[クラシック]ビジュアルオルガンコンサート
金曜日に東京オペラシティで月に一回行われる無料のランチ・パイプオルガンオルガンコンサート「ビジュアルオルガンコンサート」に行ってきた。職場がオペラシティの近くになってから何度か足を運んでいるが、聴衆が回を重ねるごとに多くなってきた事とマナーが良くなってきたということで1クラシックファンにとっては本当に喜ばしい事だ。
このオルガンコンサートはマリー=クレール=アランなどの大御所も出ていてとても無料だとは思えないクウォリティーである。時間が合えば是非聴いて(見て)欲しい。
先ほど「見て」欲しいと書いたには訳がある。
実はこのオルガンコンサートは他のホールで行われる無料のオルガンコンサートとは少し方向性が違う。というのは、普段見る事ができないオルガンの鍵盤、ペダルをカメラで撮影し、それをホール全面のスクリーンにプロジェクターで投射するのだ。これによってオルガン奏者が実際どのような手や足の動きをするのかしっかり見る事ができる。
さて、ビジュアルコンサートでペダルや鍵盤、ストップ(音色を変えるボタンのようなもの)の切り替えなど見る事ができて、本当に面白いのだが、「ビジュアル」を全面に出したこの企画にぴったりな演奏があまりなかった。
しかし、今回のオルガニスト、長井浩美さんはやってくれました。
その曲名はボッシ作曲「交響的練習曲」。速いパッセージが手鍵盤からペダルまで縦横無尽に走り、特にペダルの速い動きはスクリーンで見ると本当に演奏凄さ&大変さがわかります。長井さんも、「ビジュアルコンサートのためにこの曲を選んだ」というぐらいなもので、実に素晴らしい選曲&演奏でした。
せっかくのビジュアルコンサートですから、一曲ぐらい目にも楽しい曲があると面白いですよね。
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