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2004年8月の19件の投稿

2004.08.30

[WEB]CNETに載りました!

先日CNETの森 祐治氏によるサーバ型放送のBlogにトラックバックをしたのだが、今回私のBlogが紹介されました。

トラックバックで振り返る3ヶ月(第2回)
是非お読み下さい。私のBlogの紹介がちょっとだけあります。

こういう紹介記事があると、トラックバックを行って自分のBlogの質を高めようと思いますよね。今後もこのような企画を続けて欲しいと考えています。

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2004.08.29

[日記]ICC+ブラスアンサンブル

今日は初台の東京オペラシティに出かけました。

まずは53Fの叙々園で焼肉ランチを堪能。1500円でこのボリュームはお徳。オペラシティ高層階において一番コストパフォーマンスが高いランチはやはりここだろう。ちなみに隣の人は牛丼を食べていた。叙々園で牛丼、一度食べてみたい。あと、情報として新国立劇場の中のレストランもお勧め。オペラシティから離れているので空いているし、美味しいです。

その後、久しぶりにICC(メディアアートの美術館)に行ったのだが、そういえばICCにはよく来るなぁということで、思わず年間パスポート(2000円)を買ってしまいました。
早速受付の付近でDJが体験ができるアートを発見。(ちなみにこのアートは入場料なしで見る事ができます。)5枚のターンテーブルがあって、ミキサーを使いながらDJ体験をするのだが(もちろん、まわりに音が響く)、これがなかなか難しい。自分がDJをした音をレコードに録音できるのが面白い。

展示会で面白いなぁと思ったのは、簡単に3Dの絵が書けるシステム。ある人が書いた2Dドラえもんの絵が3次元空間でくるくる回っているのは、みんな大爆笑だった。

次に、東京オペラシティの大ホールに移動。ここでは金管楽器+木管楽器を実際に体験できるコーナーがあった。私は中学、高校と吹奏楽部に入っていたのでいろいろな楽器を吹かせてもらった事があるのだが、オーボエはなかったので吹いてみた。なかなか吹くのが難しい。ちなみにビブラートのやり方を教わったのだがこれが大変。リードへ吹き付ける圧力を変えてビブラートをするのだが、なかなかうまくいかない。さすが一番習得するのが難しい楽器と言われるだけある。その後、高校時代に吹いていたホルンを持って記念写真。オーボエかホルンを持っている写真はそのうちMixiでアップする予定です。

体験時間の後はプロによるブラスアンサンブル。今まで見たこと無かったアイーダトランペット、ワグナーチューバなどが見られてとても興味深かった。もちろん、演奏会自体も楽しめた。
この企画は子供のためのものであるが、大人でも充分楽しめる内容であった。また来年も同様な企画があるとうれしい。

また、ホルンを吹きたくなってきたなぁ。

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2004.08.28

[P2P]P2P勉強会資料8/28分

P2P Todayの横田さんも勉強会資料を作っているようなので、私も急いで残りの部分について取り掛かりました。
とりあえず、最終章以外はできましたので、アップします。
パワーポイント資料のみですが、以下のところから閲覧できます。
P2P勉強会のページ(仮)
皆様のコメント、お待ちしております♪

既にパワポ資料が30枚を超えてしまった。さてどうするか。。。

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【情報システム】【医療】医療情報インフラの提案

先日のBlogでも書いたとおりだが、薬局での薬の情報の提供に非常に感心したので、もっと包括的な医療情報インフラを作るとどうなるのか考えてみた。

もちろん、個人情報保護法や医療制度などの課題により今回の提案が全て受け入れられるとは思えないが、みなさんの建設的な意見を基にブラッシュアップさせていきたい。

まず、どのような情報を流通させるか?それには以下のように分類できるだろう。

タイプ1:医者⇔医者間のみ流通させる情報(レントゲン写真、電子カルテなど)
タイプ2:医者⇔薬局間で流通させる情報(薬の指示についての情報、電子カルテの一部)
タイプ3:医者、薬局、利用者間で流通させる情報(薬の効用、薬の投与歴、今までの通院歴)
(タイプ4:会社等の健康保険センタ、保険会社が閲覧できる情報?薬の投与、医療点数?:適切に医療が行われているか監査するため)

もし、足りない情報等があればコメントを頂きたい。上記のように情報はランク付けされており、それらによって見られる情報は制限されている。

さて、これらの情報を勝手に見られると大変に困る。そこで以下のような対策をする。

対策1:情報の蓄積、サーバの設置等は公的な機関(またはそれに準ずるもの)で行う。

対策2:上記公的機関はPKIを兼ねても良いが、既存のGPKIを利用しても構わない。今回はこの公的機関がPKIのルートCAになることとしよう。公証局を兼ねていればベターだろう。

対策3:医療関係者、薬局関係者、利用者にはICカードを渡す。ただし、それぞれの役職において情報の利用権限等は異なる。

対策4:全ての情報流通にはICカードが必要である。例えば、医療スタッフが情報閲覧する際にもICカードが必要で、そのときにサーバにログが残る。例えば薬局の場合、通常利用では利用者の利用歴がない(あるいは利用者の個人カードを貸してもらえないと)個人情報を閲覧できないなどが考えられる。

対策5:サーバに蓄積されたログについては定期的にチェックをし、不必要な閲覧等や情報漏えいの可能性がないかチェックを行う。

対策6:PKIを利用する際、情報については改ざんできないように電子署名をする。例えば医療カルテなどに電子署名をする。

対策7:個人がICカードを利用する際にはPINを入力する必要がある。

対策8:情報にはランクを設け、適したスタッフが適したレベルの情報を見る事ができる。

こんな感じだろうか。医療スタッフ等の情報管理はICカードでなくても指紋認証などのバイオメトリックスで良いかもしれない。

このようなインフラを作れば、全ての病院、薬局は、今までの患者の投与歴や病歴等を考慮しながら数々の判断ができる。またそれだけでなく、患者は薬の効能や投与歴をWEBで見る事もできるし、なによりもICカードを他の病院の先生にもってくることによって、自分の電子カルテから他の医療機関からアドバイスを受ける事も出来る。
このようなアドバイスを受ける事をセカンドオピニオンと呼ぶ。)

風通しのよい情報流通は風通しのよい医療制度を整えるのに一役買うことだろう。病院と薬局、そして患者が求めていたシステムがここにはあるのかもしれない。

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2004.08.27

【資格】MCAプラットフォーム受かりました。

今日は夏休み最終日。新宿でMCAプラットフォーム(ネットワーク+OS関連のテスト)を受験してきた。
大体のベンダ資格と同じようにコンピューターで採点するシステムになって、結果は正答率95%ぐらいで無事合格。対策期間は一ヶ月だったので結果には満足している。昨日手術をしたので、どうなるものかと思ったが、特に影響はなかった。(午前中に通院する必要があったので、試験会場に遅れずに行けるかひやひやしていたが。)

ところで、なんでMCAを受けたかと言うと次の理由がある。(MCPを受けろ!という声が聞こえそうだが(笑))

・とりあえず、ざっくりと広範囲のWindows関連の技術を掴みたかったため。
・今後MCPを受けるための準備として基礎力をつけるため
・会社で資格を取らないとまずそうな雰囲気なため、実践力を付けながら、受かりそうな資格を選んだため。

はっきり言ってベンダ試験はそのベンダへの知識に偏るため避けてきた。そのため、情報処理資格や.com Master★★(冬には★★★を受ける予定)などを受けてきたのだが、Windowsサーバをシステム導入することも考えて、やはり主要なベンダ資格を受けようという気になった。

さて、MCAはMCPの前段階の資格と位置づけされているが、広範囲の分野において主要なポイントを抑えているため、結構お勧めな資格だと思っている。難易度も適度だし、自分の知らなかった知識も結構出題していて、スキルアップしたと思っている。一回対策本や問題集などを見ることをお勧めする。

MCAの試験範囲は4月に改訂して、次の4つの資格がある。

・MCAプラットーフォーム(OSやネットワーク関連の知識)
・MCAデーターベース
・MCAアプリケーション(.NETの知識)
・MCAセキュリティ

詳しくはここを参照して下さい。

この4種類を全てマスターすると、MCA Masterの称号が得られる。
今はセキュリティの勉強をしているので、今度はMCAセキュリティを受験しようと思う。

とりえあえず、Windowsの知識もちょっとは身に付けておくか、という人は是非受けてみればどうでしょう?意外と知らない知識があったり、最新動向がわかったりと期待した以上に面白いと思います。

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2004.08.26

【医療】薬局とその役割

夏休みと言う事で、時間があるうちと、以前から気になっていた肩のふくらみを手術で切除した。
医者の説明では、アテロームというものらしく、よくある症状らしい。一週間程度は消毒等のため、通院しないといけないが、とりあえずいつも気になっていた事が一つ解消されてよかったと思う。

ところで、その病院は薬局と分離されていた。処方箋自体はどの薬局に渡しても良いのだが、病院の隣に薬局があったので、そこで薬をもらう事にした。

さて、その薬局なのだが処方箋を渡して薬を渡して終わりかと思ったら違っていた。
まず、氏名、住所などを書かされ、今までの病症や現在飲んでいる薬について書かされた。病院のカルテのように薬をもらう度にその薬の情報を書き込まれるようになっているようだ。

更に驚いたのは、どのような薬を渡しているかカラーでプリントアウトしたものを渡される事だ。これはびっくりしたし非常に嬉しいサービスだ。

具体的には
・薬の名称
・薬の外観の写真(カラー!これだと特に老人が薬を間違わなくてイイ!!)
・薬をいつ、どのくらい服用するか
・薬の効能(これってやっぱり知りたいよね?)
・薬の注意事項

が書かれている。

今までだと、薬の効能について書かれている百科辞典みたいな本を見ながら、このような薬を渡されているのか、と納得していたが、このようなシステムだと病院側もきちんとした薬を渡さないといけないし、薬局側もお客様の疑問に薬の効能とお客様の症状を汲み取って説明できるからとても良いことだと思った。

今回のような薬の資料をもらうサービスは生まれて初めてだったが、今後全国的に広がっていけばうれしいと思う。少なくとも全然説明が無い薬局に処方箋を渡すよりは多少遠くても断然こちらの薬局に行った方が良いと思った。
(もしかして、このようなサービスって東京では普通でしょうか?東京に来て始めて外来薬局に行ったので。)

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2004.08.25

[P2P]P2P勉強会プレゼン資料8/24版

夏休みに入り、実家から帰ってきました。。
早速P2P勉強会の資料に少しずつ取り組んでいます。

とりあえず、プレゼン資料において、分散ハッシュの準備(第一章)については書き上げたので、興味のある方はご覧になって下さい。またコメント等ございましたら、tnishita@yahoo.co.jpまでご連絡をお願い致します。

資料は次の場所に置いています。
http://homepage3.nifty.com/toremoro/study/study.html
パワーポイント版とpdf版を置いています。

最終的には全ての方のプレゼンをこのページに置く予定です。

次は分散ハッシュの実装(CAN,Chord.Pastry,..)を書きます。これが一番きつそう。。

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2004.08.23

[旅行]京都の旅(猛烈編)

今日から夏休みなTomoです。これからP2P勉強会の資料を作らねば。。。

さて、週末(土、日)に研究所のメンバ(+元メンバ)と一緒に京都旅行に行きました。
京都のスペシャリストが2人いたせいでスムーズ(+猛烈)に旅は進みました。

とりあえず、どんな感じだったかを大きなイベントを中心に簡単に書いておきます。
(細かい立ち寄り場所なんかを書いていると大変なボリュームになるので省略)
もしかしたら多少順番違うかもしれません。

1日目(土)
3:50 起床 ⇒ 6:20東京発 ⇒ 8:40 京都着 ⇒東寺(弘法市) ⇒ 錦市場
⇒ 鍵善(葛きり)⇒ 上賀茂神社 ⇒ 光悦寺 ⇒ 源光庵 ⇒ 
常照寺(+ありがたいお話)⇒ 今宮神社 ⇒高桐院(大徳寺) ⇒ 
龍源院(大徳寺) ⇒ 玄武神社 ⇒ 下賀茂神社 ⇒鴨川で川床料理 ⇒ 
鴨川沿いを歩きながら祇園界隈散歩 ⇒ 祇園のBar ⇒ 天下一品本店 
⇒ ホテル (23:20頃) ⇒ 明日の打ち合わせ+冬のソナタ最終シーンを見る(笑) 
⇒ 1:20 就寝

2日目(日)

8:30ホテル発 ⇒ 朝食(有名なコーヒー屋さんらしい。) ⇒ 阪急嵐山駅 
⇒ 渡月橋 ⇒ 野宮神社 ⇒ 竹林散策 ⇒ トロッコ電車 ⇒ 保津川下り 
⇒ 電電宮 (電波電気の神様らしい。通信関連の会社が多く寄進) 
⇒昼食(そば)⇒大覚寺(突然の大雨、雨宿り) ⇒寺町+新京極を散歩
⇒みたらし団子が有名な店で一服 ⇒大雨の中、先斗町のおばんざい屋
さんで夕食(うますぎ!) ⇒ ショッピング ⇒ 京都駅(21時) ⇒ 自宅(1時頃)

1日目の日程は参加メンバの一人が京都に詳しい人に言ったら「ありえない行程」と言われたそうな。(笑)
それにしても時間のムダがない充実した京都旅行であった。機会があったら今度は紅葉の時期に行ってみたい。

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2004.08.20

[P2P]アドホックネットワークってどうなの?

最近携帯電話のパケット料金定額制や、PHSの音声通話の定額制などがでてきた。現在でも100Kbps程度第四世代になると数Mbpsの携帯が出てくるから、ホットスポットの優位性はだんだん崩れて行くかもしれない。

ところで、Naspterが現われた頃はアドホックネットワークがビジネスで成功するということが言われ大変注目を浴びた。ところが現在では技術的には関心があるけどもビジネス的には「???」の人が多いのではないだろうか。

アドホックネットワークで成功するビジネスモデルといわれたのが、定額制(あるいは無料)の広帯域通信である。しかし、これは携帯電話のパケット定額制によって魅力が薄れていると個人的には考えている。読者の皆様はこれに関し、どう思われているだろうか?

軍隊などではアドホックネットワークが以前注目されている。これはそもそもネットワークを形成するのが難しい環境でアドホックネットワークが有効だからである。その点では天災によって壊滅的な被害を受けた都市の復興における初期のインフラ整備にも有効であろう。しかしながらこれはかなりニッチな市場でビジネスとしても規模はそれほど多くないだろう。

私が「アドホックネットワーク」を普及するには、携帯電話にそれを具備させることが必要だと感じている。もちろん機械やセンサーにつけることも考えられるが、それはインフラを安くすることに注視し、それ以上の「面白さ」が感じられない。また、定額制通信となった今、アドホックネットワークに繋がったとしても携帯電話会社のARPUを大きく下げるわけでは無い。

では、携帯電話でアドホックネットワークができたらどうなるであろうか?個人的にはある距離的に近い集団に対して「情報」を一斉同報するのに使うべきだと思う。とりあえず自分が思いついたことを列挙する。

1)ビジネス関連の懇親会があったとする。普通は名札を見ながら挨拶し、会話をしながらその人の趣味や嗜好などを聞く。これは非常に大変な作業だ。
もし、自分の趣味や嗜好などの個人情報を入れておき、その場にいる人に一斉同報すれば、閲覧者はその情報を見ながら、その人とコンタクトを取る事ができるだろう。異なる集団への一斉同報ができないように、グループ用のID(VLANみたいなもの?)をつけておくのも面白いだろう。

2)駅に対してその付近の混雑状況などを一斉同報する。例えばホップ数を決めておけば駅付近にいる人まではその情報を得る事ができる。特定エリアの人に一斉同報するのに向いている。

3) 2)に関連してある店のクーポンや特売情報をその付近の人に知らせたい。その店から情報をプッシュさせる。あるいは、広告看板が電波を発して、自動的に広告情報が携帯に蓄積される。(ただし自分の嗜好外の情報は自動的に削除される。

4)スタジアム(例えばサッカー)の観客に対して、スタジアム側のサービスとして付加情報として選手の個人情報(過去の経歴、パス成功率まど)や観客からのメッセージを流す。あるいはホールにいる人だけプレミアムな画像・ゲーム・音楽コンテンツ・電子チケットなどを配信する。あるいは学校で特定クラスの人に宿題を配信するとか。

ざっとこんな感じだ。

携帯におけるアドホックネットワークの利用シーンについて書いてみた。アドホックネットワークについてユニークなビジネスシーンがあれば是非教えて欲しい。

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2004.08.18

[P2P]P2P勉強会資料案

P2P勉強会の資料についてそろそろ作成しないといけないので、目次案を作ってみました。
ただ、30分講演+10分質問タイムなので、全てを話すのは難しそうですね。
分散ハッシュ(DHT)について、こういうのを教えて欲しい!というのがありましたらご連絡をお願い致します。

講演タイトル「分散ハッシュの概要:基礎から応用まで(仮)」

0.自己紹介

1.分散ハッシュの原理 [5分]
1-1 今までのP2Pアプリの問題点と分散ハッシュで解決できること
1-2 ハッシュって何?
1-3 分散ハッシュの基本原理

2.分散ハッシュの実現例  [10分]
2-1 CAN
2-2 Chord
2-3 Pastry
2-4 その他の分散ハッシュ

3. 分散ハッシュの応用例 [10分]
3-1 ファイル共有
3-2 P2Pメール、IM
3-3 掲示板、Blog
3-4 マルチキャスト (時間が無い場合は省略)
3-5 P2Pプロキシ

4. 分散ハッシュのセキュリティ及びその他のトピック [5分](時間が無い場合は省略)
4-1 分散ハッシュでの認証
4-2 分散ハッシュでの匿名性 
4-3 分散ハッシュでのNAT越え通信
4-4 分散ハッシュとVoIP

5. 質問

こんな感じかな。4章全体と2章のPastryについてはHPにまだ書いていない内容です。
既に私のHPをご覧になっていて、この辺がよくわからない、もう少し詳しく教えて欲しいというのがあれば教えて下さい。

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2004.08.17

[物理]電子軌道秩序

このBlogを読んでいる人は、P2Pネタが多いということで、私が情報系出身だと思う人がいるが、実は大学・大学院ともに物理学専攻だった。私がやっていたのは理論物性物理学で磁性体に対する研究をしていた。

情報の世界に入ってもやっぱり物理の世界は気になるもので、新宿の紀伊国屋に行くと物理や数学のコーナーに足を運んでしまう。私のように、大学時代の専攻の本や雑誌を、未だにチェックしている人も少なくないのかもしれない。
(このごろは量子力学における位相や対称性に興味を持っていたりする。そんな時間があったら仕事に結びつく情報の資格勉強をした方がイイかもって?笑)

ところで、私の卒論、修論は遷移酸化物の軌道秩序状態であった。これは何を意味しているちょっと説明しよう。

例えば鉄は磁石になることができる。磁石になるということは、実は電子の「スピン」というもの(電子の自転だと考えてください。)が一定方向に向いている事を指しています。このようにスピンに秩序があると、いろいろと面白い現象が現われます。

ところで、どうしてスピンは秩序状態になるのだろうか?それは隣の原子に電子が移動する(これをホッピングと呼ぶ)とエネルギーが下がることや、電子間の反発力(クーロン反発力)によってエネルギーが上昇することが考えられる。一番スピン状態を簡単に表わすのが、イジングモデルやハイゼンベルグモデルと呼ぶものだ。

さて、鉄やマンガンなどに含まれるd電子軌道のように同じエネルギーの電子軌道が複数ある場合(これを縮退していると呼ぶ)、もっと面白い現象が起きる場合がある。それは、電子のスピンだけでなく、電子軌道も一定の秩序があることがわかったのだ。これを軌道秩序状態と呼び、理論的に解明した有名なモデルがKugel-Khomskiiモデルと呼ばれている。このモデルでは電子軌道があたかも新たな電子スピンのように振舞うので、電子軌道を「擬スピン」で表わすと呼ばれることもある。

大学4年のときにはKugel-Khomskiiモデルを古典的モンテカルロシュミレーションで相図を完成させた。相図とは、温度などのパラメーターによってどのように物質の状態が変わるかを示した物だ。例えば、1気圧で0度より上だと水で、それ以下だと氷になるというように。これは教授と研究生との共著の論文で発表した。

修士の時にはKugel-Khomsikiモデルで励起状態について研究していた。スピンだと「スピン波」と呼ばれる現象があって、スピンの向きが少しずつ傾いて全体的にエネルギーが小さくて励起することがわかっている。軌道秩序状態では、軌道が擬スピンで現われるため、擬スピンもスピン波のように、なんらかの励起状態が考えられるだろうということで計算を行った。(これを軌道波と呼ぶことがある。)最初は解析的に出来るかと思い、大きな行列の計算をいろいろしていたが、最終的には数値計算で求めた。軌道波はスピン波と違い、ほぼ孤立的な波であった。

さて、その時に時間がなくてできなかったのと、理解不足でできなかったのがKugel-Khomskiiモデルに量子効果を取り入れてシミュレーションしたらどうなるかということだった。これは量子モンテカルロ法を使えば可能だ。それ以来、量子モンテカルロ法の分かりやすい文献を探していたのだが、丁度良い本があったので早速購入した。

計算物理(3)数値磁性体物性入門

これは古典モンテカルロから量子モンテカルロまで幅広く記述して非常に素晴らしい。また磁性体物理に関するトピックもまとめてある。研究時代にこういう本があったら研究テーマが変わっていたかもしれない。。

たまにはプログラミングしたいので、HPでJavaを使ったイジングモデルなどの物理シミュレーションプログラムを載せるかもしれない。後はちょっと余裕ができたら、日曜物理学者ということで、きちんとKugel-Khomskiiモデルの量子モンテカルロ計算にチャレンジしてみたいと思う。

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2004.08.13

[P2P]掲示板のマルチポスト対策

私はフリーの掲示板を使っているのだが、風俗系のサイトのマルチポストにあって、非常に困っている。
掲示板機能として、IPによる書き込み禁止処理ができるのだが、どうも色々なプロキシを使っているようで、それをかいくぐって書き込みがある。本当にしつこいものだ。

もっともフリーの掲示板でもプロキシでの書き込みができないようにするものもある。
ZERO BBS
ただ、このようにプロキシ経由の書き込みを禁止してしまうと、団体からの書き込みが難しくなり、どうしようかと迷っている。

私の場合、良く書き込みが来る業者が一つしかないので、キーワードを指定して書き込みができないようなるとうれしい。例えば子供用の掲示板などでは、キーワードにひっかかる書き込みはできないようにしてある。
また、書き込む際にすぐに表示せず、管理人の審査が必要であれば、少しは改善できるかもしれない。

ところで、私が何を言いたいかというと、掲示板自体がメールソフトがスパムメールを分類するように、学習しながらマルチポストかどうか自動的に選別できたらうれしいと思っている。メールソフトはベイズ理論と言われる確率論を応用して、スパムかどうか識別するが、マルチポストの排除もこれが応用できるかもしれない。
グーグル、インテル、MSが注目するベイズ理論

あるいは、中央サーバみたいのがあって、各掲示板に書き込まれた内容をチェックし、マルチポストと思われる書き込みは自動的に削除する、、なんていうのがあると面白い。

ところで、Ringochのようにサーバレスな世界で掲示板のマルチポストの審査は可能だろうか?分散ハッシュ(DHT)を使えば実現は可能かもしれない。例えば、書き込み文のある部分についてハッシュ値を計算し、Node_A⇒Node_ID=hash(書き込み文)となるノードに書き込み情報を伝える。同じような書き込みが、ある時間帯で複数あれば、Node_Aはそれについて検知し、書き込みを排除することができる。これなら匿名性が強いPure-P2Pでもマルチポストを規制することができる。

こういうことを考えると、対抗策として書き込みをするごとに微妙に文章を変えながらマルチポストをするソフトが出てくるかもしれない。こうなるとやはりベイズ理論のような確率的な手法が有効かもしれない。各ノードの学習状態が、DHTなどを応用して全てのノードの学習状態にフィードバックできるようなものができると面白いのだが。。。。


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2004.08.12

[グルメ]オイスターバー

新宿のマイシティにオイスターバーがある。
ガンボ・アンド・オイスターバー新宿マイシティ店

牡蠣、特に生牡蠣が大好きで冬になると良く牡蠣を食べる。そのため、一度はオイスターバーに行きたいと思っていた。ここのお店も何度が前を通った事があるのだが、非常に混んでいたので入れずじまいだった。
一昨日はちょっと早い時間に店についたので、並ばずに入る事ができた。といってもお店の中はほぼ満員状態。

ちなみにマイシティの7、8階はレストラン街になっているのだが、改装されて、雰囲気がモダンな感じになっている。夜は混雑が必死だが、ランチは意外と空いているお店もあるので、お勧めである。

さて、ここの店のウリは一年中生牡蠣が食べれるところである。私が行った時にも、北海道産、宮城産、ニュージーランド産、シアトル?産の生牡蠣そして今が旬の新潟産の岩牡蠣が並んでいた。生牡蠣の旬でない季節でこれだけの種類が食べれるというのは意外であり、生牡蠣ファンとしてはとてもうれしかった。

白ワインを飲みながら、牡蠣の盛り合わせを頼む。牡蠣の盛り合わせは各産地の牡蠣を一種類ずつ入れてくれる。1ピースが400円から600円ぐらい。それにしても産地によって形・色・そしてなんといっても味がこんなに違うとは思わなかった。牡蠣が好きな人は一度足を運んでその味の違いを楽しんで欲しい。

最後に今が旬の岩牡蠣を頼む。さすが店のお勧めだけあって濃厚な味とコクが素晴らしく、口の中にゆっくりと残る味であった。

ちょっと贅沢な気分に浸りたい時には是非訪れて欲しい。

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2004.08.09

[P2P][放送と通信の融合]ビデオオンデマンド時代のP2Pの有り方

ご存知の方もいるとは思うが、あと10年もするとアナログ放送はなくなって、デジタル放送に全て切り替えられる。TVは常時ブロードバンド回線と接続され、双方向性サービスが生まれてくる。その双方向性サービスのキラーコンテンツと言われているのが、ビデオオンデマンド(VOD)だ。

VODになれば、好きなときに好きなコンテンツが見られる。見逃したTV番組という概念はもはやなくなる。しかしよく考えるとこれは大変なことだ。というのは配信側に大変大掛かりなVOD用コンテンツ配信サーバが必要となるからである。

VODで鮮明な画像でみるとすると、だいたいビットレートが4~6Mbpsぐらいいると言われる。これを数万人に対してオンデマンドで配信するのは非常にコストがかかることが考えられる。サーバだけでなくネットワークも大きな帯域を確保する必要がある。

そこで、考えられるのがコンテンツ配信をP2Pで行う事である。といっても今回提唱するのは「著作権が守られる」VOD型P2Pである。例えば、将来はビデオはHDDレコーダーに全て置き換えられるだろう。そこで、HDDレコーダーに蓄えられたコンテンツは第三者とP2Pでコンテンツ流通ができる。ただし、利用者からはコンテンツを閲覧した分だけお金を取ろうという考え方である。

システムの概要は次のとおり。(非常にざっくりベースであることをお断りしておきます。)

1)今ユーザAとBがいる。ユーザA、BはHDDレコーダーを持っていて放送コンテンツをHDDに貯めている。
今、ユーザAのコンテンツA(content_A)をユーザBが欲しいとしよう。

2)ユーザの課金等を行うにはPure-P2PよりもHybrid-P2Pの方が適している。そこで今回はNapsterのような中央サーバを立てる。ユーザA、Bは自分のコンテンツのメタデータを中央サーバに登録しておく。この時点で著作権者がP2Pでコンテンツ流通させたくない物については中央サーバにアップできないようにすることで、著作権者保護について一定の配慮がなされている。

3)ユーザBはある鍵key_BをSSLを使って中央サーバに送る。中央サーバはユーザAとSSL通信を行い、コンテンツAのリクエストと中央サーバが発行するコンテンツ鍵key_contentとkey_Bを送る。

4)ユーザAはコンテンツA(content_A)に対して Cripro_A=(content_A XOR key_content) XOR key_Bを計算し、ユーザBに送る。ユーザBはCripto_B=Cripto_A XOR key_B = Content_A XOR key_content を得る。このCripto_Bのハッシュ値hash_Bと識別子としてコンテンツIDをSSLで中央サーバに送る。

5)中央サーバはhash_Bとcontent_IDからユーザBが有しているコンテンツが正当であることを確認する。(中央サーバには事前にCripto_Bを生成し、hash_Bを格納しているデータベースがある。)これより中央サーバはkey_contentをBに送り、この時点で課金は終了する。

6)ユーザBは Cripto_B XOR key_contentを計算し、content_Aを得る。

今回HDDレコーダーは耐タンパー性があることを仮定した。また、次の有名な公式を使っている。
(A XOR B) XOR B=A

提案の方法自体は単純なので、実際にはより複雑にする必要があるのだが、概略は掴めて頂けると思う。

つまり、このようなHDDレコーダーでコンテンツ流通を行う際に気をつけることとして

1)P2Pの通信自体は暗号コンテンツ(あるいはP2P区間ではSSL等で暗号化してもよい。)が流通することにより、正当なプレイヤー以外には再生できない。
2)P2Pでもコンテンツが正当であるチェックはどうしても必要。今回の方法以外では電子署名などが挙げられる。
3)HDDレコーダーなどの再生プレイヤーの耐タンパー性は必要。

となる。

今回のシステムは「著作権を守ろうとすると」こういう方式になるという提案であった。P2Pの技術を使ってもきちっとした仕組み(特にハードを使って流通を制限する)であれば著作権は守れる。コンテンツ業界や家電メーカーは将来のコンテンツ事業においてP2Pにおけるコンテンツ流通も視野に入れて頂きたい。

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2004.08.08

[放送と通信の融合]サーバ蓄積型放送の現状

著作権やコンテンツに関心があることから「放送と通信の融合」についてはいろいろとウォッチをしてセミナーなどに参加しているのだが、最近サーバ蓄積型放送というのが注目されているのが面白い。現在、どのような状況であるか簡単にまとめてみる。

まず、サーバ蓄積型放送とは何か?ということであるが、一言で言うと、TV局の放送をユーザのある専用機器で蓄積しておいて、好きな時に見る事が出来るシステムである。そうなると、HDDレコーダーと何が違うの?と言う議論が出てくるが、それは後述しよう。

ちなみに、サーバ蓄積型放送について知りたい方はここも参考にして下さい。
サーバ型放送と合意形成

さて早速概要と課題点などを述べてみよう。

1)現在、TV放送ではHDDレコーダーによる視聴が増えている。この結果、視聴の形態が大幅に変化している。放送は(原則的に)CMで成り立っているので、この視聴の変化に伴い、(擬似的に)いつでもテレビを見る事ができるサーバ蓄積型放送は魅力的であるとTV局側も考えている。とは言え、地上波放送がサーバ型蓄積放送に食われて、地上波のCM産業が成り立たなくなるのではと、TV局の営業側では心配しているようだ。

2)ご存知かもしれないが、昔蓄積型放送として[ep]というのがあった。今回は同じ轍を踏まないように、視聴環境は専用機というよりも、基本的に全てのHDDレコーダーに、データ蓄積型放送の録画専用領域を設けることによって普及を図る狙いがある。

3)HDDレコーダーだとCMスキップができる。サーバ蓄積型放送でこれをやられると広告代理店はたまったものではない。そこでCMスキップができない機能にしたいと強く要求しているらしい。

4)(上記に関して)とはいえ、CMも著作物であり、ある一定期間経つと契約時の取り決めからBGMとかが使えなくなるらしい。ということで、ある一定期間が経つと(特定の)CMが強制的にスキップできるような機能があればいいな、と考えているようだ。

5)またCMの話題となるが、個人情報を専用機器に登録すると、その個人情報によってCMが変わる事ができるようにしたいと考えているようだ。例えば、子供だったらお菓子のCM,大人だったら車の広告のように。ただし、CMと番組のライセンス形態から、いろいろと課題はあるようだ。ちなみに個人情報をどのようにして判別するかということだが、例えば、携帯電話のリモコン機能を使って、リモコンを使うときに同時に個人情報を送信するのはどうでしょうか?(家電メーカー様等のコメントお待ちしております!)

6)(上記に関連するが)現在、地上波デジタル放送はB-CASと呼ばれる機器に対する著作権管理をしている。サーバ蓄積型放送になると「個人」での利用の差が明確になるため、新たな著作権管理システム(高機能CASと一般的に呼ばれる)が必要であろうということでTV局側は一致している。

7)サーバ蓄積型放送についてはメタデータというのを送信するのが最大のウリである。メタデータとは番組についての付加情報の総称である。例えば、野球放送を見ている時に、松井のホームランシーンだけを見る事も可能である。メタデータの配信については有料になるかもしれないし、もしかしたら通信路でおこなうかもしれない。通信路で行うとすれば、通信業者にも旨みがでてくる。

また、メタデータを個人で作ることも可能だ。例えば、音楽番組で「俺流ハイライトシーン」を友達に配送することもできる。とはいえ、何でもかんでもメタデータが流れるは放送局側も嫌がるので、メタデータを正式なルートできているか判別することをしたいようだ。(おそらく電子署名で検知すると思われる。)

8)VOD(ビデオ オン デマンド)についても行いたいと考えているようだ。そうなるとコンテンツ配信には通信路を使う事が基本的になるだろう。課金・決裁についても通信路を使う事になるだろう。

9)携帯電話についてもサーバ型蓄積放送をしたいようだ。とはいえ、携帯だと電波受信の面で不安があるので、自分の家にクレードルを置いて、それに接続すると、携帯にコンテンツが転送するようにしたいようだ。

ざっと概要を述べてみた。コンテンツをサーバに蓄積するということで、HDDレコーダーと差別戦略をしないといけないのだが、その差別化点としては大きく2つあることがわかる。

1:CMがスキップできないこと。CMが個人情報によってチェンジできること。これにより広告業界から強いサポートを得られる。
2:メタデータの配信によりハイライトシーンだけの閲覧など付加機能が加わること。

特にメタデータというのは放送に限らずWEBなどにも注目を浴びている分野なので、この辺りと上手く技術提携すると、ブレークするかもしれない。

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2004.08.05

[Blog]Blogで英文添削

私は現在、英会話のレッスンに通っている。今のスクールにして1年半ぐらい経ったが、やはり英語は使わないと上達しないものだなぁとつくづく思っている。流暢でないにせよ、日常会話や簡単なディスカッション程度なら英会話で話せるようになった。

ところで、英語を書くということは日常生活であまりない。以前だったら研究所勤務で海外学会へ英語論文で投稿するというのもありえたが、現在では全然ないのが実情だ。英語を読む機会は多いが、英語をwritingする機会が少ない人は多いだろう。

英語を書くことで上達方法として、こんな本が売れている。
英語を日記で書いてみる

確かに日記を英語でつけることは、いろいろな表現を使う事になり実践的だ。そうなると、Blogも英語で付ければいいのでは?という発想になる。他の人が見る事になり、手を抜けなくなる。それに自分の好きなことが書けるから続けるのも苦でないはずだ。

ところで、Blogをつけるだけでなく、これを誰かが採点や指導するとより英作文能力が上達できるのではないのだろうか?例えば英文を修正してくれるサービスは既にある。メールでの英文添削というサービスも既にある。そこで、Blogの英文の修正(というか指導)がリーズナブルな値段であればいいなぁと個人的には思っています。イメージとしてはBlogの文に赤字で修正点やコメントが書き加えられる感じ。そうすると、Blogを見る方も、なるほどこんな風に修正されるのか、と勉強になって継続的にBlogを見る方が増えるかもしれません。どなたか、このような事業されませんか?


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2004.08.04

[ゲーム]職場のレク

私は職場のあるグループのレク委員で、年に何回かレクを開催しないといけない。グループは数チームに分かれて、レク(というか競技)毎の成績によってポイントが加算され、年末に結果発表とそれに応じた景品を参加者に送る事になっている。

っで問題なのは、どんなレクをするかということだ。レクはチーム戦を行えるようなものでなければならないし、実施は平日の就業時間終了後に限られる。

最近好評だったのはダーツだ。ダーツの競技でも点数を加算していくカウントアップが一番手頃だ。私はこの前のゲームで450点を叩き出したが、初心者で500オーバーの人も何人もいてびっくりした。

他のレクだと昨年はボーイングなどを行った。ボーイングは点数が明確にでるし、そんなに点数にバラつきがでないので幹事としては、やりやすい。ただし、昨年既に行っているので今回は避けたい。

今年のオリンピックのメダル数を当てるということも考えたが、メンバーから体を動かしたレクをしたいということで却下。それでいろいろと考えた結果がこちら。

1)卓球
ダブルスでチーム総当たり戦を行う。ただし、経験者もいるので、選手をある点で交代させるなど、何らかの変則ルールにしようかと思う。11点制で2ゲーム先取したほうが勝ちとすることを検討中。

2)ビリヤード
9ボールで、一回キューを突く毎に参加メンバーを交代。

3)ゲームセンタ
音ゲーのスコアやレーシングゲーム、クレーンゲームで対決。ただ、このような団体が来てもいい所あるのかな?新宿近辺でお勧めの所ありましたら教えて下さい。ある程度のお金を払ってでもいいので貸切ができればGood!!エアーホッケーなども楽しそうだ。

4)パチンコ
機種を決めて出玉勝負。でもお金がかかるし、個人的にパチンコは嫌いなので避けたいなぁ。

5)カラオケ
カラオケの採点機能を使って勝負。ただ、カラオケ嫌いな人が結構いるのでこれも避けたい。

今のところ、卓球とビリヤードが有力候補です。体を動かすといってもバトミントンや水泳だと個人差がありすぎてゲームとして成立しないしなぁ。あまり激しいスポーツだと参加者が少なくなるのがネック。

平日の夜にみんなが簡単にできて、それも競技として成立するようなものがあったら教えてください。。。レクを考えるのも結構大変です。

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2004.08.03

[著作権]コンテンツ流通の課題点

P2Pの世界を考えてると、どうしてIPでコンテンツ流通がしにくいのか、と言う課題に辿りつく。色々なセミナーに参加したり、本を読んでみたので、著作権やコンテンツホルダーの法的、制度面の点からこれらをまとめてみる。なお、私は法律やコンテンツ業界などは素人なので皆様でフォローして頂くとありがたい。

1)IPでコンテンツを流す時には、公衆送信可権が発生する。これはだれもアクセスしてなくても、アクセスできる環境にあるだけで発生する物である。現在の制度ではこの権利を使うにはコンテンツの著作権者、著作隣接権者から許諾をとることが必要である。

2)たとえばメロディーを配信(例:MIDI)するのであれば、JASRACだけに許諾を得れば良い。しかし、CDを音楽データに変えて配信するとすれば、JASRACだけでなく、歌手のプロダクション、バックミュージックの演奏者、レコード会社の許可が必要である。つまり、CD毎に著作権・著作隣接権の窓口が変わり、それも複数あるために交渉することが非常にややこしく、コストもかかる。著作権・著作隣接権者の一人でも反対すれば配信はNGとなる。

3)そもそも、著作権・著作権隣接権を管理している団体がない場合がある。たとえば、音楽でみるとJASRACで良いのだが、たとえば放送コンテンツを流そうとすると、俳優一人一人にもう一度許諾を得る必要がある。これは非常に大変だ。そもそも放送局側が著作権者のデータベースを持ってない可能性があるし、契約時にきちっとした契約書を書かない場合も多いらしい。これが問題を複雑にしている。政府側でもこのことについては問題意識を持っていて、正式な契約方法についてのガイドライン作成を模索しているようだ。

4)放送の場合はCDなどの音楽の利用は著作権者の許諾なしに使用が可能である。通信の場合はNG。
(PeerCastのようなものでも。)もちろん、放送曲は著作権料を著作権者に払っている。放送と通信の垣根がほとんどなくなっている今、新しい制度が必要かもしれない。コンテンツ伝送においてIPでの通信を回避するために、光ファイバを使うのだが、実際に光ファイバを通っているのは放送「波」であるソリューションがある。放送波で伝送するのであれば、放送の枠組みとなり、著作権者側も問題にしてないようだ。(不正コピーも含めて)

5)業界側はパソコンを使ったコンテンツ配信は不正コピーの懸念があるため、非常に嫌がっている場合が多い。そのため、コンテンツ配信はSTBを使ってテレビに接続させるというシステムの場合、不正コピーの心配がなく著作権者側も納得するようだ。

6)まだ有料課金でコンテンツ配信が充分成功している例がない。ここは難しいところで、不正コピーなど懸念からキラーコンテンツを著作権者側が出してないし、コンテンツ数も多くない。また価格設定も高めだ。そうなるとユーザが来ない、となると配信側も力が入らないという悪循環になっていることが挙げられる。しかし、NHKのコンテンツを2次利用できる動きがでていることから、この辺は少しずつ改善されるのかもしれない。ただ、アニメについては交渉するプロダクションが明確なため、比較的配信しやすいようだ。

7)DRMの有効性については少しずつ認識されているし、コンテンツホルダーも興味を持っているようだ。

ざっとこんな感じである。
まずは質が良く。コンテンツをたくさん揃え、納得いく価格で提供する事。この3点が満たされなければ、コンテンツ配信は成功しない。成功すればコンテンツを通信で入手することは当たり前のことになるだろう。(ユーザは放送でコンテンツを入手するか、通信で入手するかはもはや問題にはならなくなる。)所謂コンテンツインフラの出現である。これビジネスモデルが成功しないとコンテンツホルダーにP2Pでのコンテンツ配信の有効性を理解されるのも難しいのかもしれない。

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2004.08.02

[日記]神奈川新聞花火大会

今日、横浜で神奈川新聞花火大会があった。横浜2大花火大会の一つで、混雑さもすごいことで有名だ。

あまり体調が優れないので、(といってもビタミン剤+栄養ドリンク2本を飲んでリカバリーしたが)なるべく混雑しないビューポイントをリサーチ。一番有名なポイントは臨港パークや新港パークが挙げられるが、激混み状態だということで、ちょっと離れていいところないかなと探すと、横浜のポートサイド公園がイイ!!と書いてある。会場の桜木町から一駅離れているし、横浜駅からすぐなのでここに行く事にした。

ポートサイド公園に行くのは今回が初めてで、シーバスの船着場からやや港よりにある通常は閑静な公園だ。3時頃につくと、確かに場所取りのシートである程度埋まっていたが、それでもまばらな感じだ。早速シートで場所取り開始。ところで、このポートサイド公園、ベンチが適当にあってなかなかいい雰囲気を醸し出している。特に夕方になると風も吹いてきて夏でも涼しいし、みなとみらい地区が一望できて、素敵な場所だと思う。横浜に来たら是非一度は行ってみたい隠れスポットである。

さすがに花火開始直前になると人もかなり混んできたが、それでも開港祭記念花火大会の山下公園付近と比べると全然マシである。

花火が始まると、予測していた場所よりもやや海側から花火が上がる。遮るものがほとんど無く、予想以上に満足したビューが楽しめた。特にこの花火大会で良いなと思ったのは、花火の大きさ。2尺玉を打ち上げるのだが、これが本当に大きい。久しぶりにストレス無く花火を楽しめた。

また来年もポートサイド公園で神奈川新聞花火大会を見てみたいものだ。

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