[P2P]ひとりごと。。
P2Pアプリで有名なArielさんのBlogから私のBlogについてのコメントを頂きました。tokurikiさん、ありがとうございます。
Ariel Blog
ここで、tokurikiさんは次のような事をコメントしている:
>エアワンの社内ルームでやっている議論をもっと発信していっても良いのかもしれないなぁと思ってしまいました。
特許やノウハウの絡みもあるので、全部は出せないと思いますが、有益な情報を資料化して頂くと大変助かります。このような事によりP2Pコミュニティも活性化すると思います。ちなみにGrooveは既に本が出版されているので、Airone関連の本を出版したらどうでしょうか?
特許絡みで思い出しました。最近Blogで書いている話題において私のアイデアをいろいろと書いていますが、これについては特許を申請していません。(HPに書いている技術は一部特許を申請しています。)現在、特許を書くだけのリソースがないことと、今の部署が特許に関して積極的でないこともありますが、アイデアを積極的に活用して頂きたいという狙いもあります。もっともアイデアをあまり精査していないので、自分のアイデアがかなりショボいネタだなというのも特許申請してない理由の一つですが。(笑)
Blogだと記事を書いた日付が載せられますから、防衛特許を書くよりは効率が良いのかもしれません。自分のアイデア等を主張するのもBlogの良いところですが、これらのアイデアが勝手に第三者によって特許申請されるのを防止するため、信用できる機関がそのブログについて電子書名、タイムスタンプする事ができれば面白いと思います。そのうち、著名人が書くブログ向けのそのようなサービスができたりして。
さて、だいぶ話がそれてしまいました。P2Pの情報共有についてだが、なかなか最近の技術動向をカバーしている雑誌や本がなくて非常に困っている。特にSTUNなどのファイアウォール越えの技術や分散ハッシュについては雑誌で積極的に特集してもいいのではないか、と個人的には思っている。最終的にはこれらの技術が本として売られるとうれしい。もちろん、WEBの情報でも良いのだが、やはりWEBだと載せられる情報ボリュームが少ないので、紙でのメディアが重要だと感じている。
AmazonでP2Pを検索して思うのだが、現在出版されている本はP2Pの萌芽期の技術については述べられいるが、それ以降のトピックについてはなかなか詳しく述べられていない。ただし、最近アドホックネットワークやグリッドに関する本が出てきた事は大変意義があることである。
どなたか、P2Pの技術面についてつっこんだ本あるいは雑誌の特集を書きませんか?そうすればもっとP2Pコミュニティは発展すると思うのですが。。。Janogみたいに誰かがスポンサーになってP2Pのカンファレンスを開き、後で資料をWEBで配布するというのも良いアイデアだと思います。P2P Todayの横田さん、どこかの雑誌でP2Pネタを連載してみませんか?
| 固定リンク
「P2P」カテゴリの記事
- WebRTCを実現するためにSTUNだけでなくTURNも必要な理由(2015.01.08)
- [P2P]P2Pストリーミングのサーベイ文書について(2014.11.09)
- Winnyの開発者、金子 勇氏の急逝を悼んで(2013.07.07)
- 「分散ハッシュシステムでのNAT超えの考察」に対する質問について(2012.12.16)
- [P2P]Websocketでブラウザ間P2P通信は実現できるか?(その2)(2011.11.20)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
|_°) じぃー……
|д°) ヲレも「部外者」として参加してぇぇ
#なんてな!
投稿: nora | 2004.04.19 23:54
こんにちは、tokurikiです。
コメントありがとうございます。
ちょっと公開情報の充実化については開発メンバーもがんばってますので、もっと支援するようにします。
おっしゃるように特許がらみが難しいんですよね。
個人的にはP2Pの分野は特許よりもノウハウの方が重要な気がしていますが。
P2Pがなかなかメディアでも取り上げづらくなっているのは二つ問題があるようです。
一つは不正ファイル交換ソフトのイメージが強すぎる点。ただ、この点はメディアの方々の中では比較的整理がついているようです。
もう一つはP2Pの定義があいまいで人によってイメージがぜんぜん違う点にあるようです。まぁ、そもそもC/Sを議論しましょうといって幅広い議論になってしまうのと同じような話ですからね・・・
ただ、そのあたりを横田さんやtomoさんのようなニュートラルな方が交通整理をされて、国内にもどれだけP2Pをウォッチしている人がいるのかというのが浮きあがってくると面白いかもしれませんね。
(私もjapan.internet.comのコラムなんかでもっと分野を定義したいと思っていたのですが、まだまだ一般の人向けの啓蒙レベルを抑えるので精一杯です(汗))
横田さんご提案の小規模カンファレンスは私も賛成です。
一昔前にセキュアP2Pセミナーとか大規模なカンファレンスがありましたが、人が多すぎるとかえって交流という意味では効果が薄い気もしました。
投稿: tokuriki | 2004.04.19 23:22
どうも、横田です。
>P2P Todayの横田さん、どこかの雑誌でP2Pネタを連載してみませんか?
今は基本的に時間があるのでP2Pネタやりたいですね。個人的には、P2P関連で活躍されている方のインタビューとかもやりたいですね。ウチの地元でP2Pコミニティをやろうとしている方とか、NTTでJxtaをやっている人とか、産総研のグリッド関連でJxtaな人とか、日立でP2Pやっている方とか、センサネットワークをやっているあの方とか、同じ名字の人とか、P2P掲示板関連(だけではないが)の26な人達とその周辺の方々とか、ビジネスP2Pでグループウェアな人達とか、etc,etc
問題は私なんかに書かしてくれる雑誌があるのか疑問な所ですが(笑)
>Janogみたいに誰かがスポンサーになってP2Pのカンファレンスを開>き、後で資料をWEBで配布するというのも良いアイデアだと思います。
こういうカンファレンス。やりたいですよね… 日本だと大きなカンファレンスだと1回~2回しかやってないですしね…。ただ、個人的には大掛かりなカンファレンスでなくても、50人ぐらいP2P関連で活躍される方を含めて、非公開でちよっとした発表会をやるのも面白いかと思います。以前、社会情報関連でこのような会があったのですが、非常に面白く良い経験になったので…
長文 失礼しました。
PS:「のだめ~」の影響でラフマニノフのCDを購入しました(笑)
投稿: 横田 | 2004.04.18 21:37