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2004.02.28

ウィキペディア

今日、ニュース等で話題になっているウィキペディアを見てみた。ウィキペディアは一言でいうと、みんなで作っていく百科事典だ。全てのユーザが著作者であり、編纂者でもある。これは面白いアイデアだ。

例えば、現代音楽とP2Pに私のHPは特化させているのだが、本音を言うとどちらも作るのは結構きつい。

現代音楽の場合は歴史はともかく作曲家や曲を紹介するのに膨大な時間と出費を伴う。まず、CDを買ってその曲を聴いてみる。現代音楽のCDはなかなか集める事が難しいために、これは大変な作業だ。また公平性を考慮するため、文献(英文も含む)を読む。そのような努力をしても自分の得意でない作曲家のページを充実させる事が進まなかったり、また誤字脱字が発生するわけである。

P2Pのページを書くのも一苦労である。自分の得意なセキュリティやビジネスモデルの調査であれば良いのだが、今後書こうと予定しているルーティングや検索の場合は1から論文等を読む必要がある。またこれらの文献は大抵初心者向けではない。P2Pのような広範囲な分野をある程度の深さで追求するのは一人では不可能に近いし、専門分野でない場合、誤解を与える文章を書く可能性がある。

このような例からも分かるように複数の人物がお互いが特化している分野を協調して著作物を作るのは非常に有効なわけである。ただし、不特定多数の人が著作物を作るときに問題になる点もあるだろう。例えば、その人の主観に偏り過ぎないかということである。自分のページであればいいのだが、百科事典となると、文章は公平でないといけない。そのため、文章については定期的に数人のエディタ(これも不特定多数となるのだが)のチェックを受ける制度を設ける必要がある。といっても複数の人による著作物は今までのメディアより潜在的な可能性を持ち、独特なコミュニティを作るだろう。私もWikiを使って、このようなページを作りたくなってきた。

さて、話は全然変わるのだが、P2Pの議論(技術的な分野が特に)が最近盛り上がりに欠けているような気がする。確かにファイル共有の影響によって、著作権の問題やコンテンツ流通に対する関心は高まっている。しかし、ルーティングやセキュリティの研究についてはもっとオープンにすべきだし、できれば多くの人と交流し、議論する必要があると感じている。このような活動はP2Pがファイル共有だけでないことを印象付け、もっと面白いP2Pのアイデアが生まれる可能性がある。JnutellaのページやMLの活動は停滞しているだけに、だれかこのような交流会を企画してくれる人がいればいいと思う。そんなことを書くと、「言った本人がやれ!」と言われるかもしれないが。(笑)そんな企画があれば私も積極的に協力したいなぁ。さっき言ったようにWikiを使って初心者から専門者向けまで幅広いP2Pの情報共有をするのも良い手なのかもしれない。そうすればP2Pの新たなコミュニティが生まれるはずだ。

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