[P2P]分散ハッシュと2分木
分散ハッシュとしては、円状のChordやN次元トーラスのCANが有名である。だが、最近では2分木を使った方法もある。これがP-GridとKademliaである。
私も文献を読んでいる途中なのだが、関係資料を紹介する。
P-Grid
公式HP
http://www.p-grid.org/Papers/IC2002.pdf
http://lsirpeople.epfl.ch/hauswirth/talks/P-Grid-Sbg.pdf
http://seminars.home.cern.ch/seminars/2002/2002-OtherFormats/t-20020731.pdf
Kademlia
http://ntrg.cs.tcd.ie/undergrad/4ba2.02-03/p9.html
http://www.sics.se/~sameh/research/P2P/Kademlia/Kademlia%20Presentation/kpres.pdf
Kademila用語
面白いのはP-GridをGnutellaに応用する試みがされている事である。
Gridella
ところで、Kademliaで検索すると欧州や韓国で有名なファイル共有アプリeDonkeyの改良版eMuleにヒットするので、両者は関係があるのかもしれない。(たまたま一致?どなたかご存知の方、いらっしゃるでしょうか?)
いずれにせよ、スケーラビリティを考えるとファイル共有など多数のノードが存在するサービスには分散ハッシュを使う事は重要になりそうだ。
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コメント
eMuleとKademliaの関係ですが,
新バージョンのeMuleでKademliaを使った検索がサポートされたからだと思われます.
投稿: kademlia | 2004.04.07 11:40