パイプオルガンの響き。
今日は三鷹のICU(国際基督教大学)内のチャペルで行われるパイプオルガンの演奏会に行ってきた。
その前に、先日行けなかった三鷹北口のビストロ「グラン・ソレーユ」でランチ。知人からボリュームがあって美味しい!と聞いていたので期待が高まる。ランチは2種類あって、Aランチをチョイス。魚料理がメインで、2種類のグリルがあって、ボリュームも満点。これで2,000円(確か。。)なのは驚く質の高さ。是非近くの方は行って欲しい。
その後、初めてICUに行ったのだが本当に緑あふれるキャンパスでびっくりした。母校の大学はビルばっかりなのでこういう芝生があり、森に囲まれるキャンパスは憧れるなぁ。入り口からチャペルにまっすぐ伸びる緑のトンネルは優し雰囲気を漂いながら且つ荘厳で、神秘的な空間であった。
さてチャペルの演奏会ではバッハ、メンデルスゾーン、メシアンの曲が演奏された。まず、パイプオルガンからダイレクトに客席に音が届くのには驚いた。大ホールによくパイプオルガンがあり、その演奏会にも行った事が何度もあるのだが、音がこもったり柔らかすぎてしまいあまり気に入らなかった。このチャペルでは音が適度にシャープに聞こえて心地良かった。このような素晴らしい音響なのは武蔵野文化会館の小ホールのオルガン以来だ。
メンデルスゾーンのソナタが演奏されたが、これはパリの教会で聞いたことがある。今回改めて聞くと随分変化に富んでいる曲だなと思った。後でCDを買いたくなった。
さて、一番楽しみにしていたのはメシアンの「聖霊降臨祭のミサ」。もちろん、現代音楽に興味があることもあったが、実は以前武蔵野国際パイプオルガンコンクール入賞者のコンサートでミサ曲の終曲「閉祭:聖霊の風」を聞いて、その曲調の激しさに驚いたことがあったのだ。
実際にメシアンの曲を聞いてみると、やはりというか高音での鳥の鳴き声のモチーフが使われていた。あまりメシアンは聞かないしそれほど好きではないのだが、終曲での全ストップでの荘厳な音響の中で激しい動きを奏でられるありさまは素晴らしく、感動した。もっとも後ろにいた老夫婦はメシアンなんか興味ない!という感じだったが。(笑)
面白かったのは相当の数の音色を複雑に組み合わせながら演奏していたところ。音色がこのように変化に富むのは久しぶりなので、貴重な体験だったと思う。
ここでちょっと良い情報。このチャペルのパイプオルガンを秋のある一日、一般の人が演奏できるそうです。私はパイプオルガンを一度しか弾いてないので、今度はこの機会を逃さずちゃんと練習してきちんと弾いてみたいと思います。
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