンツ流通の偽装対策

既にご存知の方が多いとは思うが、ちょっと変わったWinnyコンテンツ流通対策ソリューションがリリースされている。
「Winnyを撃破」――ダミーファイル大量放流で著作権を守るサービス

一般に現在のP2Pコンテンツ流通ではコンテンツの偽装対策が充分されているとは言えない。これは特にコンテンツを従量課金制度にした場合、深刻である。

研究所にいた当時、そのような偽装の可能性があると思い、私も色々と考えていた。詳しい話はHPの「P2Pとコンテンツ流通、課金」を見て欲しい。
ここでは簡単に偽装対処法について考えてみよう。

一番の軸となるのは、どうやってコンテンツが本物かどうか見分けることである。一番簡単な実装は、コンテンツのハッシュ値を取る事だろう。つまり、どこかに本物のコンテンツのハッシュ値があり、自分の手持ちのハッシュ値と照らし合わせれば、それが本物かどうかがわかる。

そのハッシュ値をどこに格納するかが問題になる。一つはどこかのサーバに蓄積する事が考えられるだろう。ただしそのようなことをすると、サーバに負荷がかかりすぎる事になる。もちろん、DHTを使って本物かどうかのハッシュ値を各ノードに分散することもできるだろう。

一つの解決例として、コンテンツと一緒にハッシュ値やコンテンツのタイトルを格納したメタデータを一緒に流通させる事が考えられる。そのメタデータは電子署名がされてあり、改ざんをすることができないようにしてある。これによって、メタデータを偽装することも困難となる。

このときちょっとだけ懸念点がある。例えば、TV朝日が「ドラえもん」というコンテンツを作成し、P2Pネットワークで中通させたとする。ところが、コンテンツを認証するための鍵を既に認証局に登録されている、ある人物Aが同じ(コンテンツ名が同じで中身が全く違う)「ドラエもん」というコンテンツを作成し、流通させることができてしまう。

しかしながら、もしこのようなことがあれば、ペナルティとして認証局からその人物Aの電子署名鍵の失効をすることができるので、そのようなリスクをおかしてまでコンテンツを偽造する人は少ないと思われる。また、電子署名の鍵の持ち主を調べる事により、ある程度コンテンツが正当な作成者が作成したかどうかはわかるだろう。

コンテンツをカプセル化し、さらにそれを特定コンテンツ業者あるいはアプリケーション会社しか公開しないことによってコンテンツの正当性を保障することもできるだろう。しかし一般的に考えれば、オープンなメタデータ管理によってコンテンツ流通を制御することが個人的にはふさわしいと考えている。


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2004.12.25

[P2P]DHTの掲示板システムの検索・負荷分散の考察

クリスマスは新国立劇場で久しぶりにバレエを見た。
クリスマスというとバレエではチャイコフスキーの「くるみ割り人形」が定番だが、今までは組曲版しか聞いたことが無くて、今回全曲を聴いたときは新鮮だった。ストーリーは分かりやすいし、バレエも面白いし見た目もキレイなのでバレエ入門者でもきっと楽しめる内容だと思う。

さて本題に入ろう。
DHT(分散ハッシュテーブル)を使った掲示板システムについては既にHPに書いてあるので詳細は省く。
ここではそれをベースにして色々な懸念点を解消する改良案を見出して行きたい。

まず、DHTを使うとあいまい検索がしずらい。ところで掲示板で検索をする時に、どの部分が検索の対象にするかといえば、恐らくスレッドのタイトル名だろう。つまり、ここの部分をまずあいまい検索するようにできないだろうか?

考えられる手段として次のような方針を考えよう。
・スレッドのタイトルの名前及びそのハッシュの対を集めたノードを設ける(これをタイトルノードと呼ぼう)
・スレッドの中身自体はスレッドの名前をNameとすればNode_ID=hash(Name)に格納。

こうすれば、まず掲示板システムを利用する人はタイトルノードにアクセスして、そのノードに含まれるタイトル一覧から選べばよい。そうすれば自ずとあいまい検索もできるわけである。

ただし、このようなシステムだとタイトルノードに負荷がかかりすぎる。そこで

[対策1]カテゴリを複数設け、カテゴリ毎にタイトルノードを設置する

ことが考えられる。そうすれば、あるカテゴリを参照する時のみそのカテゴリの対象となるタイトルノードに負荷がかかることになる。

これでだけでは人気のあるカテゴリではタイトルノードにやはり負荷がかかることが考えられる。そこで、

[対策2]カテゴリ毎にそれを管理するタイトルノードを複数設置する。それをクライアントのIP毎に負荷分散させる。

ことを考えて行きたい。

例えば、今クラシックというカテゴリがあったとする。その時にタイトルノードは
[Node0] Node_ID=10000
[Node1] Node_ID=10100
...
[Node_9] Node_ID=10900

のように10個設ける。メインとなるノードはNode0で基本的に情報の変化があればこのノードのみ書き込みを行い、この内容を他のノードが複製する。

このクラシックのカテゴリにアクセスする場合には、クライアントのIPアドレスをIPとすると
NodeX=10000+[hash(IP) mod 10]×100
となるNodeXにアクセスすれば良い。これはロードバランサーのハッシュによる負荷分散と同じ方法である。
(注意!DHTの場合、一般にハッシュ空間が大きいので、上記の式の係数(ここでは100)は注意深く検討しなければならない。そうしないと、全く負荷分散にならない可能性がある。)

DHTだと負荷が分散されるのだが、場合によってはある特定ノードに対しての負荷が集中することも考えられる。このような、特定ノードに対する負荷分散の考慮は論文等を見るとあまり検討されていないように見受けられるが、いずれ重要な要素となるだろう。

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[Diary+P2P]アクセス状況と未来予想

イヴは横浜みなとみらいホールで第9を聞いた。
第9は母校の大学オケで聞いたことがあり、不覚にも眠ってしまった事がある。そのために今回の演奏もどうかな。。といった感じだったが、昨日のコバケン指揮+日フィル+藝大合唱団の演奏は本当に素晴らしくて鳥肌がたつぐらいであった。昨日は自分の人生にとっても転機となる日だけあって、忘れない演奏会になると思う。
今日は新国立劇場でバレエ「くるみ割り人形」を見るつもり。奮発して一番良い席を取ったので楽しみだ。

ところで、HPやBlogのアクセス状況であるが、Skypeの特集などが各サイト+雑誌に取り上げられいるせいか、特定のキーワードで来る人が多い。具体的に言うと

・Skype
・UDP Hole punching
・NAT + P2P
・STUN

というキーワードで検索されている。特にUDP Hole punching や NAT + P2Pでググると1番トップに来る(これは私もびっくりしている)ので最近良くアクセスがある。UDP Hole punchingは興味深い技術だし、P2Pと親和性が良いので盛んに以前から取り上げたり、P2P勉強会でも1テーマとして講演してもらったが、こう人気が出るとBlogやHPを書いたりP2P勉強会を企画する方としても非常に遣り甲斐がある。

ところでSkypeのネットワークは数10億ノードに耐えられるとインタビュー記事であった。となるとこれはDHT(分散ハッシュテーブル)の限界と一致するので、恐らくDHTを使っていると予想している。この辺でDHTもブレークして欲しいものだ。

かなり昔からSkypeはUDP Hole punchingを使っていると予想していただけあって、今回も的中なるか?

ちなみにSkypeの次にP2Pに来るブームはずばり「ゲーム」と予想している。というのは、オンラインゲームは管理者側のシステム構築費(それもハード+通信費)が凄くてペイできないところがほとんどだからだ。というわけで、ユーザのリソースを一部もらいながら運用する形態が今後進むだろう。まずは小規模ゲームそして最終的にはMMORPGというわけだ。ただし、認証系など一部のシステムはサーバが介在するモデルとなるだろう。

皆様は次のP2Pを引っ張るサービスはどのような物だと思いますか?

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2004.12.23

[skype]skypeの分析論文

2005年1月号の日経NETWORKにskypeの仕組みについて解説がある。興味がある人は見て欲しい。

Skypeのネットワーク側の動きについては色々なところで議論されているが、下記の論文が現時点では一番詳しいと思う。

「An Analysis of the Skype Peer-to-Peer Internet Telephony Protocol」 
Salman A.Baset and Henning Schulzrinne (pdf)

詳細なメモはあとで書くかもしれないが、とりあえず注目するべき情報というと。。

・Skypeは暗号化にAESを使っているらしい。またAESの鍵をネゴするためにRSAを使う。
・NAT越え通信はSTUNなどでFWのタイプを特定しUDP Hole punchingを使って通信していると推測される。
・ただし、UDP Hole punchingが出来ない場合はTCPを使ってスーパーノード越しに通信する。
・Skpeユーザをどうサーチしているかについては解明できず。DHTの可能性についてもわからずじまい。

まだまだ謎は多いようだ。とりあえずP2P勉強会ではDHT+SIP+UDP Hole punchingでskypeよりも興味深いシステムができるか講演する予定だ。

それでは皆様素敵なクリスマスを。

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2004.12.22

[P2P勉強会]講師陣の調整模様

2月に予定しているP2P勉強会ですが、講演者について以前からご報告している人に加え

・千葉大学 阪田 史郎 教授
・株式会社ネットアーク 松本 直人 社長
・産業技術総合研究所 グリッド研究センター 首藤 一幸 氏
・一橋大学大学院 社会学研究科 福島 直央 氏

で調整しています。まだ完全FIXではありませんのでご注意下さい。

いずれもP2Pの各方面の日本を代表する有識者です。
講演タイトル及び講演概要については後日お伝えいたしますのでご期待下さい。

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2004.12.20

[Diary]誕生日とクリスマスとの微妙な関係

明日12/21は私の誕生日だ。そして今日20日は20代最後の日でもある。

30代というと子供の時には随分先の話だと思っていたが、あっという間に(特に20代後半は)来てしまったような気がする。この前大学の同期と忘年会を開いた時には、自分が思い浮かんでいた30代と随分現実とは違うね、という話で盛り上がった。きっと今思い浮かんでいる60歳の自分は将来訪れる現実とは大きく違うんだろうな。

ところで誕生日である12/21はクリスマスの直前である。
子供の時には誕生日プレゼントはクリスマスプレゼントと一緒(つまりプレゼントが1つ)という悲しい過去があった。そういう意味でクリスマスと誕生日が離れている子は本当に羨ましかった。

時代は移って、大学院時代のときに物理学専攻だったこともあり、大学1年生の物理演習の授業を担当していた。その時にこの話をしたら、
「私は12/24生まれでそれも双子です。誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントが一緒でかつ双子でプレゼントが1つなんですよ。Tomoさんなんてまだ良いほうですよ。。」
ということをレポートの感想に書かれたことがある。さすがにお気の毒に。。と感じてしまった。かと言ってレポートの点数は甘くつけなかったのだが。(笑)もっともその人は非常に成績優秀な人でそんな必要も無かった。

それにしてもクリスマスと言い、バレンタインと言い、西欧諸国の「ルール」と日本の「お約束」が大分違うのが気になる。どうしてこうなったのか気になるが、それはきっと日本らしさであるお祭り騒ぎと貪欲な吸収性を表わしているのかなと思う。日本に滞在している外国人がクリスマスの風景を見たらどう感じるのか見てみたいと思う。

もうチケットが取れないかもしれないがクリスマスには新国立劇場でバレエ「くるみ割り人形」を見たいと思う。さすがにこの日はカップルばっかりかな?奮発してS席でも予約してみようっと。

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2004.12.18

[ヴァイオリン]来年の発表会

うちのヴァイオリン教室は毎年夏に発表会がある。そのため、今の時期ぐらいから発表会で何を弾くのか先生と相談することになる。

昨年はバッハのバイオリン協奏曲第1番第1楽章を弾いたので、本当はバイオリン協奏曲の2番の1or3楽章を弾きたいと思っていた。(というか既に楽譜を買ってしまった。)
それで先生に相談すると、
「うーん、Tomoさんにはまだムリだね。第1番と違って音をきっちり出すことだけではダメで表現力をもっとつけないと。」とのこと。がっくり。

ではということで「じゃあ、コレルリのラ・フォリアはどうですか?」と言ったら
「それなら、ヴィターリのシャコンヌの方がいいね。でもこの曲再来年度に弾かせようと思ったのだけども。」
とのこと。気合があれば来年度の発表会でも良いとの事だが、大変そうなので再来年度にチャレンジしてみたい。

他の曲でもリサーチ掛けないとなぁ。ヘンデルのソナタは昨年弾いていた人がいたので、チャレンジしてみたいなって個人的には思っている。やっぱりバロックかな。

今回書いた内容ぐらいのレベルでお薦めのバイオリン曲があれば是非教えてください。


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2004.12.15

[skype]skype導入しました。

skypeを導入しましたので、取り合えず書いておきます。
IDはtoremoro21です。どうぞお気軽にコンタクトを取って下さい。。
ただし、通話が出来る時間帯は夜の11時~1時ぐらいだと思います。

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2004.12.14

[コミュニティ]こんな本買いました。

P2Pつながりでコミュニティ関連の研究をぼちぼちしようかと思い、こんな本を買いました。

新ネットワーク思考 アルバート・ラズロ・バラバシ著
すらっと読んでなるほどね~といった感じでしょうか。一度は読んでみると良いと思います。

ネットワーク分析―何が行為を決定するか 安田 雪著
実践ネットワーク分析―関係を解く理論と技法 安田 雪著

この2つは(社会的な)ネットワーク絡みの著作。他になにかないものかなぁ。。

私はこの手の研究はグラフ理論や物理の繰り込み群についても役に立つと思っている。特に繰り込み群はスケーリングに関して面白い報告がされているので真剣に取り組みたい。
ということで次の一冊。
くりこみ群の方法 江沢 洋 他著

私はベースが物性理論なので、こういう本を買うと実際のネットワークに応用したくなります。後は久しぶりに臨界現象の本でも買おうかな。グラフ理論については色々なものをちょくちょく見ている段階。

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2004.12.12

[P2P勉強会]第2回P2P勉強会プレ飲み会場所決定!

プレ飲み会の場所、日時がFIXしましたので、ご確認下さい。

開催日:
2004年1月23日(日)
場所:
うおや一丁 新宿三光町店
http://www.1cho.com/kupon/shinjuku-sankou.html
※新宿三光町店は地下手鉄新宿三丁目駅降りてすぐ(C8出口) です。 新宿駅から行く場合には、地下街をずっと三丁目方向へ行ったつきあたりにあります
時間:
19:00~21:00(飲み放題です)
予算:
4000円(学生さん等には割引をする予定です。)

⇒参加表明はお早めに。お名前(ふりがな)、所属、連絡先メールアドレスを書いてtnishita@yahoo.co.jpまで!
またはMixiの方は
http://mixi.jp/view_event.pl?id=278862
まで!

P2P界隈の著名人が大集合です!ご期待下さい。

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2004.12.11

[P2P]位置情報とP2P

GPS機能を持った機器といえば、カーナビと携帯電話が考えられる。カーナビはほぼ全部がGPSを有しているし、携帯電話もあと数年以内であればGPSをもつ機器が主流となるだろう。

そうなると、位置情報の流通というのが現実的なものとなっていく。つまり、

1)位置情報を知人に伝える
2)位置情報を所属組織に伝える
3)位置情報を渡して、それを使ったアプリケーションの結果をもらう

という事が想定される。

1)で言うと、例えばIMのステータスに自動的に自分の位置情報が入る。2)ではタクシー会社や運搬業者が既に行っているサービスである。3)であると、携帯電話の位置情報からその近くの飲食店をサーチする事が実現されている。

さて、このような位置情報の集約をクライアント=サーバ型で行うと2点気になる事が考えられる。
1)サーバに大きな負荷がかかることが予想される
2)位置情報をサーバ管理者が覗き込むことができ、個人情報を漏洩することが懸念される

1)は他のCSと同じなので説明を省く。ここで言いたいのは2)だ。
2)の対策として暗号化し、それを鍵を事前シェアしている人だけ閲覧できるということも可能だが、柔軟性に欠けそうである。

その意味において、個人情報を流出しないためには個人から個人(あるいはある程度のグループ間)に対して位置情報を共有するにはP2Pが望ましいのだ。

仕組みとしては次のようなことが考えられる。

1)各ノードはDHTに参加する。Node_ID(hash(name))に対して、自分のIPアドレスを周知。ここでNode_ID(hash(name))に対して位置情報を周知させない。あくまでもDHTの機能はLook upだけ。

2)ノードnameに対して位置情報を聞きたいときには、Node_ID(hash(name))からIP情報を聞いて、そこからノードnameに対して直接位置情報のリクエストを出す。ノードnameには承認リストがあり、そのリストに合致するノードだけ位置情報を電子署名つきで送信する。認証では電子証明書を使う。なお、Node_ID(hash(name))からIP情報を聞く時に対しても認証をかけることが望ましいだろう。

3)もらった情報について電子署名を確認する。

こうすれば、柔軟に位置情報の送信先をコントロールすることでき、位置情報の漏洩を最小限に留めることができる。
承認リストは時間や場所などによって自動的に送信を制御することができる。またそれだけでなく、リクエストした人の情報によって、位置情報の精度を可変させる事が望ましい。例えば、運送業など会社に深く位置情報が関わる場合、会社に対しては100mぐらいの誤差、知人に対しては区や市が判別できるぐらいの誤差など。

位置情報だけでなく、個人情報を制御するにはP2Pが向いているのかもしれない。

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[P2P]匿名性に求めるものとは?

最近調子が悪い。。今日も頭痛がひどくてバイオリンレッスンを休んでしまった。皆様の励ましメール&コメントお待ちしています(笑)皆様も忘年会シーズン突入という事で体調は大丈夫ですか?

さて、本題に戻って。

P2Pと匿名性について振り返ってみよう。P2Pでの匿名性の議論はFreenetが浮き彫りにし、そしてWinny、新月がそれを独特の形に進化したということになる。最近では匿名性云々の議論は薄れてきたように思える。これはWinnyの作者が逮捕されたことが強く影響しているだろう。
※注意:新月については現在も活発にコミュニティで議論がされている。

まず私は著作権法などのスペシャリストではないことをこの場で書いておく。今回は技術論ではないので、色々な人のコメントを求めたい。

人は何で匿名性を求めるのだろうか?これは今まできっちりと整理されてないのではないだろうか?少し考えてみた。

大きく分けるとこのような2つの事が考えられるのはないのだろうか?

1)自分の情報が必要以上に漏洩することを防ぎたい
2)自分が情報発信者(あるいは受信者)であることを特定されたくない

1)については例えばIMで通信している時に、会話以上にIPアドレスなどの情報によってその人の組織名とかがばれてしまうことを指す。つまり、通信では相手に自分が求めている以上の情報を渡してしまうのである。2chでよく組織名が晒される事もこれが該当するだろう。

2)については匿名でないネットワークでは、発言をすることによって実生活に支障を及ぼすことが考えられる。健全な発言権が行使できない。(特に政治情勢や会社組織が不安定、強権的な場合)その点で2)の仕組みは「ある程度」は必要と考えられる。広い意味では2)は1)を包含しているとも言える。

ただ、匿名性を強めると問題が起きる事も確かだ。それは

1)中傷などのコメントについてコントロールすることできない
2)違法なコンテンツについて、システムから排除することが難しい
3)非健全的なコミュニティの温床になる可能性がある

という事が挙げられるだろう。発信者が特定できないということにより、不法行為、あるいはそれに準じる行為が横行する事が考えられるのだ。

では、どうすればよいのか?それは匿名性と非匿名性のバランスを考える事が大切だと思う。
例えば2chでは一般的な発言については匿名性が保たれている。しかしながら、管理者が違法、あるいは違法に準じるコメントがあれば削除あるいは警察等に連絡をしている。これをP2Pの世界に持ち込むことはできないのだろうか?

そうなると、ユーザは全てが対等ではなく、管理者に近いスーパーユーザ的な立場の人が必要となる。このスーパーユーザ的な立場の人が、ある程度の権限を与えて情報を削除、あるいは発信者の特定ができるようなシステムが望ましいと思われる。またスーパーユーザは複数にその権限を与えて、お互いに牽制しあうことも必要であろう。

システム的にはどうすればこのようなシステムができるのだろうか?
例えばあるコメントについて削除するにはkey_Aが必要としよう。今、スーパーユーザが4人いるとする。このとき秘密分散法をつかって、key_Aをkey_1,key_2,key_3,key_4に分割し、これをスーパーユーザに渡す。スーパーユーザのうち3人がこれを削除したい思えば、秘密分散法からkey_Aを復元し、削除するという感じである。なお、ログについてもkye_Aで暗号化されるので、スーパーユーザが3人同意が取れれば発信者を特定できる。

今回良いたいことは匿名性の研究が不要であるということではない。むしろ電子投票や国家組織的な情報通信インフラを作るうえで匿名性の研究は必須であり、今後ますます力を入れるべきと考えている。しかし、もし匿名性を使ったソフトやシステムを民間でリリースするのであれば、匿名性のバランスを考慮した対策が必要であると言いたかったのである。

IPv6時代に突入するとEnd-to-Endの時代、すなわちP2Pが一般的となり通信情報は丸見え状態となる。匿名性のバランスが取れたシステムが必須となるだろう。


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2004.12.08

[P2P]P2PとSNSの融合~その1:ユーザ認証

MixiでP2PとSNSに対するディスカッションが盛り上がっている
P2PとSNSの融合はあり得るか
ここでは技術的な観点からどうすればSNSをP2Pで実現するか眺めてみよう。
いきなりSNS機能を全部実現するのはムリなので、少しずつ考察してみる。

SNSでは友達の友達までがプロフィールやBlogを見ることが出来たりする機能がある。そこで、ある人がその人の友達の友達であることを証明する必要がある。まずこれを実現してみよう。
認証といえばPKIかPGPなのだが、今回はPKIを取ってみよう。(ということは証明書発行、廃棄についてはサーバを使う事になる。)

今、A、B、Cがいるとする。このとき、AとB、BとCは友達関係だがAとCは直接友達の関係ではない。さて、AはCにどうやって、Bと知り合いであるのか証明してみよう。

AがBと友達関係であれば(Mixiでいうマイミク)AのプロフィールとそれをAの秘密鍵で電子署名したものについて、
Bの秘密鍵で電子署名すれば良い。これを「AのBによるプロフィール証明書」と呼ぶことにする。Aはこれを入手しておく。

CがAはBの友達であることを検証しよう。
Aは「AのBによるプロフィール証明書」をCに送る。ここでまずDHTの原理からHash(name_B)となるNode_IDにBの公開鍵が置いてあるので、それでBの署名を確認する。今度はHash(name_A)となるNode_IDにAの公開鍵が置いてあるので、それでAのプロフィールの正当性を証明する。これで検証は終わりだ。
ちなみにAとBの公開鍵はCAによって電子署名されている事に注意。N次の友達の輪の証明もこれをマネしてできないことはないが、面倒なことになるだろう。

もうすでにお分かりだと思うが、ある人がコミュニティに参加できるかどうかは電子証明書をDHTの参加しているノードに照らせばできる。つまり、ユーザの電子証明書におけるCAの署名を確認するのだ。もちろん、CAは随時不要・不正なユーザに対するCRLリストをDHTに格納するので、それを参照する必要もある。つまりある名前CのCRLはNode_ID(name_C)においてあるのだ。

もうひとつ。先ほど信頼の輪を多重電子署名で処理していたが、FOAFに電子署名を使っても同じようなことが実現できる。こちらの方がスマートだろう。
FOAFについては、下記のページがいいだろう。
メタデータによる知人ネットワークの表現
つまりA⇔B⇔Cという信頼関係があるとき、BはFOAFを作ってC、Aが友人であることを記述。それにBの秘密鍵で電子署名をする。このFOAFはBの公開鍵と共にNode_ID(name_B)に格納。CはBの公開鍵でFOAFの電子署名を検証後、AがBの友人であることがわかる。ただし、Bが勝手にAの友人と名乗る事が可能である事に注意!そのため、Aのリクエストがあってから、CはBのFOAFの検証しAがBの友人を確認するという手順を取ることになる。

認証サーバがあるとP2Pっぽくなくてヤダ!という人はPGPで上記の事が実現できるかどうか検討して欲しい。


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2004.12.07

[P2P]P2Pとレポート

最近仕事が多くて疲れているので、今日は軽めに。

今年になって、大学の授業でP2Pに対するレポートを出すところが多くなっているようだ。課題の回答をWikiやWEBで作成していることもあり、アクセスログから辿ってレポートの中身を見える事もしばしばである。

ところで最近はP2Pのレポートにも変化が出てきている。つい最近まではP2Pのレポートというと、クライアント=サーバモデルとP2Pモデルの違い、Pure-P2PとHybrid-P2Pの違い、ファイル共有の著作権問題という3点セットが基本だが、特に秋からはSkypeについても記述しているレポートが多い。Skypeは合法的なP2Pシステムとして大きく認知されている証拠だろう。P2P=悪として捉えられていた面が強かったのに、Skypeというソフトの出現は一般の人までP2Pのステレオタイプ的な一面を払拭するほどの影響力があるという事か。事実、私もP2Pの話を周りに最近しやすくなったという事はある。

レポートで分散ハッシュとかアドホックネットワークまで踏み込む人はさすがにいない様子である。そういうところをまとめると採点している教授の方がびっくりするかもね。

※P2P勉強会の講師陣がほぼFIXしました。勉強会の会場が押さえられ次第発表致します。現在の講師陣の状況を見たい人はMixiのP2Pコミュニティへどうぞ。

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2004.12.05

[資格].com Master★★★受けました。。

今日、.com Master ★★★を受けました。昨日まで旅行のため体調は不調ですが、受験料2万円(高すぎ!)がもったいないということで、取り合えず試験会場へ。

今回は仕事やプライベートで忙しいことがあって、事前勉強と言えば公式教科書を読んだぐらいでした。実質数日間しか勉強してないので受かるつもりは全くないけども、どんなレベルかなって感じることができればと。

さて、試験ですが2部構成になっています。前半はやや基本的な問題、後半は応用問題です。どちらもマークシートです。前半は公式教科書を読んだり、ある程度の実務があると何とかなりますが、後半はそうもいきません。
.com Master★★★を受けてわかったことは次のとおり。

1)公式教科書は隅々まで読む必要がある。細かいところをつつく問題も結構アリ。
2)知識がなくても、設問や選択肢を読めば答えに辿り着く場合がそれなりにある。あきらめてはいけない。
3)公式教科書だけの知識では合格は困難。実務経験がある方が圧倒的に有利。最新動向もWEBや雑誌でチェックしておこう。
4) 3)に関連して、ルーティングやTCP/IPのしっかりした本は何度も読み込む必要あり。特にBGP,IPv6,マルチキャスト関連は要注意!Cisco関連図書を見ると役に立つと思う。

★★と★★★とは結構なレベル差があります。甘く見るとえらい目に合います。
自分のレベルチェックで受けるには良いのではないでしょうか?色々な分野から出題されるのでどこが自分の強み、弱点かわかります。
とりあえず、どこかの出版社から公式以外の教科書と問題集を希望です。あと過去問も電子図書でなく、紙ベースで出して欲しい。。。

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