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2004.02.29

P2Pマーケットプレイス

タイトルの話は少し置いといて、私がBlogを始めるきっかけは彼の偉大な日記の影響なくしては語れない...
ねごとと、たわごとと、もうそうと
もう、毎日日記を見るのが楽しみでしょうがない。
特に彼が忘年会でメイド姿になるところは必見です!

毎日、こういうプライベートを明かしてそれも面白く脚色するなんて大変だなと思う。自分はそういうことができないからどうしても文章が硬くなってしまう。そういう意味で彼には今後も頑張ってもらいたい。彼の上司が日記を見ているようだが、それにもひるまず続けて欲しい。知人の中では彼は英雄です。(笑)

さて、本題に移ります。Gnutellaがブレークした頃、確かIntelの偉い人がビックサイトに来てP2Pの講演を行った。その時にP2Pのオークションサイトやマーケットプレイスがブレイクするだろうという内容だったが、果たしどうなのだろうか?まずはP2Pマーケットプレイスについて考えてみる。(P2Pマーケットプレイスってどうなの?とメールが来た事があるので、それも踏まえて書いてみました。)

マーケットプレイスというとB2Bにおいてインターネットで調達等を行う技術で、一般的に

・取引所型(n対n取引)
・調達型(n対1取引)
・販売型(1対n取引)

に分かれる。(参考)eマーケットプレイスはダメなのか)P2Pで取引を行う場合、その形態上から取引所方が一番向いている考えられる。

さて、昔マーケットプレイスというとそれぞれ専用線を引いて構築したものである。またメッセージ内容も標準化されおらず、専用オペレーター等がいたときもあったらしい。今ではどうなっているかというと、インターネットVPNによって回線コストは抑え、XMLを使ってメッセージは標準化しようと考えている。このようにeマーケットプレイスにも進化が見られる。実際P2Pのマーケットプレイスは現実となっており、そのための基準も作られている。

さて、マーケットプレイスに参加することは一般的にオープンではなく、審査が必要である。例えば取引実績があるか、経営は安定しているかなどである。マーケットプレイスにおいてはこのような会社に対する審査を定期的に行っている。例えば、帝国データバンクでは与信情報を電子証明書に含めるサービスをしている。この取り組みはユニークだし、誰もノウハウがない与信情報を電子データで企業に与えるというのは上手い戦略だ。

ではこのようなことを踏まえて、P2Pによるマーケットプレイスを考えてみよう。

現在、eマーケットプレイスはインターネットVPNで取引先と接続している。(もちろん専用線のところもあるが..)これがP2Pになるとなにがうれしいだろうか?例えば、取引先⇔サーバ⇔取引先というNWモデルであれば、P2Pになると、取引先⇔取引先となり、中央サーバの負担が減り、サーバを所有している回線費用も削減される。例えば中央サーバを構築し、これはNapsterと同じようになり、相手先の接続先や与信情報、主要な取引項目や値段が載っている。取引先はそれを見て、相手と接続することになる。中央サーバはメタデータを管理しているだけであるから、中央サーバと回線にはコスト負担があまりかからない。また、サーバを経由して取引をしていないので、取引情報が相手以外に漏れることはない。(※取引先⇔取引先というモデルを専用線で行うと苦しい。やはりこのモデルはインターネットVPNが必要と考えられる。)

ここでP2Pで取引をすると問題があることを説明する。今プレイヤーA、Bがいるとしよう。AさんがBさんから100万円のステンレスを発注したとする。ところが、後になってAさんが「いやいや、俺はそんなの発注してないぞ!」ということになるケースがあるかもしれない。これはいわゆる「否認」というものである。それ以外にも「なりすまし」の危険性もある。これについてはPKIを使って解決するのが望ましいだろう。また、それだけでは事態が収まらない可能性があるので、これらの取引情報は一旦中央データで管理し、タイムスタンプを押す事も考えられる。そうすれば、お互いもめたとにでも中央データがその内容の正当性を保証することができる。

もう一つが与信である。経営が安定してないところから調達をかけても不安が残る。そこでまず中央サーバに現在取引ができる企業のリストを挙げ、与信情報を保障するモデルと、電子証明書の与信情報からそれを判断するという2パターンが挙げられる。もし後者であれば、マーケットプレイスの審査自体は行わず、都合の良い時にマーケットプレイスに企業が参加できるという面白いビジネスモデルができるかもしれない。

マーケットプレイスでP2Pのメリットが一番生かされる分野は何か?それは映画や音楽などのコンテンツ流通、データを取引するものである。取引自体はP2Pで行い、またコンテンツ流通についてもP2Pで行う事である。これであれば、大容量コンテンツをスムーズに流せ、サーバを介する事はむしろ避けた方が良い。また、コンテンツは各会社の思惑や著作権が複雑に絡むので、価格だけでない物が取引に含む可能性があり、またそれは他の会社に漏らすとマズイ。そこでP2Pのメリットが活かされるわけである。私がP2Pの課金系コンテンツ流通を考えた時に、このモデルを想定して考えていた。

本当にピュアなP2Pマーケットプレイスを考えた事も一時期あった。これは興味深いモデルであるが、現実的にはお金を扱っているのだから、ビジネス的にはかなり厳しいものになるだろう。先ほどの与信などを考えるとどうしてもサーバがプレイヤーに含めないといけない状況になる。でもMojoのような仮想的なお金を使えば興味深い世界が広がってくるかもしれない。

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